表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『世界最強ギルド《Aegis》、サービス終了したゲーム知識で現実ダンジョンを攻略する』  作者: そら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/34

第二十九話 深層前夜

第二十九話 深層前夜


 朝。


 Aegisギルドハウス。


 共同ホールには、焼き立てのパンとスープの匂いが広がっていた。


 少し前まで。


 こんな場所は無かった。


 安宿の狭い部屋で。


 金を気にしながら装備を修理して。


 次の依頼を探していた。


 だが今は違う。


 ここには工房がある。


 錬金室がある。


 共同ホールがある。


 そして。


 同じ場所へ帰ってくる仲間がいる。


 だが。


「寝てねぇのかよ!?」


 Rainが思わず叫ぶ。


 工房。


 そこではDwarfが真っ赤な目で炉を睨んでいた。


「寝れるか!!」


 机には、第二炉アトラスの残骸が並んでいる。


 赤熱装甲。


 魔導流路。


 そして。


 巨大な《地の大魔石》。


「第二炉装甲だけじゃねぇぞ!?」


「地の大魔石まであるんだぞ!!」


「寝れるわけねぇだろ!!」


「いや知らねぇよ……」


 Rainが引いた。


 Dwarfは完全に職人の顔だった。


 工具を握り。


 装甲を叩き。


 火花を散らしながら、ぶつぶつ何かを呟いている。


「ここ削って……流路繋げれば……」


「耐熱付与乗るな……」


「おいLuna!!」


「刻印補助頼む!!」


「今行く」


 Lunaが工房へ入る。


 その目の下にも薄く隈があった。


「お前も寝てねぇの!?」


「付与試験してた」


「このギルド寝不足しかいねぇのか……」


 Rainが頭を抱えた。


 その時。


 Mistが小さく笑う。


「でも、ちょっと楽しそう」


 錬金室。


 そこには新しい調合設備が並んでいた。


 魔導加熱器。


 大型調合器。


 素材保存庫。


 今までの簡易設備とは別物だった。


「ここなら……もっと強い薬、作れる」


 Mistは静かに素材棚を見る。


 第十階層。


 あの死闘。


 回復が足りなければ、誰か死んでいた。


 だから。


 もっと支えたい。


 その想いがあった。


 Mistは静かに薬瓶を並べる。


 足りなくなるのが怖かった。


 回復薬が。


 時間が。


 命が。


 だから。


 もっと作らなきゃいけない。


 次は。


 誰も死なせないために。


 一方。


 共同ホール。


 Arcは机へ地図を広げていた。


 第十一階層。


 未踏破領域。


 資料は少ない。


 いや。


 少な過ぎた。


「……情報が無いな」


 Arcが静かに呟く。


 既知モンスター数。


 少数。


 帰還記録。


 極端に減少。


 そして。


《未帰還者増加傾向》


 その一文だけが、妙に重かった。


 Arcは静かに資料を閉じる。


 第十一階層以降。


 そこは、Arcも知っている領域だ。


 だが。


 ゲーム時代の情報と、現実のダンジョンにはズレがある。


 暴走個体。


 未確認反応。


 観測記録との差異。


 既に“ゲーム知識だけ”では説明できない部分も増え始めていた。


 Arcは静かに通知を見る。


 ゲーム時代には無かった反応。


 その違和感だけが、胸に残っていた。


 ゲーム知識が通じなくなり始めている。


 その事実だけは。


 Arcにとっても、不気味だった。


 この景色を。


 Arcは知っている。


 だが。


 もう二度と見れないと思っていた。


「そんなヤバいのか?」


 Novaが横から資料を見る。


「第十階層までは“上層”扱いだ」


 Arcが淡々と返す。


「第十一階層からは違う」


「ダンジョンそのものが変わる」


 Rainが顔をしかめた。


「……別ゲーってこと?」


「近いな」


 Arcの指が地図をなぞる。


「それと、もう一つ問題がある」


「問題?」


 Arcは視線を上げた。


「帰還だ」


 部屋が少し静まる。


「このダンジョンは転移帰還が使えない」


「一度潜れば、自力で戻るしかない」


「つまり」


「深く潜るほど、帰り道も長くなる」


 Novaが息を吐いた。


「……マジで遠征じゃん」


