163.少年についての話し合い…とお願い
チェルシーと手を繋いで仲良く冒険者ギルドに帰ってきたマグ。
一時はどうなるかと思ったけど、丸く収まって本当によかった。
「ララ姉ただいま〜!」
「ただいま戻りました〜!」
「あっおかえり〜、チェルシーちゃん、マギーちゃん♪」
カウンターの奥、いつもの位置にいるララさんに帰還報告。
と、ララさんがチェルシーの顔を見て気付いた。
「あれ?チェルシーちゃん……何があったの?」
「あっ…あのね…?あたし…マギーちゃんに謝れたよ……!」
「えっ?」
「ララさん、実はですね……」
マグがララさんに今日のことを説明する。
「…そっか……よかったね、チェルシーちゃん♪」
「うん♪」
「ふふふ♪マギーちゃん、ありがとう」
「いえ、私もチェルシーと仲良くなれましたから♪」
「そっか。ふふふ、素敵なことだね♪」
「はい♪」
そうして3人でしばらく談笑しているところを見守る。
ほんと、マグが他の子と仲良くなれてよかったよ。
俺がいつも表に出てるから、いざマグが出たときに変な空気にならないか割と心配だったんだよな……。
でもこれで、冒険者ギルドの子供組とは普通に話せることになったな。
今度余裕のあるときに、マグに仕事を任せてみようかな?
きっとマグも気にいると思うんだよね。
と、そこにナタリアさんがやってきた。
「ララさん、マーガレットちゃん、ジェイクさんが来ましたよ」
「ありがとう。今行くわ」
「(…ジェイクさん?)」
知らん人の名前なんじゃが……。
「ほら、この前言ってたルークくんのお兄さん」
「あぁ。確か、以前ケンカを止めたあの人でしたよね?」
「うん。この前Dランクに上がったあの人♪さ、行こ!」
「はい!」
「チェルシーちゃんはショコラちゃんたちのことよろしくね♪」
「は〜い!」
(それじゃあコウスケさん…)
(あいよ。交代だ)
マグと代わりながらララさんと共に受け付けカウンターへ向かうと、そこにはいつかの冒険者4人組がいた。
「よっ、嬢ちゃん」
「お疲れ。アンタ、毎日のように何かに巻き込まれてるらしいわね?」
「こんにちは。そしてほんとなんで私は巻き込まれるんですかね?」
「人柄…かな?」
「嘘でしょララさん?それだと私この性格を変えない限り毎日何か起きることになるんですけど?」
「楽しみにしてるよ♪」
「やめて?せめて応援して?」
「あははは。それでは皆さま、ご案内しますのでこちらへどうぞ」
「あぁ」
ララさんは冒険者4人組を案内するためにカウンター入り口方面へと向かった。
…スルーされた……。
むぅ……完全に遊ばれている……。
でもそれを指摘したらしたで遊ばれそうな気がする……。
知り合いのお客さんの前でそれはちょっと恥ずかしい。
「マーガレットちゃん、ほっぺた膨らませて可愛いなぁ〜♪」
「もう…ナタリアさん、からかわないでください。私は空気を読んで無言で抗議してるんですから」
「だから余計可愛いことになってると思うんだけど……」
「ほら、マギーちゃん。上行くよ?」
「…は〜い」
カウンター内に来た冒険者4人組と合流したララさんに呼ばれて、俺は階段前で彼女らと合流する。
「マギーちゃん」
「はい」
「えいっ♪」
「んにゅ…」
呼ばれたので反応すると、ララさんはおもむろに俺の頬を突っついた。
「ふふふ♪「んにゅ…」だって〜♪」
「も〜!ララさん!」
「あははは!ごめんごめん♪マギーちゃん柔らかくてクセになっちゃって♪」
「だからってなんで今突っつくんですか……」
「ほっぺた膨らませてたのが見えたからつい〜♪」
「むぅ〜……!」
無言の抗議が仇となったというのか……。
不覚……!
「じゃあ行きましょう。こちらへどうぞ」
「あぁ。…嬢ちゃん、楽しそうでなによりだよ」
「…まぁ楽しいは楽しいですけど……」
毎日抱きつかれたり撫でられたりその他いろいろ遊ばれたりで、理性が毎日ハードモードだよ。
なのに鍛えられている気がしないんだよなぁ……。
そんなこんな考えているうちに待合室に着いた。
ところでなんで医療ギルドには応接室があるのに、ウチは待合室なのか。
その答えは実は前に聞いていた。
上に上がってくる大半の人がギルドマスターに用のある人だったし、大事な話ばかりでギルドマスターも同伴してくれた方が都合が良いからいつも執務室でお話して、この部屋でお客さんをお待たせすることが多いから…だそうだ。
大変だなぁ……うちのマスター。
まぁそういうわけで待合室へと変貌していたこの部屋を、今回は本来の用途で使うことに。
俺とララさん、冒険者組と分かれてそれぞれソファーに座って向き合う。
まず最初に話始めたのはララさん。
「まずは、急な要請にもかかわらずご足労いただきありがとうございます」
「いやいや、こっちもいろいろと迷惑をかけてるからな。それで、今日の要件は嬢ちゃんの方からって聞いてるが……」
「はい。マギーちゃん」
…ふむ……ララさん、話してないのか?
