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449.とける心…友だちのための歌

〔フレデリカ〕


え〜っと……状況を整理しましょう。


まずワタクシたちはミハクと別れたあと、自分たちの席に着いて聖歌を聴いた。


相変わらず…いえ、今まで以上に素晴らしいと感じたわ。

ミハクのことを知ったからかしら?


それでそのあと、聖歌隊は挨拶もそこそこに出発するってなって……


フレデリカ「えっと……もう出発するのよね?準備はいいの?」

ミハク「うん〜。みんながやってくれるって言ってくれました〜♪」

エリーゼ「そうなんだ……いや、えっと…そもそもなんで急にお茶会が……?」

ディエレッツァ「私がお願いいたしました」

フレデリカ「ディエレッツァが?」

ディエレッツァ「はい。よろしければフレデリカ様とエリーゼ様のお話相手になっていただけませんか?と。そうしたら快くお受けしてくれましたので、急いでこの場を設けていただいた次第でございます」

ミハク「私もお話したかったから受けちゃいました〜♪」

エリーゼ「そ、そうなんだ……」

フレデリカ「見た目に反して結構キモが座ってるのね……」


ミハクもお話したがってくれていたなんて嬉しいことこの上ないのだけど……素直に喜べない部分がある……。


それをミハクは感じ取ったようで……。


ミハク「…もしかして、いやだった〜…?」

エリーゼ「えっ!?いやいや!そんなことないよ!」

フレデリカ「え、えぇ!もちろん嬉しいわ!けど…その…ワタクシたちのことは知っている…わよね……?」

ミハク「はい〜。お姫様と聖女様の妹さんたちですよね〜?」

フレデリカ「そう……だから…その…気を悪くしないでほしいのだけど……ミハクがワタクシたちとお茶会をしたなんて知られたら、ミハクの家の立場がどの程度であれ、抜け駆けだ〜とか、不敬だ〜とか無用なやっかみを受けちゃうから……」

ミハク「う〜ん…そっかぁ……」

エリーゼ「……」


貴族の面倒なところの1つ。

これのせいで歳が近い子がいたとしても簡単には仲良くなれない。


なので、せっかくの機会だけどそこのところをしっかり確認しなければ不安で仕方がないのだ。


しかしそこはベテラン冒険者のディエレッツァ。

キチンとケアがされているようだった。


ディエレッツァ「問題ありません。(おおやけ)には準備の間姫様方を暇にさせないように最も歳の近い者に話し相手を当てがった、となっております。そしてここの警備は私とソバッソ、ロッピー、リダが勤めておりますゆえ、外部に会話の内容が漏れ出ることもありません」

ミハク「おぉ〜!」

エリーゼ「さっすが……」

フレデリカ「それで納得してくれたの?」

ディエレッツァ「はい。以前フレデリカ様とエリーゼ様が脱走したことをよほど警戒しておられるようで、それくらいならばと」

フレデリカ「な、なるほど……」


過去の行いが今に生きたわけね……。


ソバッソ「というわけで、お三方はお時間の許す限りご自由にお話ください!」

ディエレッツァ「お茶とお菓子のおかわりもございますので、そちらも遠慮なくおっしゃってくださいね」

エリーゼ「っ〜〜!ありがとー!」

ソバッソ「おっとっと。も〜危ないですよ〜?」


念入りな手回しにエリーがイスからバッと立ち上がってソバッソに抱きついた。

ソバッソはそれを難なく受け止める。


いつ見ても惚れ惚れする体幹の良さである。

って、それよりもワタクシもお礼を言いたい。


フレデリカ「ディエレッツァもありがとう。とっても嬉しいわ♪」

ディエレッツァ「お喜びいただいて何よりです。…フレデリカ様も抱きついて構わないのですよ?」

フレデリカ「んなっ!?エ、エリーじゃあるまいし、ワタクシはそんな簡単に抱きつかないの!」

エリーゼ「私も別に簡単に抱きつくわけじゃないよ!?」

ミハク「くすくす♪仲良しなのですね〜♪ごくっ…ん〜!このお茶美味しいです〜♪」

ディエレッツァ「ふふふ、ありがとうございます♪」

ミハク「ぱくっ…ん〜♪このクッキーも美味しい〜♪」

ソバッソ「いや〜、恐縮です〜♪」


わちゃわちゃするワタクシたちを眺めながらお茶とお菓子を口にしてはしゃぐミハク。


す、凄いマイペースな子ね……。


エリーゼ「ふふん♪でしょでしょ?ソバッソもディエレッツァも、シェフ長になれるくらい上手いんだから!」

ミハク「すごいです〜♪(パチパチ)」

ソバッソ「…ふ、ふへへ……♪なんかむず痒くなってきちゃいました……♪」

ディエレッツァ「ミハク様は裏表のない素直な方なのですね。とても好ましく思います」

ミハク「ありがとうございます〜♪」


そう言ってまたもぐもぐごくごくと、しかし所作だけは優雅にお菓子とお茶を堪能するミハク。


…気持ちはわかる。

ワタクシたちもお茶もお菓子も絶対におかわりするし、お菓子に至ってはエリーと最後のひとつをめぐってゲームをしたこともある。


さすがにシュシュとリオンが来てからは主人としての威厳を保つためにそんなことはしていない……あっいや…この前最後のひとつを譲ろうとして2人に譲り返されてしまったときは「ここから見える道を次に通るのは男女どっちゲーム」で対決したんだっけ……。


