目覚めたのは森の中でした。
俺は一体どうなったんだろうか、そんなことを心の中で思っていると、急に体が重くなり足が地面についていた。
どうやら異世界転移は終わったようだ。
そして俺はようやく慣れてきた目であたりを見回す。
(何にもしないより何か行動を起こさないとな)
見渡す限り緑と森が広がっている。そのため周りになにがあるかは見ることができなかった。
(木にでものっぼって偵察するか)
そう俺は考えたが、木にのぼった経験がるわけでもなく、体力も高校生一年生の平均ぐらいしかないことに気が付いた。
(もっと俺には努力すべきことがあったんだな、、)
自分の中であきらめがついたのか、物事を冷静に見ることができた。
そんなことを思っていると、ふっとある言葉が頭に浮かんだ。
(そういえば、俺は能力を死神とやらからもらったんだった。でも一体どうやって使うんだ?確か代償により効果が変化するとかも言ってたな。)
俺は手に力を込めてみたり魔法を念力のようなもので出せないかといろいろ試行錯誤したが結局なにも能力は発揮されなかった。
(やっぱり代償が何かを知る必要がありそうだな。でも、能力と言っているんだし何かピンチになれば起こるのかもしれない。)
そう俺は思い木にのぼるのを諦め、歩いて村や街を探すことにした。
(もう一日中歩いているのにまだ森の中なんてどんだけ広いんだよこの森はよぉ。動物も一匹も見てねぇしここは一体何なんだ?)
もう日は落ちていて、あたりは暗くなってきた。すると森の奥から煙が上がっているのが見えた。どうやらあっちには村があり、焚火でもやり始めたのだろう。
そう思い村へ向かうため足を動かそうとすると、疲労からなのか脳が拒否していた。
(ちくしょう、せっかく村を見つけたっていうのに。しょうがないからここで寝るとするか。)
そして俺は草の上で横になる。抵抗感は一切なかった。なぜならこの森には植物以外のあらゆる動物はいないからだ。そして俺が目を閉じると一瞬で意識がなくなった。
静かになった森に誰かが走るような足音が響いていた。そしてハクの存在を不思議に思ったのか足音を忍ばせてハクに近づいていく。
「おい、あいつは一体なんだ、ここら辺では見ない顔だな。連れて帰るか?」
そう人間は告げる。
するとその人間の上司のような人は静かにうなずいた。
そしてハクは人間たちに目的地だった村まで連れていかれた。
読んでくださってありがとうございます!小説を書くのはこれが初めてなので、おかしなところもあると思うので是非感想をお聞かせください。そして今後ともよろしくお願いいたします。Twitterもゆずり△の名前でやっているのでフォローよろしくお願いします。https://twitter.com/Yuzurinarou




