最終話 借りた絵は、百年越しに返される
「・・・・間違いないわ。今でも覚えているもの」
クレマチス侯爵の母君、前侯爵夫人は、私が差し出した小ぶりの宝石を見つめ、驚いたようにそうつぶやいた。
「・・・・話すと長くなるわね。でも、間違いない」
前侯爵夫人は、宝石を見つめたまま静かに目を細める。
「これは、かつての我が家の家宝の絵に飾られていた額縁の宝石よ」
私は思わず息を呑んだ。
やっぱり。
この宝石は、ただの飾りではなかったのだ。
「私の祖父が見せてくれたのよ。私が実物を見たのは50年以上前。けれど、その絵にまつわる出来事そのものは、今から100年ほど前のことよ」
100年前。
有名な、あのプラチナ帝国の皇太子争い。
美術品の出来で皇太子を決めるという、あまりにも奇妙で、けれど華やかな逸話として伝わっている事件だ。
正妃の生んだ第一皇子と、側室腹の第二皇子。
二人の間で起きた皇太子争いを、時の皇帝は平和裏に収めるため、それぞれが見込んだ芸術家に美術品を作らせ、その出来で皇太子としての器を見ると定めた。
そのとき、第一皇子が見込んだ芸術家が、当時のクレマチス侯爵令嬢だった。
そして、勝ったのもクレマチス侯爵令嬢。
そう伝わっている。
ところが、その後すぐに、第一皇子とクレマチス侯爵令嬢は疫病で死んだ。
よって実際に皇位についたのは、第二皇子。
それが、今に伝わる歴史だった。
けれど、前侯爵夫人が語ったのは、それとはまるで違う話だった。
「当時のクレマチス侯爵令嬢――いわば、我が家のご先祖様ね。ご先祖様は、大変な罪を犯したのよ」
静かな声だった。
けれど、その響きは重かった。
「勝ったという、その美術品。それは、ご先祖様が描いたものではないの」
「相手の方が持っていた美術品を奪い、それを自作として提出した。そう伝わっているわ」
私は黙って聞いていた。
隣では、現当主であるクレマチス侯爵が、あからさまに動揺していた。
知らなかったのだろう。
というか、この話。
爵位の低い私が聞いていいのかしら。
後で殺されないわよね。
ちょっと心配になってきた。
「でも、実際は疫病なんかじゃないの」
前侯爵夫人は小さく首を振った。
「呪いで死んだのよ。我が家にはそう言い伝えられている」
ぞくり、と背筋が冷えた。
「その当時、呪いをなんとかしようと研究が進められ、我がクレマチス侯爵家は錬金術に没頭するようになったの」
なるほど。
高位貴族でありながら、錬金術にのめり込む変わった家として有名なクレマチス侯爵家。
その奇妙さには、そんな理由があったのね。
ただの変人の家ではない。
呪いで娘を奪われ、その正体を知ろうとして、研究に取り憑かれていった一族だったのだ。
「いつまでも、その絵を持っていたくなかった我が家は、皇帝から献上の意思があるかと問われたとき、これ幸いにと差し出したのよ」
前侯爵夫人は疲れたように微笑んだ。
「家宝として守るには、あまりにも重すぎたのでしょうね」
私はしばらく言葉を失っていた。
小ぶりの宝石。
呪われた絵。
クレマチス侯爵家の秘密。
ここまでつながっていたなんて。
「・・・・大変な事実ですわね」
やっとそう言うと、前侯爵夫人は静かにうなずいた。
「ええ。侯爵家の恥よ。けれど、あなたは知るべき人だと思ったの」
私はもう一度、宝石を握りしめた。
これだけのことを知った以上、隠しておける話ではない。
少なくとも、アプリコット公爵家には伝えなければならない。
私はこの事実を、キャロット様に報告することにした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
帝都プラチナムを離れ、アプリコット公爵領へ向かおうとした、その時だった。
またしても、あの男が我が家のタウンハウスへやってきた。
グレープ王国第一王子。
またか。
もう、げんなりだわ。
「ふはは!聞いたぞ!なんでもアプリコット公爵令嬢の依頼を果たし、報告へ行くそうではないか!」
「婚約者である私もついて行こうではないか!!」
誰があんたの婚約者よ。
勝手に決めないで!!
・・・・というか、なんでそんなことを知っているの?
以前から、そこには違和感があった。
第一王子は、どう考えても奇抜すぎる。
行動力はあっても、知力は足りない。
ところが、私の行動だけは妙に正確に察知してくる。
いったい、どこから情報を得ているのかしら。
まさか、私の使用人を買収しているの?