「はい。では……こほん。まず、皆さんにお聞きしたいのですが、次の日曜日に新人冒険者のための講習会があることはご存知ですか?」
「あぁ、知ってるよ。嬢ちゃんが実技の初めに試合をすることもな」
ここまでは知ってるか。
「では、私の相手が誰かということは?」
「いや……嬢ちゃんの友達をいじめてた同年代の子供だってことは聞いてるが……」
「そうねぇ……その相手が男だってことも聞いたわ。でもハッキリ誰とは知らないわね……」
リーダーの冒険者…ジェイクさんと、その隣のチーム唯一の女性冒険者がそう答え、他2人も同様だと頷く。
ってか君らが喋れること知ってるからな?
なんだい?
テンション上がんないと喋りたくないのかい?
まぁ別に意思の疎通は出来るから問題ないけどね?
ごほん……。
「その相手というのは、ルークという少年なんです」
「ルーク…?…っ!?そ、それって……!」
「はい。あなたの弟だと聞きました」
「あ、あぁ……そうだが……それをどこで……?俺とあいつはこの街で会ってないぞ……?」
ハルキに調べてもらいました。
「まぁそこは人伝で。自慢じゃありませんが、私は新参者の割にはかなり顔が広いと思うので」
「あぁ……そういえば《賢王》に抱き抱えられてた記事もあったし、言われてみれば不思議じゃないか」
あ〜…顔の広さが役立ってよかったぁ〜!
しかも嘘は言ってないからその辺も問題な〜し!
内心ほくそ笑む俺に、ジェイクさんが尋ねる。
「それで、そのルークのことで何を頼みたいんだ?」
「実は、彼のお父君…あなたのお父様でもある方から、彼を引き取っていただきたいのです」
「…親父からか……それも人伝か……?」
「子供たちの間でもかなり有名ですよ。あそこのお父さんとルーク少年は仲が悪い…と」
まぁ子供たちって、俺はいつも仕事で普通の子供と接する機会は滅多にないから噂話なんだけど、俺が聞いた限りじゃそうだった。
「…そうだな……親父とルークは昔っから仲が悪いんだ……というか、俺たちと親父だな……」
「ジェイクさんもですか?」
「あぁ……口より先に手が出る乱暴な親でな。お袋もそんな親父の肩ばっかり持つから、それが嫌で俺は家を出て冒険者を始めたんだ……まさか親父たちもこの街に来てたとはなぁ……」
ふむ……別暮らしだとは思っていたが、まさか出会ってすらいなかったとは……。
「……ルークくんを一緒に連れ出そうとは考えなかったのですか……?」
「もちろん誘ったさ。だけど、あいつは昔に聞いた親父の武勇伝が好きだった……だから、あのときは昔の親父に戻るはずだから残るって言って聞かなかったんだ……」
(…ルーク少年は親父さんを信じたんだな……)
(でも、ご両親はルークの期待に添えない…いや、添わなかった……)
「…親父さんはいつからそのように……?」
「冒険者を辞めたあと、親父は冒険者業で培った体力で建築なんかの手伝いをして日銭を稼いでた。だが、親父が世話になってたところが貴族に目をつけられちまって……潰れちまった。そっから親父は酒に逃げるようになった……」
「……申し訳ございません。そうとは知らず、そのようなことを軽はずみに尋ねてしまい……」
思った以上に重い話になってしまったので、空気を変えることも含めて謝罪する。
「いやいや気にすんな!それで?親父のとこからルークを引きとりゃ良いんだっけな?」
「はい。ルーク少年が他人に暴力を振るうのは、家庭環境のストレスからだと考えられます。なので、兄であり、冒険者としての先輩でもあるあなたにお願いしたいのです」
「あぁ、そういうことならお安い御用だ。とはいえ、俺も今のルークのことは知らない。むしろいなくなった俺のことを恨んでるかもしれん……だから成功するかは分からないぞ?」
それでもやってくれるあたり優しい人になったんだなって感じるわぁ……。
でもそうか…そういうことなら確かに恨みつらみがあるかもしんないな……。
完全な自爆だとは思うけど。
「ふむ……わかりました。ララさん。最近のルーク少年のことをよく知ってるのは誰でしょうか?」
「実は最近のルークくんのことを、近所の子供たちに聞いてきたの。今からそれを教えますね」
「おぉ…助かる…!」
「さすがララさん。用意周到ですね」
「ふふふ、褒めても何も出ないよ?マギーちゃん♪」
じゃあ今俺を撫でてるのはなんでなのかしら?
