29話
マスターの酒場を出た後2人は、ルーベンの館に来ていた。そこでマスターから聞いた話を説明した後にゼクト商会を潰したいと相談していた。
「なるほど。確かにそう言う報告は私の下にも少なからず届いてはいた。だが私では注意までしか出来なかった」
「なぜなんですか?」
「ゼクト商会を潰すのは出来なくもないんだが、ゼクト商会の繋がりで他の街の貴族が睨みを利かせている為に、簡単には手が出せない状況でな」
残念そうにルーベンが喋っているのを見ていたダレンとレイラは、互いに顔を見た後にダレンが今後の事を大まかに説明を始めた。
「それでしたら、自分達で協力をしてくれる人たちを探して見ますよ。協力が得られた場合は、そうですね1週間後位に潰しに掛かりたいと思います。ただ、協力が得られない場合は、襲われた恨みの1つとして2人であの倉庫ぐらいは潰す位はさせてもらいます」
「そうね~。それぐらいはしないとね」
「それで、ルーベン様に2つお願いが有るんですがよろしいですか?」
「ああ」
「まず、1つはこちらでアランの保護をお願いします。自分達は一度この街から離れるので。そして2つ目は、自分達に何か不利になる事が起きた場合、味方をしていただきたいの2つです」
「分かった」
そこからは、今後の事で打ち合わせをしていた。
打ち合わせが終わった後、レイラはアランを迎えに行き3人で宿に帰っていった。その際に翌日以降の事をアランに簡単に説明をしておいた。
次の日の朝、3人はルーベンの館の扉の前に居た。アランを預ける為に。3人のほかにルーベンとフィオナも2人の見送りに出て来ていた。
「じゃあ、行って来るわねアラン」
「ご迷惑をかけるんじゃないぞ。もししていたら厳しいお仕置きをするからな」
「はい!パパもママも気をつけてね」
挨拶が終わった2人は馬車に乗り込んだと後、ルーベンの館を出て目的の所を目指して行った。




