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血まみれの札束  作者: whiskey
3/8

疑い


「誰がとったのよ!」

 エーデルが叫ぶ。


「エーデル。落ち着け。まだ、誰かがとったって決まったわけじゃない。」

 ウォーズは、エーデルをなだめる。


「だって、この4人以外に、盗めるやつなんているわけないじゃない! この中の、誰かが盗んだにきまってるわ!」

 エーデルは顔を赤くして息を切らしている。


「俺も、そう思う。この中の誰かが、お金を持ってったんだ!」

 イージスは怪しむように、他の3人を見る。


「おい。仲間割れはやめろって。俺たちは仲間だろ。仲間を疑うんじゃねえよ。」

 ウォーズはこの状況でも冷静だった。


「お金は、たしかにここにあった。だが、今は、なくなっている。金庫のカギは、この4人しか、在り処を知らない。」

 アルグレートは、金庫の周囲に何か手掛かりがないか、探しながら言った。


「やっぱり、それは、この中の誰かがとったってことよ! それ以外、考えられないもの!」

 エーデルは他の3人を睨む。


「わかった。じゃあこの中の誰かが盗んだと仮定して、調べることにする。」

 アルグレートは言った。


「調べるって、何をだ?」

 ウォーズが聞く。


「このアジトにあるすべての部屋だ。個人の部屋も含めてな。」

 アルグレートが答える。


 アジトには、個人の部屋があった。一人に一つ。その他、共同部屋も3つほどある。

 現在アルグレート達がいる部屋と、地下室と、倉庫。


「どこから調べる?」とイージスが尋ねる。


「まずは、この部屋からだな。だが、お互いに、目の届く位置にいること。この部屋を四つに区切って、それぞれ調べよう。俺は、こっちのほうを調べる。」

 アルグレートが言う。


「じゃあ私は、あっちの方を調べるわ。」

 エーデルは移動する。


 ウォーズとイージスも、探す場所を決め、4人とも探索し始める。


 5分ほど経ったが、誰一人として、何かを見つけるものはいなかった。


「ここにはないな。次、探すぞ。」

 アルグレートは部屋を移動する。他の者もそれについていく。


 倉庫部屋も、地下室も、同じように調べたが、特別変わった様子はなかった。


「じゃあ、個人の部屋を調べるしかねえな。」

 アルグレートは言う。


「いやよ! なんで私の部屋を調べられなきゃいけないのよ! 私は、とってないわ!」

 エーデルは怒る。


「でも、他の部屋に何もなかったんだから、しょうがないよ。」

 イージスが言う。


「じゃあ、まずは、私以外の部屋から見てよね!」

 

「わかった。じゃあまず、俺の部屋からにしよう。次にイージス、その次にウォーズ、最後にエーデルだ。それでいいだろ?」

 アルグレートは皆に確認する。皆は頷く。


 アルグレートは、自分の部屋の前に行き、鍵を開け、扉を開く。

 4人は中に入った。


 


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