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19. 雷光

あらあら……また何かに巻き込まれてるわね……


あっ!帰ってきた


ふふっ……ええ。色々とおもしろくなりそうね。



「本当にごめんなさい!!」


「ええ………」

色々と起きすぎてわけがわからないことになっていた。

つい昨日フウナさんに踏みつけられてた人が今自分に頭を下げているのだから。

「あの!本当にごめんなさい。私が言えたことではないけど……。このバカ二人はちゃんと言っておくので!」

「そうは言いますけど……」


プスプス……


真っ黒な煤にまみれ、口から黒い煙を出している。そんな二人の姿があった。


「はっ!」

「んっ……」


あっ、起きた。


ということで場所を変えて、話をすることにした。



近くにあるカフェらしきとこに入り、いくつか注文した後自己紹介をすることにした。

「改めて、私はアリスと言うわ」

金髪のショートカットの美人さん。細身の剣を持っており昨日フウナさんに踏みつけられてた人で間違いないだろう。

「ちっ……」

そっぽを向いて舌打ちをしているのがマーヤさん。両腕にガントレットを装備しており、格闘家であることがうかがえる。

「………ご飯」

口調から幼く感じられるが背丈は樹生より少し高いエルフの女性。セスという名前で弓を使うようである。


「………二人とも?」


「「·········」」


完全にリーダーはアリスさんで間違いないようだ。


「はぁ……。ごめんなさい。二人とも実力は高いんだけどね……」


アリスさんは苦労人らしい。


「皆さんのことはわかりました。そこで一つ聞きたいのですがアリスさん、何故あの時襲って来たのですか?」


ピクッとクウが反応した。警戒を強め始めていた。


「………珍しい話じゃないわ。故郷があなたの従魔によく似た

魔物に滅ぼされたのよ。それに……」

アリスさんは言葉を切るとまっすぐ目を見てこう言った。


「そこにいた人間……奴らを統率していた奴があなたにそっくりだったから。」


瞬間全身に鳥肌がたった。


「フウナさん!落ち着いて……。彼女達にも事情があったみたいだし。それに俺が非常識だったのも事実だからさ!」


懸命にフウナさんを説得すると、彼女は目を伏せて


「…………まあ、タツキもこう言ってるし、今回のことは許すことにするわ。でも……もし同じことをするようなら……」


その時近くにいた人々は様々な反応をした。

咄嗟に武器をかまえる者

反対方向に逃げ出す者

腰を抜かして地面にへたりこむ者


人々だけでなく、動物も、鳥も、虫ですらその場がら消え失せた。


「貴様ら全員……皆殺しよ」


「「「……………………」」」


ドサッ


「……さすがにやりすぎだと思うんですけど」

三人とも気絶していた。

「これくらいがちょうどいいのよ。それよりもギルドへは行かなくていいの?」

「あ!忘れてた!」

樹生は荷物をまとめ始めた。

「フウナさん。三人乗せられませんか?」

「嫌よ。別に死んだわけではないんだし、勝手に起きるわよ。」

そういうフウナさんの話を聞きながら三人を背中に乗せていった。

「ちょっ!何して……」

「何事も助け合いですよ。彼女達には迷惑をかけられましたが、こんな所で気絶してたら貴重品とか盗まれるかもしれませんしね」


「………まったく、あなたは本当にお人好しね」


一周まわって呆れるフウナさんを横目に三人を乗せてギルドへと向かった。


「·················」


何故かクウが三人をジッと見つめていたが、興味を失ったのか可愛い寝息をたて始めた。



side~???


(·············何か変)

私はすぐに目を覚ましたため、彼らの会話を聞いていた。

それからというもの何故かモヤモヤしていた。

(·······あの人·····いや、でも)

そのモヤモヤの答えを知れるのはもう少し後になりそうである。

(………お腹減った)






今回私のミスでこの物語の進行をしばらく止めてしまいました。今後はこのようなことが起きないように管理を徹底していきます。本当に申し訳ありませんでした。これからも彼らの物語を楽しみにしていてください。これからもよろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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