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運命の黄色い糸 十三
「えっ、あの2人、別れたんだ…。」
圭太との電話を終えると、次は由利加の方から、俺に着信があった。
そして俺は、圭太の一件について触れないのも不自然であると考え、由利加にさっきの圭太との電話の内容を、伝えることにした。
「そっかあ~何か友香ちゃんも圭太くんも純粋そうで、お似合いのカップルだと思ったんだけどなあ~。
ちょっと残念だね。」
スマートフォンから聞こえてきたのは、「腹黒い」由利加ではなく、「優しい」由利加であった。
「そうだよな。」
「ホントに残念。私、実は前のデートの時、友香ちゃんとならもっと仲良くなれるかもしれない、って思ったんだ。
でも、これでもう友香ちゃんと会うことはなくなっちゃうね。」
『ちょ、ちょっと今日の由利加…、何か調子狂うぞ…。』
俺が一瞬そう思うと、
「あ、もしかして克也、今日の私、いつもの私と違って調子狂うとか思ったりした!?」
いつもの鋭さは、健在だった。
「べ、別にそんなこと思ってねえよ。」
「ホントかな~。何か声が焦ってるよ。」
「い、いや普通だから!」
「まあいっか。じゃあそういうことにしておくね!
それでさ、今度のデートなんだけど…。
美術館に行かない?」
「おっ、いいねえそれ!」
その後俺たちは、次のデートの打ち合わせをした。




