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運命の黄色い糸 二十一
そんな中、とある「事件」が起きた。
その場所は、俺たちの街にある、ショッピングモール。俺はたまたま、「次のデート用の服、欲しいなあ。」などと考え、その場所で服を買いたい気分になり、ふらりとそのショッピングモールに立ち寄った。そして、そこで俺は…、
由利加が他の男と歩いているのを、目撃してしまったのだ。
『まさか、これって…。
俺は、二股をかけられてた?
…いやいや由利加に限ってそんなことはない。俺は由利加の彼氏なんだ。だから、由利加を信じてあげないと…。』
そう思おうとした俺であったが、どうしても疑念がぬぐえず、その後こっそりと由利加の後をつけてしまった。
するとそこには、笑顔でその男と会話する由利加がいた。もちろん、そんなに近づいてはいないので会話の内容までは分からないが、あれは、由利加の「楽しそうな」顔だ、俺はそう思った。
『あいつ…。
一体、何者なんだ?』
俺はそう思ったが、その場で俺が由利加の前に立つ勇気はなく、俺は仕方なくその日は家に帰った。




