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註、史記索隠
註1.
【索隱述贊】曹沫盟柯,返魯侵地。專諸進炙,定吳篡位。彰弟哭市,報主塗廁。刎頸申冤,操袖行事。暴秦奪魄,懦夫增氣。
(訳)
(唐の司馬貞の)「史記索隠」が
司馬遷の論賛について述べるに、
曹沫は柯に於ける盟約の場で
魯の侵略された領地を奪い返した。
専諸は焼き魚を進上して
呉の王位を奪い(闔閭をその地位に)就けた。
彰弟(豫讓?)は市にて哭泣し
主の仇を報じんと左官になった。
(聶政は?)刎頚の友の冤罪を申し立て
袖を操りて事を行った。
暴秦を動揺させたのは
臆病者と見なされた者(荊軻)が
振り絞った勇気であった。
(註釈)
史記の代表的な註釈の一つが
この史記索隠だそうです。
刺客列伝のところだけ
ざっと読んでみましたが、
三国志の裴松之の註釈のように
逸文を補うというよりは、
豆知識集って感じでした。
曹沫が左伝だと
曹劌になってることとか、
(音が近いんだそうです)
各名詞の、音の反切についてだとか。
唐代に書かれたので、おそらく
唐の代宗「李豫」の避諱で
「豫讓」でなく「彰弟」と書かれている?
聶政も名前が出ないので
たぶん誰か偉い人の諱を
犯してるのだと思われます。
懦夫增氣を
「臆病者が振り絞った勇気」と訳しましたが
ちょっとニュアンス違うかも……
ちくま訳には載ってませんでした。
これにて刺客列伝を終わります。