「第十一階層から先は特にな」


 Arcが資料を机へ置く。


「次の安全階層は第二十三階層」


「そこまで補給無しだ」


 Rainが固まった。


「……は?」


「十階層以上ぶっ通しか?」


「正確には十一階層分だ」


「いや頭おかしいだろ……」


 Novaが苦い顔をする。


「食料だけでもヤバくないか?」


「そこはマジックバッグでどうにかなる」


 Arcが淡々と答えた。


「容量にも限界はあるが、普通の遠征よりは遥かに楽だ」


「レア級でも容量には限界ある」


 Arcが地図を見る。


「持ち込み量は取捨選択になる」


「いや、その“普通”が分かんねぇんだけど……」


 Rainが頭を抱える。


「だから生産班が必要になる」


 Arcが地図を机へ置く。


「長期保存食」


「回復薬」


「装備修理」


「深層は準備不足の方が死ぬ」


「保存食も増やす」


 Mistがメモを書きながら言う。


「中層領域は食事だけでも体力削られるから」


「第十一階層以降は空気も変わる」


 Arcが続ける。


「空気?」


「熱と魔力濃度が上がる」


「長時間いるだけで消耗する」


「うわ、マジで別世界じゃん……」


 Rainが顔をしかめた。


「熱だけならまだ対処できる」


 Arcが静かに言う。


「問題は、境界域側の魔物だ」


 その一言で。


 部屋の空気が少し重くなった。


「……普通に怖ぇんだけど境界域」


 Rainが呟く。


「今さらだな」


「いやお前ら慣れ過ぎだろ!?」


 Novaが吹き出した。


 だが。


 Rainは小さく息を吐く。


 怖い。


 普通に怖い。


 でも。


 それ以上に。


 境界域へ行きたかった。


「……戻ってこれるんだよな?」


 Rainがぽつりと呟く。


 その瞬間だけ。


 部屋が静かになった。


 だが。


 Arcは迷わず答える。


「戻る」


 短い。


 だが。


 その声には確かな重みがあった。


 Garmは黙って、水袋を追加で荷物へ入れた。


 誰かが倒れた時のためだった。


「境界域以降じゃ装備壊れたら終わりだ」


 Dwarfが真顔で言う。


「だから予備装備も大量に持っていく」


「幸い、レア級マジックバッグあるからな」


 工房の隅。


 そこには大量の装備が積まれていた。


 予備盾。


 予備剣。


 交換用装甲。


 補修素材。


「……遠征隊って感じしてきたな」


 Rainが少し引きながら呟く。


「実際そうだ」


 Arcが淡々と答える。


「境界域以降は“準備不足”の方が死ぬ」


「水は多めに持つ」


 Garmが静かに口を開く。


「熱階層で水切れは死ぬ」


「うわ、経験者みたいなこと言う……」


「経験したから言ってる」


 短い返答。


 だが重かった。


「前が崩れたら終わる」


 Garmの声だけが、妙に重かった。


 その時。


 Lunaは静かにArcを見る。


 あの背中は、不思議と迷っているようには見えなかった。


「耐熱付与だけじゃ足りねぇな」


 Dwarfが第二炉装甲を叩きながら呟く。


「第十一階層以降は熱量そのものが違う」


「耐熱ポーションだけじゃ攻略は無理だ」


「第十一階層以降は火の魔石が出る」


 Dwarfがニヤリと笑う。


「火山階層装備の本命素材だ」


「火の魔石一個で、中級装備一式分くらいにはなるぞ」


「マジ!?」


「境界域の素材舐めんな」


「火の魔石の買い取り始まったら市場荒れるぞ」


 Dwarfが笑う。


「境界域素材は値段が桁違いだからな」


 工房机には、赤色の小型魔石が並んでいた。


「これが第十一階層以降で採れる《火の魔石》か」


 Novaが一つ持ち上げる。


 内部で赤い魔力がゆっくり脈打っていた。


「境界域側の属性魔石だ」


 Arcが説明する。


「装備側へ組み込まないと、長時間探索は厳しくなる」


「つまり?」


「全員分の耐熱装備更新が必要だ」


 Rainが顔を引きつらせた。


「また金飛ぶじゃねぇか……」


「だから素材を取りに行くんだよ」


 Dwarfがニヤリと笑う。


「境界域は装備で攻略する場所でもある」


「境界域素材売れるようになったらヤバいぞ」


 Dwarfが笑う。


「工房拡張できる」


「結局そこかよ」


 Rainが吹き出した。


 その時だった。


 工房から爆音が響いた。


 ドゴォン!!


