お泊まり?
は!?
お泊まりとか流石に冗談だろ!
いやいや、なんで俺が茜の家にお泊まりするんだ!?
どうやって断ろうか?
そうだ!
俺には原稿の仕事があるんだ。
これが最強の言い訳にできるぞ。
流石に、仕事のためだったら茜も何も言えまい。
「あ〜っと、すまんが明日原稿の締め切りがあって…………」
俺が断ろうと茜に言おうとした瞬間急に茜が詰め寄って来て、
「だめ.......かな.....」
くぅぅぅぅ!!
ここで!
上目遣いはやめてくれ!
ピコンッ........
「あっ、すまない。ちょっと連絡が.....」
そう言うと茜は残念そうな顔をしながら少しはなれた。
画面を見てみると......
!?
秋山さぁぁぁぁぁん!!!
原稿明日じゃなくてよかった !?
というか何を言ってんだ!!
『蒼介くん、実は原稿は明日じゃなくていいんだ。原稿は来週なんだよ。なんでこんなこと言うかって?それは、どうせ今日はそこにいる女の子と遊ぶんでしょ。』
いや、まてぇぇい!
《《そこにいる》》ってここにいるの!?
回りを見回してもみあたらn......いたぁぁ!
全力疾走でこの場から遠ざかって行く。
絶対におかしい!
ピコンッ.....
『みぃたぁなぁ?』
ひゃぁぁぁぁぁぁ!!
見てない!
そうだ!
俺はみてないんだ!
「蒼介くん?大丈夫?」
また距離を詰めてきた!
なんなんだこの空間は!?
「だっ、大丈夫だ…」
なんとかなるはずだ。
「それで…………くる?」
その言葉遣いもなんかあざといぞ!
「親いるのか?」
やっべ!
キモいこと聞いちゃった…………
「いないよ?どうしたの?」
この娘純粋すぎるだろ!
普通俺みたいなやつ家に入れる時に親がいる方がいいだろ!
俺の理性が死ぬ。
でも、人生で一回くらい女性の家にお邪魔することも悪くはないかもしれないな。
流石にお泊まりはまずいからちょっと送って少し中に入った後に帰るのが最もいい。
お泊まりを強制されることはないから今はとりあえずついていくことにして後で家に帰ったらなんの問題もないはずだし…………
「行かしてもらいます。」
「ふふっ、そんなに硬くならなくていいのに、敬語じゃなくていいんだよ?」
「はっ、ありがたき幸せ!」
「何それ!」
彼女はそう言った後、ずっと笑っていた。
他愛もない話を俺らはしながら彼女の家に着いた。
のだが…………
「……………!?」
これって家なの?
豪邸じゃないか!?
そこにあったのはまるで一般家庭の一軒家の大きさを遥かに超えた大きさの家だった。
おいおい、こんなところに招待されて俺はどうなるんだよ!




