表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
32/41

教授と院生とあんぱんまん ~その1~

『教授、教授!』


『どうしたんだい?院生君。そんなに慌てて。』


『アンパンマンって、子供にとっても人気がありますよね!』


『急になんだい院生君?藪から棒に。』



研究を終えた教授は、白衣を脱ぎながら院生君に聞き返しました。

寒い冬の午後4時のことです。

外にはちらほら雪が舞っております。



『いえね、2歳の姪っ子がいるんですがね、彼女がアンパンマンが大好きなんですよ。

その子が明日誕生日なんで、何かアンパンマンのプレゼントをしようかなと思いまして...』



にっこり微笑む院生君。

片手にオレンジジュース持ち、楽しそうにパソコンの画面を眺めています。



『ほう、そうか!

 何か良いものあるかのう...』



ドカッと椅子に座りこみ、すっかり冷めたお茶の入った湯呑を掴むと、教授はグッとそれを飲み干しました。



『よし!わかったぞ!!!

 わしに任せんかい!!』


『うわっ!びっくりしたぁ...

 ジュースこぼしちゃったじゃないですか!

 いつも突然なんだから...教授は...ぶつぶつぶつ...

 で、なにがわかったんですか?』



ティッシュでこぼれたジュースを拭きながら、恨めしそうに教授を見つめる院生君。

そんなことはお構いなしに、教授は話し始めました。



『我々で寸劇をしようではないか!

 アンパンマンの寸劇を!』


『えっ!?

 教授!?今なんて言ったんですか?』


『だから寸劇じゃよ。

 教室のみんなで劇をするんじゃよ!』


『...できるかなぁ...

 劇なんて...

 ただの茶番になるんじゃないかなぁ...』


『つべこべ言わずに始めるぞ!

 まずはキャスティングじゃ!!』


『もう... 強引なんだから。

 はいはい、やればいいんでしょ!やれば...』



そうは言うものの、院生君もなんだか楽しそうです。

2人はきゃっきゃっと言いながら、大きな画用紙をひろげました。



『まずはアンパンマンは誰にしようかのう。』


『太って丸々している方が良いですよね。

 愛嬌があって...』


『そうするとやはりあの豚野郎か...』


『そうですね!屯島の豚野郎が最適ですね!

丸々と肥えた豚野郎が良いですね!』



そうこうやっているうちに、キャスティングが決まりました。

配役は次の通りになりました。

なお、著作権の兼ね合いがありまして、キャラクターの名前は少し変更したようです。



ザ・アンパンマン・・・・・屯島

迷犬ニート・・・・・・・・たまたま校内にいた野良犬

ジャムを持参・・・・・・・教授

バイキン男・・・・・・・・院生君

SMちゃん・・・・・・・・美樹ちゃん(ちなみにSLマンがモチーフです)

悪役の女の人・・・・・・・学生食堂のおばさん


さてどんな茶番劇になるのでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