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【Web版】異世界行ったら長野の神になりました  作者: 茨木野
第3章

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248/255

248.始動キー



 リビングのソファで、ゴロゴロと寝転がっていたフェリが、むくりと顔を上げた。

 俺の相棒、フェンリルのフェリが、どうやら魔法を暴発させない方法を知ってるらしい。


「お前、そういうの知らないかと思っていた……」


『我を何だと思ってるのだ……?』


 フェリが心外だと言わんばかりに、マズルをヒクつかせる。


「ただの食客かと」


『ふふ、まあな』


 否定しないのかよ。

 なぜか誇らしげに、ふさふさの胸毛を張っている。


『いつも、主に与えてもらってばかりでは、よくない。いずれ手に負えなくなって、捨てられ、保健所のお世話になるなんて嫌だからのぅ』


 どこでそういう知識身につけてくるんスカね……保健所とか……。

 ああ、つけっぱなしのテレビのニュースか。

 フェリはテレビ好きだもんな。

 暇さえあれば、ソファを占領してテレビを見てるし。


 まあそれは今はどうでもよくって。

 俺はテーブル越しに身を乗り出した。


「ぜひやり方を教えてくれ」


『うむ』


 フェリはお座りの姿勢になり、ピンと耳を立てる。


『【始動キー】を決めておくのじゃ』


「始動キー?」


『うむ。キーワードだな。このキーワードを言うことで、精霊達に【キーワードの後の発言を、魔法として発動させろ】と命令するのだ』


 うーん?

 俺が首をひねると、フェリは前足でトントンとテーブルを叩いて説明を続ける。


「どういうこと?」


『今の主は、自分の発言を、精霊達によって勝手に、『精霊への命令』だと解釈されているのじゃ』


「そうだな」


 別に殺したくないのに、相手を殺しちゃったり、蘇生させたりしてる。

 現状、火が欲しいと思うと精霊がそれを聞きつけ、精霊達に俺が『火が欲しい』と命令した=魔法として発動してくれ、と勘違いしてしまうのだ。


 その状態だといつか火事になって、大事になりかねない。

 そこで始動キーで、しっかりこれが命令ではないと、精霊達にわからせるべきといいたいらしい。


『精霊らに、始動キーを渡しておく。そして、自分がその始動キーを言った時だけ、魔法を発動するようにしておけばいいのだ』


「なるほど……そうすれば、始動キーがでてないときの発言を、勝手に魔法にされなくてすむわけだな」


『そういうことだ』


 フェリが得意げに尻尾をパタパタと振った。


「なるほど……」

「始動キーの重要性には気付いたようだな」

「ああ。教えてくれ、どうやれば始動キーって作れるんだ?」



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