「うおっ!?」


 Rainが飛び上がる。


「成功したぁぁぁ!!」


 Dwarfの叫び声。


 全員が工房を見る。


 そこには。


 赤黒い大型盾が置かれていた。


 第二炉装甲。


 地の大魔石。


 その両方を組み込んだ新装備。


「……デカ」


 Rainが呆然とする。


 Garm用。


 超大型塔盾。


 表面には赤熱流路みたいな刻印が走っていた。


「耐熱付きだ」


「しかも衝撃吸収流路も入れた」


「まだ未完成だけどな!!」


 Dwarfは完全にハイになっていた。


「お前絶対寝ろ」


「無理」


 即答だった。


 その時。


 Lunaが盾へ手を当てる。


 淡い光。


 付与術式が流れ込む。


《Heat Resist(耐熱付与)》


《Impact Guard(衝撃防護)》


「……おぉ」


 Novaが少し感心する。


「前より安定してない?」


「設備のおかげ」


 Lunaが短く答えた。


 そして。


 Arcが静かに言った。


「良い」


 その一言で。


 Dwarfがニヤリと笑う。


「だろ?」


 共同ホールでは、再び騒がしい声が響いていた。


「その肉勝手に食うな!!」


「早い者勝ちだろ!」


 騒がしい。


 だが。


 悪くない空気だった。


 騒がしい共同ホールを見ながら。


 Arcは小さく息を吐く。


 悪くない。


 そう思っている自分がいた。


 その時だった。


 協会通知が視界へ浮かぶ。


《Fenrir 第十階層突破確認》


「あれAegisじゃねぇか?」


「もう第十一階層行くらしいぞ」


「早すぎだろ……」


「新人なのに最前線かよ……」


「いや、もう新人ってレベルじゃねぇだろ」


「Aegisってまだ募集してるのか?」


「いや、もう簡単に入れねぇだろ」


 ギルドハウス前を歩く探索者たちの声が聞こえる。


「もうそんな広まってんのか……」


 Rainが引きつった顔をした。


「第十階層突破組だからな」


 Novaが苦笑する。


 同じ頃。


 第十階層。


「っぐ……!」


 Fenrir前衛が壁へ叩きつけられる。


「Garmマジでどうやって止めてたんだよあれ!?」


「知らねぇよ!!」


 大型剣使いの男が舌打ちする。


「だが攻略自体は安定してる」


「Aegisの記録通りだ」


 冷却周期。


 熱波方向。


 弱点露出。


 全てが記録通り。


 その時。


「……いや待て」


 Fenrir後衛が眉をひそめる。


「オーバーヒート来てなくないか?」


 空気が少し変わる。


「……確かに」


 男が停止しかけた炉心を見る。


「暴走してねぇ」


「つまりAegisがやったのは“暴走個体”かよ……?」


 数秒。


 誰も喋らなかった。


 そして。


「……初見で攻略したAegisがおかしいだけだな」


 Fenrirの男が苦笑する。


「火の魔石が出始めたら、素材相場も変わるな」


 Fenrir後衛が呟く。


「境界域攻略ギルド増えるぞ」


「……追いつくぞ」


 Fenrirの男が静かに炉心を見る。


「新人に前走らせたままじゃ終われねぇ」


「押し切るぞ!!」


 巨大剣が炉心へ叩き込まれる。


 暴走はしていない。


 それでも。


 第十階層は、十分に死地だった。


 同じ頃。


 白銀の翼。


「第十一階層へ入るらしい」


 白ローブの魔導士が資料を閉じた。


「Aegisが?」


「ああ」


 隣の女剣士が眉をひそめる。


「早過ぎない?」


「普通ならな」


 男は静かに目を細める。


「だが、あの神官は異常だ」


「攻略を知っている動きだった」


「偶然ではない」


 その視線が、遠くを見る。


「……見極める必要があるな」


 再び。


 Aegisギルドハウス。


 共同ホール。


 机には大量の物資が並んでいた。


 保存食。


 水袋。


 回復薬。


 予備武器。


 補助結晶。


 共同ホールには、既に荷物が増え始めていた。


 武器。


 素材。


 工具。


 回復薬。


 少しずつ。


 この場所が“Aegisの拠点”になり始めている。


 今までとは違う。


 本格的な遠征準備。


「第二十三階層まで行くなら、最低でも数週間遠征になる」


 Novaが顔を引きつらせる。


「いやもう旅じゃん……」


 昨日まで。


 自分たちは第十階層で必死だった。


 なのに今は。


 第二十三階層を目指す話をしている。


「……いや、感覚バグるだろこれ」


 Rainが苦笑する。


「実際そうだ」


 Arcが地図を閉じる。


 ゲーム時代には存在しなかった暴走個体。


 深層反応。


 そして。


