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運命の黄色い糸 二十二

 嫉妬、というのは、こういうことを言うのだろうか?

 俺は家に帰った後も、由利加とその男の楽しそうな様子が、目に焼きついて離れない。

 もちろん、その目撃だけでは由利加が二股をかけている証拠にはならない。由利加にとってあの男は、ただの友達の可能性だってある。(むしろその可能性の方が高い…と俺は思いたい。)でも…、

 俺は、由利加の側にずっといたい。そして、由利加を他の男にとられたくない。俺はできれば、由利加の笑顔を、一人占めにしたいんだ…。

 俺は、その「事件」をきっかけにした自分自身のそんな感情を、始めは自分で見苦しいと思った。しかし、その感情は俺の胸に確かに存在するものだ。

 『もちろん、嫉妬は見てて気持ちのいいものとは言えない。でも、俺はそれだけ、由利加のことが好きだ、ってことでもある…。』

俺は、そんな相反する2つの気持ちの間で、揺れていた。

 『でも、このまま悩んでいても、仕方がない。とりあえず、勇気を出して由利加に訊いてみよう…。』

俺は、次のデートで、由利加にその一件、また俺の思いを伝えることに、決めた。

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