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09

「なんだと!?規模は?場所は?」


「見張りの報告によると数は100を超えるとのことです!現在正門前にて交戦中。既に一部のゴブリンは侵入しつつあり!」


「急いで村に警報を!住民達を村長宅に籠らせろ!非番の奴らを叩き起こせ!それとハンター達は?」


「村には別の者が廻っています。ハンター殿は1名重症、現在治療しております。他の者も傷を受けましたが応急処置を施して交戦中です」


「ハンターが弱すぎる!要請した質より低い。村長め。金をケチって低ランクの連中を雇用したな。·····今行く。急いで防衛を固めろ。それと領都に誰か伝令を出せ」


「はっ!」


兵士は敬礼すると家を出て行く。


「聞いての通りだ。急いで村長宅へ向かってくれ。ここはもう危険だ」


茫然していると「ほら急げ!」と腕を引っ張られながら外に出される。


「いいか、よく聞け。避難したら窓と扉前に物を置いて壁を作れ。外からの侵入を防ぐんだ。何人か兵士を残す。彼らの指示を聞いて応援が来るまで耐え抜くんだ、いいな?」


「えっ?じゃあ隊長さん達は…」


「大丈夫だ。心配無い。ゴブリンなんぞ一捻りだ」


いや、大分ヤバイから避難させるんでしょ。しかもバリケード作って耐えろとか、突破される気満々ですやん。


「いや、防備が1番固い正門が本格的に突破されたら後はどれだけ抵抗しようが蹂躙されるだけだ。ここは戦闘に耐えれる者は総動員して正門の守りに加えるべきだ」


「「村長!?」」


なんとまだ村長が彷徨いていた。こんな騒ぎなのに1人で何してんだコイツ。


「しかし既に門は突破されつつあり、陥落は時間の問題です!」


「それがどうした?ゴブリンなんぞ一捻りなんだろ?」


「それは…」


「もういい。村長として正式に命ずる。直ちに戦闘可能な兵士、村人を連れ正門の守りに徹するように。尚、リベッタ···と言ったか?お前も戦闘に加わり脱出時間を稼げ」


「え?自分も?」


「当たり前だろう!誰が貴様を匿ってやった?儂が助けてやらなければ貴様は野垂れ死んでいたのだぞ。恩を返すんだ」


いや別に誰かに追われてる訳ではないし、恩を返すんだったら滞在を許可してくれて、泊めてくれた隊長さんでしょ。


「いやそれなら…」


「もういい。行くぞ」


言い返そうとしたれ隊長さんに遮られた。

そして少し強引に村の武器庫に引っ張られた。


「すまない。こんなことになってしまって。可能な限りお前を守る。後方に居ろ。少しでもゴブリンが近づいたら逃げるんだ。俺らがやられ始めたら、避難した村民を連れてこの村を脱出するんだ」


武器庫で装備を整えつつ、謝罪してきた。


「いや別に構わないけど···隊長さんの方こそ大丈夫なの?」


「なにがだ?」


「·····家族···居るんでしょ?」


「···あぁ」


「いいの?」


「···これが兵士の仕事だ。上の命令は絶対。死ねと言われたら死ななければならない」


「·····」


「たとえ無駄死にだろうと、兵士の務めを果たさなければならない。覚悟は決めている。俺も…妻も」


「·····」


「お前は生きてくれよ。ほら最低限の装備を整ろ。剣と盾と…」


···しょうがないなぁ。


「いや、装備ならある」


「なに?」


手をかざし、ある物を出現させる。


「そうか、魔法が使えたな。で、それはなんだ?杖か?」


「いや杖ではないね。これは武器だ」


「武器?何処にも刃がついてないし、どうやって使うんだ?」


「これはね···《銃》っていうんだ」




次回は戦闘がある(主人公が戦うとは言っていない)

という訳でようやく次回参戦します。

戦闘前の悲壮感が出せなかったけど、しょうがないね。

次回も是非ご覧下さい


誤字脱字が多いので指摘願います

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