私は一瞬、周囲を見渡した。
いいえ。
この家にそんな不心得者はいないわ。
では、なぜ。
「兄上!!いい加減にしてもらいたいですね」
低く、よく通る声が割って入る。
なんと第二王子までタウンハウスへやってきた。
「ふん!おまえか!!私のものを横取りしようとしやがって。ミントは俺のものだ!」
「違います!!」
「人を物のように扱うとは・・・・兄上、王族としての振る舞い以前の問題ですぞ」
「うるさい!!それに、ミントは俺に惚れている。そうドミニクが言っていたぞ。女は惚れた男につれなくするものだと」
誰よ!!
ドミニクって!!
「ドミニク・・・・まだ、その男を側近に置いているのですか!?」
第二王子の声が、はっきりと冷えた。
「あの者は、アイリス都市連合国と通じている疑いがあると、父上から何度も忠告を受けたでしょう!」
え、なにそれ。
アイリス都市連合国。
プラチナ帝国の傘下国のひとつで、古い歴史を持つ国だ。
派手な軍事力で押す国ではない。けれど、外交、諜報、物流に長け、表では笑って握手をしながら、裏では相手の弱みを探る。
そんなしたたかさで生き延びてきた国だと、帝都にいる私でも耳にしたことがある。
その名が、こんなところで出てくるなんて。
「うるさい、うるさい!!ドミニクが言っていたんだ。ミント、お前が持っているその宝石、それを俺に寄越せ!」
そう言って第一王子は、私の手の中にあった小ぶりの宝石――呪われた宝石を、ほとんど奪い取るようにして持ち去ってしまった。
「あっ!」
一瞬のことだった。
「また、奪われちゃった・・・・」
「本当に、兄上がすみません」
第二王子は深く頭を下げた。
けれど、それよりも大問題がある。
あれ、呪われているのよ!?
あの宝石は、勝手に奪った者に悪夢を見せ、精神を削り取っていく。
そんなものを、なぜわざわざ欲しがるのかしら。
「どちらにせよ。私が責任をもって奪い返します」
第二王子は静かに言った。
「それに兄上の側にいるドミニク。彼も排除せねばなりません」
「ですが、それよりも大事なことがあります」
そう言って、第二王子はまっすぐ私を見た。
「な、なんでしょうか?」
「あなたの側にいることです。どうか、私を連れて行ってくれませんか」
そう言って、頭まで下げてくる。
え、ちょっと。
そんなことされたら困るじゃない。
けれど、ここまで来ると、断る方が難しい。
結局、私は根負けし、アプリコット公爵領まで第二王子を同行させることになった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
アプリコット公爵領に着くと、私はさっそくキャロット様に面会を願った。
そして、ことの顛末を報告した。
宝石の由来。
クレマチス侯爵と前侯爵夫人から聞いた話。
そして、第一王子に宝石を奪われたことまで。
「・・・・そう、なのね」
報告を終えてもしばらく、キャロット様は何もおっしゃらなかった。
やがて、静かに口を開く。
「宝石の件はいいわ。そのことは、もう報告を受けているから」
うわ。
さすが公爵家。
すでに把握済み、ということね。
じゃあ、私の行動も把握されていたのね。
キャロット様はにっこり微笑んだ。
「ええ、そうよ。あなたには、こっそり護衛をつけていました」
「ですが、第一王子と、その側近ドミニクに関しては、こちらの管理下にあるの」
だから安心して。
・・・・意味がよく分からない。
管理下って、どういうことなのかしら。
私の困惑をよそに、キャロット様は立ち上がった。
「いいものを見せてあげるわ。あなたにも関係することよ。ついてきて」
言われるままについて行くと、そこは以前見た公爵家の保管庫だった。
さらに、鍵のかかった奥の部屋へ案内される。
私は、一番奥に置かれた美術品へ、自然と引き寄せられた。
・・・・なぜだか、懐かしい魔力の気配がする。
近づいてみると、穏やかな女性の絵が描かれていた。
その瞬間、目から涙がこぼれた。
どうしてだろう。
見たことがないはずなのに。
懐かしくて。
あたたかくて。
胸の奥が、じんわりと痛くなる。
キャロット様が静かに言う。
「さすが。気づいたようね」
「この絵は、皇帝陛下から直接下賜された我が家の家宝よ。今から百年前、プラチナ帝国中興の祖と呼ばれる第25代皇帝が愛した絵画」
「聞いたことはないかしら。当時は皇太子を美術品の出来で決めようとした。お互いの候補者が芸術家を選び、描かせた」
「それを描いた令嬢の名は、カーペラ・クレソン嬢」
キャロット様は、まっすぐ私を見た。
「あなたのご先祖様よ」
私は言葉を失った。
目の前にあるのは、私がずっと探していた絵だった。
我が家に代々伝わる言い伝え。
かつて我が家は、プラチナ帝国のクレソン男爵家だった。
その家の令嬢、カーペラ・クレソン嬢は特別な才を持ち、家は栄えた。
そして、ある縁から当時まだ小国だったグレープ王国を助けるため、クレソン男爵家はプラチナ帝国から移った。
名を変え。
爵位を上げて。