 観測記録そのものが変化し始めている。


 現実のダンジョンは、Arcの知識通りには進まなくなっていた。


「第十一階層から先は、帰還中の死亡率も高い」


 部屋が静まる。


「境界域で死ぬ探索者の半分は、攻略中じゃない」


「帰還中だ」


 その言葉に。


 空気が重くなる。


 第十一階層から先。


 そこは。


 “帰るだけ”でも命懸けの領域だった。


 その時。


 Arcが立ち上がる。


「準備は進める」


「次の目標は第二十三階層」


 安全階層。


 未発見区域。


 そこへ到達すれば。


 ダンジョン攻略は一気に進む。


「第二十三階層へ辿り着ければ」


 Arcが静かに言う。


「探索は一気に変わる」


 安全階層。


 補給拠点。


 そして。


 未だ完全支配されていない、中層前線。


「そこに補給拠点作れるんだよな?」


 Novaが地図を見る。


「ああ」


 Arcが頷く。


「いずれ探索者街になる」


「第二十三階層に街できたらヤバくね?」


 Rainが少し笑う。


「中層前線基地だな」


 Novaも笑った。


「第二十三階層に前線拠点作れたら」


 Novaが苦笑する。


「探索者史に名前残るぞ」


「第二十三階層……」


 Rainが呟く。


「そこ、本当に安全なんだよな?」


「記録上はな」


 Arcが答える。


「だが未確認部分も多い」


「つまり?」


「実際に行くまで分からない」


「結局それかよ……」


 Rainが頭を抱えた。


 だが。


 その顔はどこか楽しそうだった。


 未知。


 未踏破。


 誰も知らない領域。


 探索者として、それ以上に惹かれるものは無い。


 夜。


 工房から響く金属音を聞きながら。


 Rainは静かに天井を見上げた。


 少し前まで。


 自分たちは、ただの新人探索者だった。


 そして。


 夜。


 Arcは一人、ギルドハウス屋上へ立っていた。


 東京の巨大ダンジョン都市エルドリア。


 夜でも消えない探索者街の灯り。


 酒場。


 市場。


 魔導灯。


 その全てが、ダンジョン攻略を中心に回っている。


「……始まるな」


 Arcが小さく呟く。


 第十一階層。


 境界域。


 安全階層。


 そして。


 まだ誰も辿り着いていない領域。


 ここから先は。


 ゲーム知識だけでは測れない。


 現実の境界領域だ。


 その時だった。


 遠く。


 ダンジョン中央塔。


 巨大な魔導灯が、静かに赤く明滅した。


 Arcの目が細くなる。


「……?」


 次の瞬間。


《深層反応増大》


 その文字が夜空へ浮かんだ瞬間。


 エルドリア全体の空気が変わった。


 探索者たちが立ち止まる。


 酒場が静まり返る。


 ベテラン探索者ほど、顔色が悪かった。


「……嫌なタイミングだ」


 酒場のベテラン探索者が顔をしかめる。


「深層反応が増えた時は、大体ロクなことにならねぇ」


「深層反応増大だと……?」


 ベテラン探索者の顔色が変わる。


「おい……最近、未帰還増えてなかったか?」


「前回の深層反応で、三十人消えた」


 誰かが小さく呟いた。


「第三探索隊と連絡が取れません!」


 協会職員の声が響く。


 その瞬間。


 酒場の空気が凍った。


「おい、深層反応って……」


「最近無かったよな?」


「第十一階層組、引き返した方がいいんじゃねぇか?」


 ざわめき。


 警鐘。


 走り出す探索者たち。


 そして。


 Arcは静かに空を見上げた。


 ダンジョンの空気が変わっている。


 まるで。


 “下”から何かが近付いてきているみたいだった。


「……来るか」

第二十九話でした。


今回は第十一階層へ向かう前の「深層準備回」です。


第十階層までは攻略戦という感じでしたが、

ここから先は少しずつ“遠征”の色が強くなっていきます。


食料、水、装備、回復薬、付与、マジックバッグ。


ただ強いだけでは進めない場所になっていくので、

生産組の重要度もかなり上がっていく予定です。


Dwarf、Mist、Lunaが前線に出ない理由も、

ここからしっかり活かしていきたいです。


そして最後に出てきた《深層反応増大》。


第十一階層から先は、ゲーム知識だけでは片付かない現実のダンジョンとして動き始めます。


次回から、いよいよ深層側へ。


ダンジョン階層区分


上層


1〜10階層


新人〜中級探索者の主戦場。



境界域


11〜15階層


上層と中層を繋ぐ危険地帯。

環境そのものが探索者を殺しに来る。


ここまで読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