心地が良いので構わんぞ?
ひとしきり撫で終えたララさんは、自分のマジックバッグから資料を取り出して宣言した。
「それでは、これよりルークくんの身辺調査の報告をします」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
一通り聞き終わったのでまとめる。
まずルーク少年は俺との試合が決まった日から、毎日迷宮に潜ったり迷宮1階層の闘技場で訓練したりをするようになり、そのおかげで他の子供たちへの暴力は無くなったそうだ。
それだけなら良い話で済むのだが、被害を受けなくなった子どもたちは、その原因である俺に感謝と憐みを抱いてるそうな。
いわく、
あの子のおかげで殴られなくて済んだるぜ⭐︎
でもあの子もバカよね〜。勝てっこないのにさ。
まぁそのおかげでこうして平和が戻ったわけだし、それにこれからはその子に狙いを絞るだろうから、その後も私たちは平和に遊べるわよ。
やったね⭐︎ありがとう、その子⭐︎
あはは♪あははは♪あはははは♪
とかなんとか、控えめに言って殴りたい内容だった。
別に俺はお前らのためにやるんじゃねぇし。
モニカちゃんとチェルシーのためだし。
知らないクソガキのためにこんなことするわけねぇだろ脳みそ無いのかボケどもが。
そんなことをマグにも聞かれないように心の奥底で吐き出したところで次の事項へ。
現在ルーク少年…絶賛家出中であるらしい。
なんでも、試合が決まった翌日に、母親がその噂を聞き、馬鹿正直に親父さんに話したらしい。
それを聞いた親父さんは当然激怒。
激しいケンカの末、ルーク少年は荷物をまとめて家を出ていったそうだ。
今は実家から離れたところの安い宿で寝泊まりしているらしい。
まぁいっぱしの冒険者をしてるからな。
ちょっとは稼いでるんだろう。
しかしそれならそのままでもいいかな?
俺と同じことを考えたらしいジェイクさんがララさんにそれを伝えたところ、どうにもそれだと、そのうち誰も信用しなくなってしまう恐れがあるため、出来れば誰かと一緒にいた方が精神的にも将来的にも安全だというらしい。
なるほど。
確かにそれだと、自分さえよければそれでいい、なんて言いかねないし、何よりルーク少年はまだ子供なのだ。
どんなに強くても子どもは子ども。
やっぱり人肌が恋しいもんらしい。
まぁ起きて訓練して寝てを繰り返すストイックな生活をしてりゃあいつか心壊しそうだし、対戦相手の心が死んでいるとか俺も嫌なので、これはジェイクさんに全力で頑張ってもらうことになった。
そして最後。
これは俺に向けてのこと。
先ほど言ったように、ルーク少年は俺との試合に全力を注いでいるらしい。
そうなるとどうなるか。
元々インドア派なマグの体と、冒険者としてそこそこの腕を持つルーク少年で、元からハンデがあるようなものなのに、さらにそれを広げるために全力を尽くされている……。
つまり……
「…嬢ちゃん……本当に勝てるのか……?」
「あんた……怖くなったらちゃんと言いなさいよ……?あんたならみんな助けてくれるでしょうから……」
めっちゃ心配された。
「…まぁ…さすがに正攻法で勝てるとは思ってませんよ……何か作戦を考えとかないと……」
「先に言っておくと、私もマギーちゃんには勝ってほしいけど、ズルは認めないからね?」
「大丈夫ですよ。それに、そんな勝ち方じゃルーク少年も納得しません」
まぁバレなきゃいけるんじゃね?とか思ったことはあるけど。
やらんよ、さすがに。
「1番やれそうなのは開幕サンダーで一撃必殺狙いですけど……これでもやっぱり納得しそうにないなぁって……」
「いいんじゃないか?むしろそれでやられるなら、そいつは冒険者には向いてねぇよ」
「えぇ。不意打ちは冒険者の基本だからね。試合といえど、開始と同時にやるんだったらそれは立派な攻撃よ。それを卑怯というやつは早死にするわ」
俺の懸念にジェイクさんと女性冒険者がそう答えてくれた。
(なるほど……冒険者は命のやりとりをするもんだから、それぐらいで文句を言ってたら確かに長生き出来ないだろうな……)
(ひぇ〜……恐ろしいですね……)
(まぁ…自分の命が1番だからな。それぐらいは当然だってことじゃないか?むしろ今回の件でその辺のことも教えるってことなら俺も遠慮なくぶっ放そうじゃないか)
(コウスケさんが遠慮しなくなったら、一瞬で終わりそうですね……)
