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初月セイ…希望

オマケ(裏設定)


足りない霊力の補充は月詠家が主に担っている。


だが日高望の霊力でほぼ賄えるので

日々両家で霊力の量を競いあっている。


枯れ草を踏み締める音がサクッサクッと

近付いてくる。

その音が近付くにつれて

辺りに風が吹き、木々がざわめく音が響く。


音が止まると生臭い息が僕の顔にかかる。


眼を開けるとそこには

黒く巨大な口と鋭い牙が見えて

そこから赤黒い唾液が地面に垂れる。


蒼白く光る瞳が僕の瞳を睨み付け

光を吸い込む様な瞳で僕の魂を凍らせる。


その邪悪な獣が僕に語りかける。

「我が名はケルベロス闇の審理書に宿る者」


「月詠一希、汝は、我が与えた闇の試練を

果たす事が出来なかった。」


「我の身体の一部、惡眼を与えたにも、関わらず、時空を歪め世界に闇を導く者の凶行を防ぐ事が出来なかった。」


「月詠一希、汝にその報いと代償を払って、貰おう!」


ケルベロスがその言葉を言い

凄まじい咆哮をあげると僕の右腕が不気味にきしむ骨の音と共に捻れ皮膚が裂けると

そこの血管から吹き出す緑色の物が

僕の身体を蝕み溶かしていく。


僕は硫酸を頭からかぶったかの様な激しく

焼けるような痛みに悲鳴をあげる。


僕の悲鳴を聞いて満足したのか笑みを浮かべるとケルベロスは、

「次に我が、試練を、果たす事が出来ぬ時には、汝の魂と肉体を、我が喰らおう。」


「汝の右手に時を刻む、その数字が終わりを告げた時。」


「汝は、深淵の闇に飲まれ、未来永劫と彷徨う事になるだろう。」


と言うと目の前から消えていく…


◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻◼◻


僕の体が揺さぶられ「お兄ちゃん、起きて!