それが、バーントシェンナ伯爵家。
だから我が家は、今もプラチナ帝国との縁を残している。
その縁によって、帝都プラチナムにタウンハウスを持つことを許され、私自身も帝国の中枢である内務省勤務を許されていたのだ。
そして幼いころから、私は聞かされ続けていた。
先祖であるカーペラ・クレソン嬢の作品が、この世のどこかに眠っているのだと。
私の美術品好きも。
あの絵に惹かれる感覚も。
もしかすると、あの人から受け継いだものだったのかもしれない。
ようやく、謎は解けたのだ。
「そして、こちらがもう一つの絵よ」
キャロット様は、布がかけられた別の絵を示した。
「クレマチス侯爵令嬢が出したという、呪われた絵」
私は息を詰めた。
「この絵は見てはいけない。そう伝わっているの。あなたに渡した宝石は、その額縁についていたものね」
「昔からあったのだけれど、なぜ呪われているのかは分からなかった。でも、あなたのおかげで分かったわ」
キャロット様は、静かに言った。
「これは、カーペラ嬢がエリューシオン教会から借りた絵なのよ」
「・・・・借りた物は、お返ししないとね」
私は、はっとした。
そうか。
これは教会から借りた物。
なら・・・・
「最後のお願いよ。聞いてくれるかしら」
私は、その願いを快く引き受けた。
100年前に、ご先祖様が借りた絵。
返すのは、子孫の私がふさわしい。
キャロット様もそう考えたのだろうし、私もそうしたかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
公爵家から絵を預かって外へ出ると、第二王子が待っていた。
言葉どおり、ちゃんとついてきてくれていたらしい。
当然、公爵家の屋敷には入れないので、外で待機していたのだろう。
「お待たせして恐縮ですが、第二王子殿下」
「用件は終わりましたか」
「まだです。最後に、エリューシオン教会へ行ってもよろしいでしょうか。私の最後のお勤めがあるんです」
私がそう言うと、第二王子は何も聞かず、静かにうなずいた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
エリューシオン教会の総本山。
帝都プラチナムにある総本山の前に立つと、妙に感慨深かった。
100年以上前、ご先祖様であるカーペラ・クレソン男爵令嬢は、この教会でよく奉仕活動をしていたという。
きっと、その縁で絵を借りたのかもしれない。
そう考えながら扉を開くと、
「あれ?もしかして、ミント様ですか」
聞き覚えのある声がした。
振り向くと、そこには以前、修復作業を手伝ってもらった商業人のグリーンがいた。
後ろには、あの妙に存在感の薄い従者もいる。
「あら、久しぶりね。元気そうで何よりだわ。あの時は助かったの。また何かあれば依頼を出すから、その時はよろしくね」
私はそう言って微笑み、それから教会の聖女に事情を話し、絵を返却しようとした。
すると、黒髪に黒い瞳をした、息を呑むほど美しい聖女がやってきた。
「・・・・そうですか。たしかに、100年以上前にカーペラ・クレソン男爵令嬢へお貸しした絵ですね」
「確かに受け取りました」
私は、しっかりとその聖女へ絵を返した。
なんだか、とても晴れやかな気持ちだった。
先祖が借りたものを、100年後に子孫の私が返却した。
時間はかかったけれど、それでも返せたのだ。
・・・・しかし、目の前の聖女様、すごく美人ね。
聖女様って、美人じゃないとなれないのかしら。
そんなことを考えながら、私は思わず見つめてしまった。
すると、グリーンが聖女へ話しかけた。
「ねえねえ、ノワール、それなに?」
「ご主人様、これはですね。その昔、私がこの場である令嬢にお貸しした絵なんですよ」
「たしか、リューシェ様が描いたものですね」
ひょこっと従者が絵をのぞき込む。
「あ、ほんとですう。以前、私がご主人様を想って描いたものですね。あ、防犯魔法がまだかかっています」
「・・・・よいしょっと。これで魔法は解けましたね」
「どれどれ・・・・うわあ、きれいだねえ。うん。芸術のことはよく分からないけど、この絵はきれいだ」
「そうですか。なら、これは屋敷に飾りましょう。ご主人様に喜んでもらうのが一番です」
私は絵を返したあと、少し離れた位置まで下がっていたので、何を話しているのかまでは聞き取れなかった。
けれど、あの絵から呪いのような魔力がふっと消えたのは感じ取れた。
やはり、元の持ち主のところへ返したからかしら。
なにはともあれ、良かったわ。
私はそう思いながら、教会をあとにした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
外に出ると、そこには第二王子が立っていた。
「用件は終わりましたか」
「はい」
「それでは、次は私の話を聞いていただけますか」
「何でしょう?」
第二王子は私をまっすぐ見つめた。
そして、はっきりと言った。
「私と婚約していただけませんか」
・・・・はい?