ふはは。
開幕サンダーからの全体攻撃orサーチ攻撃で執拗に叩き、ビット射出の援護射撃も込みで連撃を行う……。
とりあえず攻撃はこれでいいだろ。
「ま、話はわかった。ルークのいる宿ってのはどこなんだ?」
「はい。…え〜…この地図の……こちらです。そしてご家族のお家はこちらです」
俺が攻撃方法を考えている横で、ララさんとジェイクさんが話を進めていた。
…おぉう……おもっきし反対側の市街地に宿構えたんだな……。
よく見つけたもんだ……。
「ん……なるほど遠いな……わかった。早速行ってみる」
「はい、よろしくお願いします」
「お願いします」
ララさんに続いて頭を下げる。
これが上手くいけば、試合が終わった後の面倒事が少しは減るはずだ。
期待してるぞ〜♪
「んじゃあ嬢ちゃんも頑張れよ。嬢ちゃんがルークの鼻っ柱を折ってくれないと意味が無いからな」
「言われずとも。ボッコボコにしてやりますよ!」
「ははは!その息だ!」
そうして話し合いは終了。
下に戻り彼らと別れた俺たちの元に、チェルシーがショコラちゃんとパメラちゃんを連れて近づいてきた。
「マギーちゃん、お話終わったの?」
「うん。とりあえずはね」
「マグ〜!今日ね?ショコラ褒められたんだ〜♪」
「私もお仕事上手だねって褒められたの〜♪」
「おぉ〜、いいねぇ。よかったね!」
「「うん!…えへへ……」」
俺の言葉に喜んだ2人は、もじもじチラチラこちらの様子を伺ってくる。
……え〜っと……?
どうしたのかな……?
そんな俺にチェルシーがスススッと近づいて囁く。
「2人はマギーちゃんに褒めて欲しいんだよ」
「えっ?…あぁ……なるほど……」
褒めたよね?と思った俺だが、すぐに意図を察したので2人を見つめ直す。
そしてショコラちゃんたちに見えるように手を少し上に上げると、2人はピクッと反応し、今か今かとソワソワし始める。
(ショコラとパメラ嬉しそう……♪可愛いなぁ〜♡)
(そうだねぇ……この前ので気に入っちゃったのかな?)
(コウスケさんのなでなでは優しくてあったかくて心がポカポカしますからね!)
(そ、そうなのか……)
ここまで高評価だとは思ってなかったけど、嫌がられてる感じが、微塵も無いのは嬉しいな。
そこまで言ってくれるなら俺も自信が付く。
ショコラちゃんたちにもそう思ってもらえたらいいな〜…と考えながら、俺は2人の頭を撫でる。
「「〜〜♪」」
2人は凄く嬉しそうな声を上げて、片や耳と尻尾をピコピコ動かし、片や羽をパタパタさせて喜びをアピールしてくる。
そんな一発でどう思ってるか分かる様子を見て、俺は安堵と満足感を得た。
期待通りのなでなでをすることが出来たみたいでよかった。
ここまで喜んでくれるとこっちも嬉しくなっちゃうなぁ♪
ある程度撫でたので、そろそろ…と手を離すと、2人は「あっ…」と残念そうな声を出す。
我慢だ…俺……。
ここでまた撫で始めたらメイカさんたちが来るまでエンドレスだぜ……。
どうにか我慢しようと心を落ち着けている俺に、ショコラちゃんが俺の服をクイクイと小さく引っ張り…
「…ぎゅ〜はしてくれないの……?」
なんて言ってきた。
はい、無理。
こんなん我慢出来るわけないわ〜。
「…おいで」
「!…えへ〜♪」
「あっ私も!私も!」
「うん。ほら」
「やった〜♪」
あ~…結局ぎゅってしちゃったなぁ……。
「……マギーちゃん」
「うん?」
「…あたしもいい…?」
「……背中でよければ……」
「えへへ…やった…♪」
そうしてチェルシーは俺の背中に抱きつき、俺はもちもちぷにぷにに包まれて体は喜び精神は苦しんだ。
うぅ……柔らかい…いい匂いが充満してる……!
そんな俺にマグが容赦なく追い打ちをかけてきた。
(…コウスケさんコウスケさん……)
(うん…?)
(…私のことも、今日もめいっぱい甘やかしてほしいなぁ……♡)
(…どこでそんな可愛いおねだりの仕方を覚えたのさ……)
相変わらずこの手のことに関しては、表も中も理性を削られることばかりなのだな……。
ふふふ……。
今回はツテがあったからよかったけど、実際家庭の問題には口出しすんなって言われそうですよね〜。
じゃあ口出しされないようにやれよ、ダメだったからこうして外野が首突っ込んでんだよって思いますけどね。
さて、次回の更新は5/22(土)予定です。
第二章の登場人物まとめも詰めないとなぁ……。
…ではでは。