今日は、星霊祭だから、雪ばあちゃんの、

お手伝いをするよ!」と

夢莉に叩き起こされる。


僕は、寝起きで頭がボーとしていた。

するとリビングから雄叫びの様な声が

聞こえる。


僕は,その声に驚いて目が覚める。

僕と夢莉は,声のするリビング方に行くと

信長が「おはようクッキングが映らん!何故じゃ?」とテレビの電源ボタンを

何度も押していた。


すると雪ばあちゃんが

「今日は計画停電の日でもあるからね。」


「のぶちゃん今日はテレビは、諦めてね。」

とテレビが観れなくて荒れている

織田信長をなだめながら話すと


雪ばあちゃんが「じゃあ皆で水鏡ダムまで、行くかね!」と気合いをいれていた。


僕達は、雪ばあちゃんと一緒に水鏡町の

中央地区にある水鏡ダムに向かって

歩いて行く。


水鏡町は,日髙望大伯父さんが4年前にWPMAの協力の元に霊力を

資源エネルギー化する事に成功すると

水鏡町に住む霊力を持つ人が定期的に

補充を行うことでサイクロンと日照り等、から町を守るバリアーと水鏡町の電気を

まかなっていた。


そのおかげで水鏡町では、安定的に

農作物が育ち他の町では、滅多にない電気と

上下水道の完備がされ、電車や電気自動車等の交通設備も整っていた。


そして月曜日のこの日は,水鏡町にいる霊力を持つもの達が集まり霊力ダムにエネルギーを補充する特別な日である。


ちなみに霊力の量が多いとその分、物資も

多く配給されるので、補充に集まる人たちの

気迫が凄く、一番霊力を納めた者には,お米等の生活用品の他に特別賞を用意されている。

前回の特別賞はフランスの有名パティシエが作った高級チョコレートアイスだった。

そして前回の特別賞を取ったのは,賀茂太郎と言う人らしい、雪ばあちゃんは,惜しくも

二番目だったと悔しがっていた。


そして、霊力を持たない人達は、水鏡町の

スーパーでお金や物々交換という形で

食料や生活用品を入手していた。


その様に水鏡町のライフラインを整備したのは雪ばあちゃんの友達の吉本栄しげちゃん川八木美保メーちゃん夫婦の娘で

現水鏡町町長、吉本かなえさんの手腕により今、水鏡町が栄えている。


屋台や提灯が飾ってあり、ちょっとした

水鏡町のお祭りなのがこの(星霊祭)である。


雪ばあちゃんは,この日の為に霊力を抑えて蓄えていた。


目の前に六角形の水色に光る建物が見える。

その建物の周辺に沢山の人だかりが

集まっている。


係の人が「霊力をお持ちのかたはこちらに

並んで下さい。」と遠くで叫んでいた。


雪ばあちゃんが「じゃあ行ってくるね!」と言って長い列に並んでいた。


僕達は,星霊祭の雰囲気を満喫していると

大きな星霊祭の看板を見つけると

信長が真顔で「一希、お主も霊力の補充に

参加するのじゃ!」言うと

僕を無理矢理に列へと捩じ込んだ。


信長の行動が不自然なので看板の文字を目を凝らして見ると、今回の特別賞は

旬の果物盛り合わせパンケーキ

と書いてあり僕は,理由が分かり納得した。


僕は,列に並んでいると係の人がゼッケンを渡すと「はい,番号213番ですね。」


「星霊祭恒例である、霊力奉納の儀のやり方はご存知ですか?」


と聞いてきたので僕は,「初めて参加するので教えて下さい。」と伝えると係の人が「ゼッケンに書かれている番号を呼ばれたら、

霊力ダムに繋がるホースがあるので、そこに思い切り霊力を込めて下さい!」


「霊力の放出量が計測されますとブザーがなりますので結果を出口の受け付けに聞いて下さい。」


「では、特別賞目指して頑張って下さいね!」

と僕に話し終えると、違う人の方に歩いて

同じことを説明していた。


僕は,信長と夢莉に霊力の込める方法を聞く


織田信長「精神を一点に集中させて放てば、良い!」


月詠夢莉「お兄ちゃんあとリラックスしないと霊力が乱れるから気を付けてね!」


織田信長「それに星蘭を呼べばお主が、間違いなく一番になれる。」


月詠夢莉「それは,危ないよお兄ちゃんまだ制御出来ないもん。」


すると信長が頭を抱えて「そうじゃ、こやつは星蘭を制御出来ないの、を忘れておったわ!」と嘆くと深呼吸をして僕に

「なら気合いで勝て!死んでも勝て!特別賞を取らねば、ワシの風槍の錆びにしてくれる!」と言うと以前取り込んだ

風毬の力を使い空気を固めると

透明で風が吹き荒れる一振の槍が出来る。


その槍を信長は構え、不敵な笑みを浮かべて

僕に重い圧力を加える。


僕は,本気の信長に背筋が冷えると

真剣に霊力を集中させて高めていた。


すると「213番の人きて下さい!」と

計測係の人に呼ばれると係の人は

僕に細いホースを渡して

「この穴に霊力を吹き込んで下さい!」と

言って笛を吹く。

僕は,深呼吸をして精神を星蘭のある右目に集中させるとホースに霊力を吹き込む。


すると赤いランプが回転して非常ベルの

警戒音が鳴り響く。