私は数秒、言葉を失った。
第二王子は苦笑する。
「そんな顔をしなくてもいいでしょう。もちろん、政略です」
「バーントシェンナ伯爵家は、プラチナ帝国から移ってきた家です。つまり、我が王家――ひいては、グレープ王国自体を監視する役目も負っているのでしょう?」
・・・・やっぱり、この王子は厄介だわ。
その通りだもの。
100年以上前、グレープ王国がプラチナ帝国の傘下に入るとき、我が家はクレソン男爵家から名を変え、バーントシェンナ伯爵家としてグレープ王国へ移った。
表向きは、グレープ王国を助けるため。
けれど実際には、監視という密命も帯びて。
第一王子のやらかしで傘下を外れた今、我が家はいつでもプラチナ帝国へ戻ることができる立場にある。
私が内務省に勤務している理由も、その延長線上にあった。
「改めてお願いします」
第二王子は、静かな声で言った。
「私と婚約し、再びグレープ王国を監視してください。そして、ともに繁栄に尽力してほしい」
「兄の処分は、すでに決まっています」
私は目を見た。
「兄はもう、第一王子ですらありません。王族からの除籍が決まりました」
私は目を見開いた。
「え・・・・」
「あなたの宝石を奪うかどうか。あれが兄の最後の試験だったようです」
「ドミニクはアイリス側と通じていたのでしょうけれど、最終的にはアプリコット公爵家の掌の上でした」
・・・・なるほど。
つまり、こういうことね。
ドミニクはアイリス都市連合国の者ではあっても、最終的にはアプリコット公爵家に把握され、利用されていた。
第一王子の側近として近づき、その行動を見張りながら、最後の試験まで仕組んでいた。
だからキャロット様は、宝石の件はいいとおっしゃったのだ。
「そういうことだったのね」
第二王子は黙ってうなずいた。
「そして、私が王太子となり、プラチナ帝国に功績を立てれば、傘下を認めてもよいという内諾を得ています」
そこまで話が進んでいるのか。
この人は、もう国を背負って立つ覚悟を決めている。
「だからこそ、私にはあなたが必要なんです」
第二王子は少しだけ目を伏せ、それから言った。
「政略としても。そして、私個人としても」
なによ、それ。
まるで、好きだと言っているみたいじゃない。
私みたいな、貴族令嬢らしくもない人に。
そんなわけないと、自分が一番よく分かっている。
でも、そうね。
政略、と言われれば、まだ割り切れる。
私だって、貴族令嬢の端くれ。
政略結婚がどういうものかぐらい、嫌というほど知っている。
それに。
この人なら、少なくとも国を壊す側ではなく、立て直そうとしている。
それが分かっただけでも、私には十分だった。
私はゆっくりと息を吸った。
「・・・・分かりました」
第二王子の目が、わずかに見開かれる。
「お受けします。政略として」
そう言うと、彼は少しだけ笑った。
なんだか、その顔が思ったよりうれしそうで、私は少しだけ視線を逸らした。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
この後。
グレープ王国では、第一王子が病のため療養に入り、第二王子が王太子になり、その妃として、ミント・バーントシェンナ伯爵令嬢が迎えられたことが正式に発表された。
さらに十数年後。
王妃となったミントは六人の子をもうけ、美術品の画期的な保存方法を提案し、それが高く評価されたことで、グレープ王国は再びプラチナ帝国の傘下に戻ることを許されたという。
後世の記録には、こう記されている。
王太子夫妻――のちの国王夫妻は、政略結婚でありながら、生涯にわたり仲が良かった、と。
・・・・いや、それはまあ、間違ってはいないのだけれど。
その“仲が良い”の中身については、当の本人である私としては、少々異議を申し立てたい。
「政略って言ったじゃない!!なんでこんなにデロデロに甘やかしてくるのよ!!」
思わずそう叫ぶと、目の前の男――今や正式な婚約者となった第二王子は、困ったように笑った。
「だって、そう言わないと結婚を受けてくれないと思って」
「そういう問題じゃないのよ!!」
「ですが、嘘は言っていません。政略でもありますし、私個人としても、あなたが好きですから」
「さらっと言わないで!!」
こんなの、心臓に悪いに決まっている。
私は真っ赤になって抗議し、第二王子はどこか楽しそうに笑っていた。
・・・・まったく。
第一王子は救いようのない馬鹿だったけれど、こちらはこちらで、別方向に厄介だわ。
でも。
この厄介さなら、案外、悪くないのかもしれない。




