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真っ赤なドレスと純白のフランベルジュ  作者: 猫こんた


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20話 シスターの目的

とある一室に連れてこられた私たち、中は思ったより綺麗で教会の用具やらが壁に飾られていた。


「どうぞ、おかけくださって」

「ありがとう……なんだか周り綺麗ですね」

「そうでしょう。それでですが……そこのアルビノの子は人を2人喰ったようですがどう思ってます?」


シスターはサンが人間を2人喰ったことに言及していた。恐らく私の義母と義父だろう。


「この子の親の事ですよね、話しますがいいですか?」

「そのロザリオを持った子に関係あるんですか?なら行ってみてください」

「では……私はドゥーロが虐待されている現場にたまたま惹きつけられた。その原因はドゥーロのドレスや布団に大量に付着した血です。そして私はドゥーロを救うためにその親を喰いました」

「人を助けるために人を喰らったと、そう言う事ですね?ロザリオを持つ子よ」


シスターは私の目を見てそう言った。


「本当はあのままでもよかった、でも今となってはサンと一緒に居た方が幸せって思うようになったんだ。だから義母や義父を殺したことは恨んでない。むしろ死んで当然の事をしてたんだって私の中で思ってる」


シスターは一呼吸を置いて私たちにこう告げた。


「ここに居るシスターは全員ヴァンパイアです。そしてサン、あなたを逃がす時に居たシスターは私たちの仲間です」

「そうだったのか、ありがとうな」

「それでですが今は何をしてらっしゃるんですか?」

「今は喫茶店をやってる、それと同時に探偵業も」

「その喫茶店の名前、教えてもらってもいいですか?」

「心の庭喫茶っていう喫茶店」

「なるほど、後ほど心の庭喫茶に行ってもいいですか?」

「大歓迎ですよ。スイーツをいっぱい用意しておきますね」


そう言うとサンは立ち上がった。


「ではこれで私たちは帰ります。シスターの正体を知れたし、私たちが敵じゃないってことはわかりましたよね?」

「はい、敵ではないということは分かりました。それでは入り口まで案内します」


シスターは前を歩き、私たちはその後を追って行った。


(しかしこのシスターはサンとシリウスと同じヴァンパイアだったのか……つまり政府に造られたヴァンパイアとシスターたちはどういう関係なんだ?)


私はふとこんなことが気になって歩きながら質問をした。


「あなたたちって政府に造られたヴァンパイアについてどう思ってるんですか?」

「ただただ無意味で残酷な犠牲者と思ってます。出来れば全員生きて解放したのですが一部は本能に負けて人を喰らう。それを退治するのだが私たちの使命なのです」

「使命かぁ……シスターもなんだかんだで縛られてるのね」


こうして私たちは五体満足で教会を出た、すると教会の中から拷問を受けている声が聞こえてきたのだ。


「いぎゃぁああああ!!!」

「……どんな拷問をしてるのよ」

「むち打ちに三角木馬、あと水攻めですね」

「むごいな……」


シスターの恐ろしい一面が垣間見えたが私たちは家に帰っていったのだった。そして明日の営業が見たことのない賑わいになるのだった。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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