女性をとったワタクシが勝ったのだけど、0から100まで全部見ていた2人の視線がなんか痛くて結局頑張って4等分したのよね……。


こほん……。

話がちょっと逸れていったけど、とにかくディエレッツァのお茶もソバッソのお菓子もそれだけ夢中になってしまう代物だということ。

なのでミハクの手が止まらなくなるのも仕方のないことではあるのだけど……。


このままだと本格的にお話を始める前に無くなってしまいそうな勢いなのはちょ〜っとマズい。


せっかく用意してくれたのにワタクシたちの分まで…じゃなくて、お話の時間がお茶とお菓子で無くなってしまう。


ミハク「ぷは〜♪」

ディエレッツァ「お茶のおかわりはいかがですか?」

ミハク「いただきます〜♪」

フレデリカ「…えーと…ソバッソ?お菓子のおかわりもお願い」

ソバッソ「くすくす♪はい、承知しました♪」


さっそくお茶のおかわりをもらっているミハクを横目に、ワタクシはソバッソにお菓子のおかわりを持って来てもらうよう頼んだ。


エリーが彼女に手を振って見送るのを見てから、ワタクシはこほんと1つ咳払いをしてから本筋に入る。


フレデリカ「お茶とお菓子もいいけれど、そろそろお話も始めましょ?」

エリーゼ「あっ、そうだね!じゃあ〜…自己紹介から!」

ミハク「は〜い♪聖歌隊に入ってます、ミハクで〜す♪」

フレデリカ「ワァズ王国第二王女のフレデリカよ」

エリーゼ「聖女の妹、エリーゼでーす!よろしくね♪」

ミハク「よろしくお願いしま〜す♪」


う〜ん……。

事前に知っていたっぽいとはいえ、1人でワタクシたちの相手をするとは思えない緊張感の無さだわ……。


……くす♪

おかげでこっちも気負わなくて良さそうだけどね。


でも……。

こういうときって何を聞くべきなのかしら……?


貴族相手なら最近の事業の調子やあらかじめ調べられている趣味の話なんかを振って時間を潰すわけだけど……。

普通の女の子って…なんの話をするんだろう……?


やっぱり最初は無難なところ……?

でも無難って何……?天気とか……?今日はずっと雲ひとつ無いほど晴れてるわよ……?


ここはむしろ単刀直入に聞きたいことを聞いてみる?

う、う〜ん……けどそれってミハク自体には興味がないって言ってるような感じにならないかしら……?

