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【完結までほぼ毎日更新】超巨大テーマパークで働いたら連続殺人に巻き込まれました。怪奇と幻想『ストレンジ・ワールド』へようこそ!  作者: 森月真冬


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九十九


「九十九、九十九、九十九……」


 不思議な事に、この狭い闇の中で数字を数えていると落ち着くのだ。

 とっても辛いはずなのに。とっても苦しいはずなのに。

 何も見ることができず、耳だけがただ敏感になる。


 じっとりと湿っていて、意識すらもはっきりしない。

 きっと、母親のお腹の中は、こんな風なんだろう。

 狭いのが気持ちいい。苦しいのが気持ちいい。

 そう思うしかない。

 

 だって狭くて苦しくて、どこにも逃げ場がないのだから。


「九十九、九十九、九十九……ぐぅ」


 次は……百。

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