第1話 インカレ予選 3部リーグに転落
「なんじゃこれ・・・」
列の後ろに並んだ1年後輩の部員がボソッと吐いた。
その言葉は、稲妻のように私の体を刺し貫いた。
わが校は万年2部リーグ校であった。
その年、私がチームの足を引っ張った結果、3部リーグに転落してしまった。
私にとって、人生最大の屈辱であった。
3部リーグとは、体育会とはいえ同好会的な位置づけであった。
「このまま終わったら、一生後悔を引きずるな・・・」という打ちのめされた思い。
「いよいよ辞めることはできなくなったな」という覚悟を決めた日でもあった。
大学ではヨット部に在籍していた。
私が乗艇していたのは、2人乗りのスナイプ級というクラスであった。
インカレは、合計6レースのチーム総合成績によって順位が決まる。
私は、ヨットの操縦には自信を持っていた。
ところが、、、
いざレースが始まると、どうもこうもならん。
毎レース、最下位グループでのフィニッシュを繰り返すこととなった。
表彰式後の数日間、崖っぷちに立たされた気分でその原因を追求した。
なんとしても、来年のインカレで復帰を果たさねばならない。
高校時代のインターハイ予選での苦い過去が頭をよぎる。
あんな惨めな経験をここでまた引きずることなど、もう二度と真っ平ごめんだ。
何でこんなことになった???
なぜ、なぜ、なぜ?
どうする、どうする、どうする?
何度も繰り返し考えた。
そうして、ある仮説にたどり着いた。