それに下手したら尋問みたいなことになったりしそうだし……。

一体どうすれば……。


なにを話せばいいかわからずパニックになるワタクシの横で、エリーが元気に手をあげて尋ね始めた。


エリーゼ「ミハクはどうやってマーガレットと知り合ったの〜?」

フレデリカ「ちょっ…エ、エリー!」

エリーゼ「えっ!?な、なになに!?」


悩んでいたことをズバリ口にしたエリーを慌てて引き寄せてコソコソ声で注意する。


フレデリカ「いきなりそんな他の子の話を振るのは失礼でしょ…!」

エリーゼ「えっ、そ、そうかな…?」

フレデリカ「そうよ…!」

エリーゼ「でもミハクとこうしてお茶会するきっかけになったのもマーガレットだし……それにミハクも多分マーガレットのお話したいと思うよ?」

フレデリカ「うっ、う〜ん…それはそうかもしれないけど……」


それにしたって真っ先にする話題として正しいのかどうか……。


ミハク「大丈夫〜?」

エリーゼ「うん、大丈夫だよ!フレンはいつも考えすぎなの」

フレデリカ「なっ!?考えなしよりはマシでしょー!?」

エリーゼ「私は考えなしじゃなくてほどほどなだけだよー」

ミハク「ふふふ♪仲良しだね〜♪」

エリーゼ「ふふ〜ん♪」

フレデリカ「これで仲良し判定なのはちょっと恥ずかしいのだけど……」


まぁ…否定はしないけど……。


ミハク「それでマーガレットちゃんとの出会いはね〜?」


あっ凄い流れるように話し始めた……。

エリーの言う通りお話したかったのかしら……?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


コンコン。


ソバッソ「お待たせいたしました。お菓子のおかわりをお持ちしました」

エリーゼ「やったー!」

ミハク「わ〜い♪ありがとうございます〜♪」


ミハクのお話をしばらく聞いていると、甘い香りと共にソバッソが戻ってきた。


が、普段ならとっくに戻ってきていてもおかしくない時間だっただけに、ワタクシはそれを尋ねるべくそちらの方を振り向いた。


フレデリカ「遅かったじゃない…って…え?」

リオン「ど、どうも〜……」

シュシュ「……(びくびく)」


そこにはソバッソの他に、彼女に隠れるようにリオンと、さらにそこに隠れるようにびくびく震えて今にも泣きそうになっているシュシュの姿があった。


エリーゼ「あれ?シュシュとリオンだ。ソバッソが連れてきたの?」

ソバッソ「はい、せっかくの機会ですから。それにお二方もこの2人をミハク様に合わせてあげたいと思っているかと思いまして」

フレデリカ「それはもちろんそうだけど……よくここまで連れてこれたわね?ワタクシたちの寮からここまでは遠いわけではないけれど、その合間に見張りの兵士や召使いがいたはずなのに……」

ソバッソ「そこは私、本業ですから♪」

フレデリカ「そ、そう……」


あなた一応立場を隠してるんじゃなかった……?

ここにいる人はみんな身内とはいえ……。


というかそもそもそれだとお菓子を取りにここを出たときも誰にも見つからないようにしてないと不審がられるはずじゃ……?

