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22. 星見の森

入ったわね。


ええ、問題はないわね。さぁ頼むわよ


そもそもこの世界における"冒険者"とはなんなのか

地位や名声、巨額の富を求める者

力を求め強敵との戦いに身を投じる者

新たなる冒険を求めて旅立つ者

様々な冒険者がいるが、タダでは冒険者は名乗ることができない。冒険者ギルドでその証、冒険者証を発行して貰わなければならない。

そして冒険者とは夢のある職業である。腕の達つ者は1回の依頼で金貨を数百枚稼ぐ。だがそれはほんの一握り。無謀にも身の丈に合わない依頼を受け死ぬものが多数いた。

そこで導入されたのが階級システム。Fランクから始まりSランクまで存在する。依頼の難易度もランクにあわせての受注が可能。パーティーを組めば上の難易度の依頼も受けられる。

九条樹生の場合も同じくFランクから始まった。だがフウナさんという規格外の存在のおかげでほぼすべての依頼の受注が可能となっていた。


さぁ、眠くなる話は一旦終わりにしよう。彼らの物語を始めようじゃないか!




腹も膨れ星見の森へ移動を開始した。フウナさんの言う通りすぐに森へ到着した。


「………マジか、……すげぇ」


まさに幻想。本の中で、ゲームの中で、絵の中で、何度も、色々なものをみたがそのどれよりも美しかった。


「この森をキレイと思えるのはここまでよ。私がいるから問題は無いと思うけど一応……」


その瞬間体がわずかに輝いた。


「あなたに結界を張ったわ。まぁこの森程度ならその結界を破れる敵はいないわ。」


「ありがとうございます。クウは……」


「この娘なら大丈夫よ。ねえ、クウ?」

「アオン!(大丈夫!)」


どうやら問題無いようだ。


「それじゃあ、行きましょう!」



ピーピー

クルクル


鳥や他の生き物の声が多い。

一見きれいで平和そうな森だが……


「タツキ気をつけて…囲まれているわ」


さっそくエンカウント。


グルルル………


「こいつらは!」


青い体に屈強な筋肉、腰に布を巻き手には様々な武器を持っていた。


「オークか!」


以前フウナさんが虐殺した奴らは緑色の個体だった。おそらくこいつらはその亜種か色違いといったところだろう。


「ブルーオークね。ちょうどいいわ、クウ」


フウナさんがそういうとクウが一歩前に出た。


「えっ!フウナさん、さすがにクウには早いんじゃ‥‥」



すぅぅ……


「アオオオオオオオオオオオン!!!!」



クウが吠えた


大気がビリビリと震えて……


パリ……


「ん?何かピリッて……」


「まずいわ!」


バリバリバリバリ!!


「どわあああああ!!」


ブルーオークめがけて巨大な雷が落ちてきた!


「ガアアアアア!!」


阿鼻叫喚だった。沢山いたブルーオーク達はそのほとんとが黒く焦げていた。


「ふぅ……さすがは私の娘ね。私の結界ごと吹き飛ばしたわね。」


フウナさんが俺に纏わせてくれた結界が消えていた。


「クウ……」


トボトボとこちらにクウが歩いてきた。


「クゥン……(ごめんなさい)」


おそらく、謝っているのだろうか……クウが気にすることではないと言うのに。


「ははは!クウ、ありがとう。おかげで助かったよ」


「!! アオン!」


クウの両脇を抱えて持ち上げると、嬉しそうに尻尾を振っていた。


「ふふっ、クウはあなたに良いところを見せたかったようね。ちょっと嫉妬しちゃうわ」


今さらだけどフウナさんって何でこんな人間っぽいんだろうか?


「ははっ、なら次はもう少し押さえてもらおうかな」


気丈に振る舞ってはいるが足の震えが止まらないタツキであった。



その後、痛みの少ないブルーオークを3体ほど保管庫に入れ先へと向かった。






「あら?これは……」


クウと一緒に先を歩く樹生。その後ろでフウナさんは木につけられた巨大な爪痕を見つけ舌なめずりをしていた。


(彼ならどう美味しくしてくれるかしら?)


もはや爪痕の主の運命は確定したようだ。



「うん?」

樹生は木になっている果物が目にはいった。

「フウナさん、あれは食べられるんですか?」

指で示すとフウナさんは珍しいと声をあげた。

「あれは星桃ね。甘くて美味しいわ……よ!!」

ズドンっと木に体当たりすると星桃が落ちてきた。


「ワフ!」

クウがパクっと実をとると美味しそうに食べていた。


「俺も一口……」


シャク………ジュワァ……


「おお……うまぁ……」


食感は梨のようなシャクっとした感じで味は甘い桃がジュワァと溢れ口に広がる。みずみずしく食べやすい。


「なかなか見つからない貴重なもで、この景色の中にうまく隠れているのよ。よく見つけられたわね。」


フウナさんにそう言われると嬉しいものだ。


「……なるほど。なら多めに持って帰りましょうか。お金にもなりそうですし。」


クウにも手伝ってもらって全部で30個ほど集めた。

保管庫があれば腐敗の心配は無いため見つけ次第集めていこうと思う。


「異世界……最高だな」



星見の森は新たな食材や敵で溢れているようです。そして女神達もなにやら企んでいるようですが………一体何が目的なのでしょうか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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