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ヒーラー奏の立位置は?前衛です!  作者: 梅花 零度
異世界転移
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司シスターズ

私は後輩の南ちゃんと先輩の黒木さんと一緒にお風呂から上がった。私は奏が心配だったのだけれど。


「つかちゃん先輩!お風呂行きましょうよ!」


「司?何探してるの?」



と言われてしまい渋々お風呂を優先しました。

しかし、良く良く考えれば夕食には奏顔出すからそこで今日はどうだったか聞けばいい!


そう思い何とか自分を抑えてお風呂に入っていました。


お風呂から出ると、朝皆で集まった大広間に向かった。夜ご飯がそこで出して貰えるからだって!但し期待はしなかった。朝の料理あんまり美味しく無かったから。


期待せず部屋に入ると奏を探したが、直ぐに見つかった。そこには既に輝と一緒に席について待っていた。


「つ、つかちゃん先輩!コロッケコロッケ!美味しそう!!」


「司ちゃん!美味しそうよ早く食べようよ!」



先輩、後輩共に料理にしか意識が行ってなかった。


「奏ー!グッジョブ!」



するとこっちに気がついた奏は親指立ててグッジョブを返してきた。( ̄▽ ̄)b


私たち三人は輝と奏の向かい側の席に座った。

朝はテーブルがくっついていたけれど、今は長机が6つに分けられている。


近くによると奏が声をかけてきた。


「司が友達連れて近くに寄って来るの珍しいね。」


「そりゃあ、普段は狼を可愛い後輩に近づけない為と先輩に返り討ちにならないようにしてあげてるのよ。」


「誰が狼だ。誰これ構わず手は出しません!って何そのジト目!」


「私との出会い覚えてる?」


「だからごめんて!あれは不可抗力だっての!!」



奏はあわてて弁明する。真っ赤になっていて可愛い。因みに出会ったのは、保育園のアスレチックで遊んでいて下から男子がスカートの中を覗いて来たので、追い払いに奏が来てくれたの。でもあわてて私は落ちちゃって。奏の上に。



それ以来子分として暫くは遊んでいた。

そして仲良くなって今に至るの。


「まあ、いいわ!今回はこの料理に免じてよ!」


「相変わらず上から目線だな。そして輝!それは絶対にあり得ない。」


「そうかな?」


輝がニヤニヤしながら無言の会話をしている。

二人も若干引いているので、慌てて紹介する事にした。


「こっちの白髪(しらが)が癒吉奏。金髪が高枝輝よ。」


「宜しくです。」


「輝です。宜しくお願いします。」


輝と奏は挨拶した。輝は心配無いけど、奏は心配だった。だって二人の事は一方的に知っているから。でも普通で良かった。


ジト目で奏が睨んできたけど気にせず話を続けるね!


次にこっちを紹介した。



「一年生の南滝ちゃん。三年生の黒木雫先輩よ!」


「うん、知っます。先輩方宜しくお願いします!でもつかちゃん先輩は渡しませんよ?」


「こら、たき!止めなさい!私は黒木雫よ。呼び方は好きにどうぞ。」


「「じゃあ雫先輩で。」」


「は?」



揃いも揃って下の名前で呼んだ二人を睨んだ。



「「よ、宜しくお願いします!南ちゃん!黒木先輩!」」


二人は焦りつつもシンクロして答える。



「そう言えば輝先輩ってサッカー部エースでしたよね?ちょっと格好いいかも。」


「私も高枝君は今日見てて格好良かった...。」


「え、そ、そりゃあどうも...。お、お腹も空いたし食べましょう!」



あ、輝はあんまり女性の好意的な目に耐性が無いのかな?ちょっと赤くなってる。そして話題を反らした。


二人は追撃せず料理の方に目が行った。



「「「「「いただきます!」」」」」


五人は手を付ける。すると普通に美味しかった。


「うん!朝の食事からあまり期待してなかったけど。美味しい!異世界にもコロッケとか唐揚げあったんだー!」


「奏の仕業ね?何したの?」


確信を持って言った。すると奏は目を反らして、


「僕はなんの事か分かりません。」


「やっぱり奏の仕業ね。」


「司...違うと言ってる。」


「目反らして僕って言ったときは大抵何か隠している時なんですよ、雫先輩。私の目はごまかせれません!白状なさい!」




渋々と言った感じで話し出す。



「...ここの料理長に料理を教えた。」


「輝!訳して!」



二人は奏の発言に少し驚いていたが、私が訳してと言ったので怪訝に思っているらしい。



「昼食の時に不味いって言ったら料理長が出てきて料理対決したらあっさり負かして料理長が弟子入りしてきた為弟子にして色々仕込んで..むぐ、..やったらしい。ハアハア。」


輝の解説に奏が慌てて止めようとしたが、輝がその妨害を見越して早口で捲し立てたのだ。息切れ乙。


「奏...。」


「奏ちゃん先輩?」


「癒吉くん....。」



「女性陣の目が痛い!」


「自業自得!だな。」





皆からある意味尊敬と畏怖や残念な眼で各々見ていた。


「ま、まぁ奏先輩のお陰で美味しい料理食べれるのでよしとしましょう!ね!せーんぱい!?」


「「「..........」」」


「そ、そうだね。あははは。」


南ちゃんは少しぶりっこしたが、奏は一応渡舟なのか乗った。




食事も済んだので部屋に戻ろうとしたとき誰かに呼ばれた。



「司!ちょっといいかな?」

黒木先輩と南後輩の容姿は次に書く予定です。

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