行きも隠れてお菓子も隠れて…それで2人を連れてこっそりなんて……出来ちゃってるんだから凄いわよねほんと……。


そしてウチの警備がとても不安になるまでがセットなのよね……。

もうこの人たち仮に正体が割れても難なく抜け出しそうよね……。


ミハク「お〜?2人のお友だち…じゃあ、なさそう?」

フレデリカ・エリーゼ「「えっ?」」

ミハク「だって〜……」


すっと指をさしたのは、リオンの首元の……


フレデリカ・エリーゼ「「あっ……」」


奴隷の証である首輪だ。

普段特に気にしていなかったから気付くのが遅れた。


エリーゼ「あっ…えと…あれは……」

ミハク「奴隷〜…だよね?」

フレデリカ「……そう…よ……」


終わった。最悪だ。

奴隷なんて連れているやつと仲良くなりたいなんて、ミハクみたいな良い子が思うわけがない。

やっぱり貴族は貴族なんだって思われたかもしれない。


せっかく新しく友だちができると思ったのに……。


ミハク「どこで助けたの〜?」

フレデリカ「……え?」

エリーゼ「たす…けた……?」

ミハク「うん〜。2人が意味もなく奴隷を買う人には見えないし〜…どこかで助けた子なのかなって〜」

フレデリカ・エリーゼ「「……」」


ミハクの言葉にワタクシとエリーは顔を見合わせる。


確かに奴隷の暮らしとしてはかなり上等な生活をさせてあげられていると思うけど……それでも奴隷であることには変わらないし、授業で嫌な思いもさせてしまってるし……。


フレデリカ「えっと……言いづらいのだけど……」

エリーゼ「助けたってわけじゃ……」


ここでウソをつきたくなかったワタクシたちは正直に言おうと覚悟を決めて口を開いたのだけど…


シュシュ「は、はい…!エリーゼ様とフレデリカ様は私たちを助けてくれました…!」

フレデリカ・エリーゼ「「っ!?」」


ソバッソの後ろのリオンの後ろでずっと震えていたはずのシュシュが、突然大きな声で会話に割って入ってきた。


今までそんな大きな声で…しかも話に割って入るなんてことしたことないのに……。


リオン「その通り!授業と周りのせいで対等には見えないかもしれないけど、いつも友だちみたいに接してくれてるの!」

フレデリカ「リ、リオンまで……!?」

ミハク「おぉ〜、やっぱり〜♪」


リオンまで参加して、ミハクはそれに手を合わせて喜んでいる。


ミハク「ふふふ♪大事にされてるね〜♪よかったね〜♪」

リオン「うん!」

シュシュ「…♪(こくり)」

エリーゼ「うっ…うぅ……うわーん2人ともありがとーっ!」

リオン「わわっ、エリーゼ様!」


感極まったエリーが2人を抱きしめた。


なお2人が前に出たことで挟まれる立ち位置にいたはずのソバッソはいつの間にかディエレッツァの隣に移動していた。

相変わらずまったく気付けなかった。


それよりも、ワタクシもエリーのように2人に飛び込みたかった。

飛び込みたかったけど…どうしても嫌なことが頭をよぎるわけで……。


2人が気を遣ってそう言ってくれてるだけなんじゃないか…なんて考えてしまったり……。

…せっかく2人が勇気を出してくれたというのに…疑り深い自分が本当に嫌に……


ぎゅっ


フレデリカ「…?」


ひとり落ち込むワタクシの手が誰かの手が握られた。

顔を上げると、手を握っていたのはミハクだった。


ミハク「大丈夫。あの子たちは、ちゃんとわかってるよ。ほら♪」


言われるがままエリーたちの方を再び見る…


ガバッ


フレデリカ「!」


と同時に3人に抱きしめられた。


エリーゼ「フレンはいつも優しいよ!」

リオン「どうしても嫌なことを考えちゃうのは仕方ないことです!でも、だからこそもっと信じてほしいです!」

シュシュ「いつも怖がってごめんなさい……だけどちゃんとフレデリカ様が優しい人だっていうのはわかってるんです…!」

フレデリカ「みんな……」


あったかい……。

みんなの体がとても暖かく心地よくて、気を抜いたら涙がこぼれそうに…


ぎゅっ


フレデリカ「ミ、ミハク……?」


3人に抱きつかれて身動きが取れないワタクシに、さらにミハクも抱きついてきた。


ミハク「あったかいね〜♪」

フレデリカ「……うん」

ミハク「…マーガレットちゃんも、多分こうすると思うな〜。そうでしょ?」

フレデリカ「……そうね……あの子は…こんなふうに…してたら……絶対助けてくれるわ……」

ミハク「うん〜♪マーガレットちゃんと会って、変わったんでしょ〜?それで変わった2人に救われた子たちがいて…その子たちが今度はフレデリカ様を救って……ふふふ♪素敵だね〜♪」

フレデリカ「……そうね…♪とっても…とっても素敵なことだわ……♪」


今でも時々考えてしまう。

もしもあの時マーガレットと合わなかったら……と……。


きっと今みたいに新しい友だちなんてできなかったはずだ。

態度の悪い召使いにイライラしながら生活してたはずだ。

奴隷だって適当に選んで、適当に扱って…クラスメイトたちのことなんて言えないようなものだったに違いない。

それ以前に、もしかしたら迷宮都市から無事に帰ってこれたかどうかもわからないかもしれない。


変われてよかった……。

マーガレットに会えてよかった……。

ディエレッツァにもソバッソにも会えてよかった……。

シュシュとリオンに会えてよかった……。

ミハクに…こうして気付かせてもらえて本当によかった……。


フレデリカ「ぐすっ……ありがとう……みんな……ありがとう……!」

エリーゼ「フレン……」

リオン「フレデリカ様……」

シュシュ「……!(ぎゅー!)」

ミハク「ふふ♪私ももっと強くぎゅ〜♪」

リオン「私たちも…!」

エリーゼ「うん!」

エリーゼ・リオン「「ぎゅー!」」


シュシュに合わせて、他の子たちも一斉に抱きしめる力を強めた。


……。


フレデリカ「さ、さすがにちょっと苦しい……」

エリーゼ「あぇ?」

ミハク「あれ〜?」

シュシュ「ごごごごめんなさい…!」

リオン「あはは…すみません、つい……♪」

フレデリカ「ふふ……まったくもう…♪」


目元を拭いながら、しかし嫌な気持ちなど全然ない清々しい気持ちでつぶやいた言葉に、みんなも再び笑顔になる。


少しの間そうしたところで、エリーが唐突に思いついたことを口にした。


エリーゼ「そうだ!シュシュとリオンにもミハクの聖歌を聴かせてあげたいって思ってたの!ねぇねぇ、お願いできないかな?」

ミハク「いいよ〜♪」

リオン「そんなあっさり!?」

ミハク「お友だちの頼みなら当然だよ〜♪」

エリーゼ「友だち……へへ……♪」


ミハクの言葉に照れるエリー。


フレデリカ「エリー…あなた改めて言われたら照れるくせに、なんでそんなぐいぐいいけるのよ?」

エリーゼ「う、うるさいなぁ…!自分で思ってるのと人に言われるのは違うのー!」

リオン「わかります〜♪」

ミハク「ね〜♪」

シュシュ「……♪(こくこく)」


まぁワタクシもわかる派だけども。


ミハク「それではご期待に応えまして〜♪」

エリーゼ・リオン「「わぁ♪」」

ミハク「でもその前にお茶をごくり〜♪」

エリーゼ・リオン「「ズコー!」」

ソバッソ「リアクションが古い……」

ディエレッツァ「ちょっと前に流行った芸ね……貴族にも伝わってたのねぇ」


そうだったのね……。

ワタクシはどこかで耳にしたことがある程度だったけど、こういう感じだったのね。

ちょっと楽しそう。


ミハク「ごくん…では改めまして〜♪」


ちゃっかりクッキーも1枚食べたミハクが口の中のものを全て飲み込んだところで、友だちの、友だちによる、友だちのための小さなステージが開幕した。

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