計測係の人が「計測機のトラブルが発生しました。原因の究明の為に一時ここから避難して下さい。」と言って

僕を含めた参加者全員をダムの外に出すと

立ち入り禁止の看板を立てた。


すると僕の方に手を降りながら、雪ばあちゃんが来て「急に非常ベルが鳴ったけど、かずちゃん達は,大丈夫かい?」と心配そうに

していた。


僕は,霊力奉納の儀に参加していたことを

伝えると雪ばあちゃんは,「もしかしたら、かずちゃんの霊力が強すぎたのかもね。」


「それよりのぶちゃんとゆうちゃんは、

何処に行ったの?」と

雪ばあちゃんが周りを見ながら僕に聞くので、僕も、同じ様に見渡すが二人共

見当たらない。


すると今度は,ピンポ~ン、パンポーンと

少しずれた音が鳴り町会放送用のスピーカーから放送が流れる。


「昨日から賀茂綺羅々さん、15歳女性が、行方不明になっています。」


「服装は,上は白いTシャツ、下はデニムのズボン、靴は白いスニーカーで白いTシャツのところにMiyabiのバッチをつけています。」


「特徴は、赤いポニーテール、身長147cm位、細身の体格、口元に小さなホクロがあります。」


「見覚えがある方は、水鏡町警察署にご連絡下さい。」


と言い終わると放送がプッと切れる。


僕は,その放送を聞いて嫌な胸騒ぎがした。


僕は,詳しい事を聞きに、警察署に行くと、雪ばあちゃんに伝えると

「ちょっと待ちなさい!かずちゃん、警察署の場所が分かるの?」


と言われて僕は、警察署の場所を

知らない事に気付く。


すると雪ばあちゃんが

「じゃあ、かずちゃん、一緒に行こうかね。」


「係の人から、霊力分の食料品を貰ってくるからちょっと待っててね!」


「かずちゃんは,はぐれた、のぶちゃんと、ゆうちゃんを探して来てね。」


と言って霊力奉納の儀の受け付けに行った。


僕は,はぐれた、信長と夢莉の気配を、

探るために精神を集中させる。


二人の気配が霊力ダムの中に感じたので、

僕は,立ち入り禁止の看板がある、

出入口に向かう。


霊力ダムの中に入るとさっきまでの

雰囲気、とは違い明かりが無く

とても不気味な静けさが漂っていた。


僕の星蘭が宿る右目が疼き森蘭丸の声が頭に響く「一希殿,近くで邪悪な気配を、感じます!気を付けて下さい。」と告げると声がしなくなる。

僕は,精神を集中させて星蘭を呼び出す。


「星詠みの時より来る、神具よ闇の盟約者の月詠一希の命により目覚めよ!」


僕の右目が光り出し金色の光る霧が

飛び出し金槌の形になる。

僕の心臓の鼓動に合わせるかの様に

脈を打つ金槌を両手で持つと

二人の気配がする霊力ダムの奥に

向かって歩いて行った…


一方その頃、織田信長と夢莉は、はぐれた

月詠一希を探して霊力ダムの中を

彷徨っていた。


織田信長「あの馬鹿者《月詠一希》は何処へ行きおった。」


夢莉「まさか非常ベルが鳴った時に、

凄い勢いで霊力ダムの奥に、吸い込まれるとは、思わなかったね。」


織田信長「本当じゃな!ワシも驚いたわ!」


夢莉「何で私達は、吸い込まれたのかな?」


織田信長「おそらくじゃが、霊力ダムの造りが原因じゃの。」


織田信長「この霊力ダムが建てられた所は元々精霊が住む場所なのじゃろう。」


夢莉「精霊と霊力は、何か関係があるの?」


織田信長「精霊は,人間が放つ霊力の力を

使う事でこの世で自分達の力を具現化する事が出来る。」


織田信長「精霊は別の世界で存在する者故に霊力を好み、この世に存在する為に人間が、放つ霊力を蓄える特徴がある。」


織田信長「そして霊力は,時間が経つと、

自然に帰る事とこの世に存在する物資では、触れる事すら出来んという特性が有る。」


織田信長「つまり方法は知らんが、霊力ダムに霊力を貯める事が出来るのは、精霊の力をわしは、利用しておると思う。」


織田信長「そして人の魂は霊力の塊じゃ!

なので何らかの原因で、このダムが作動しないので、安全装置の機能として霊力が漏れない様に、精霊に引っ張られたのじゃろう。」


夢莉「霊力が漏れても別に、自然に帰るだけなのにどうして、安全装置が必要なの?」


織田信長「それは、多少の霊力なら自然に帰るだけだが、水鏡町全体を支える程の霊力が

漏れるとなるとのぉ…」


夢莉「えっ何か酷い事になるの?」


織田信長「少なくともこの水鏡町は消し飛ぶのぉ。」


夢莉「何か霊力て怖いなぁ…」


織田信長「いつの世も道具は、使い方次第よ!」


二人は,薄暗い中を歩きながら談笑をしていた。すると近くで話し声が聞こえる。

夢莉は,喜んでその声の方に行こうとすると信長が夢莉の手を掴み"待て"と伝え、夢莉を物陰に隠すと信長は,気配を消して

声のする方へと近づく。


一人の男が淡く光る不気味な鏡に向かって誰かと話している。


「メフィスト様の御指示の通りに霊力ダムにいる精霊を惑わしました。」


「これで水鏡町の結界も解けてメフィスト様も水鏡町に入れますね。」


すると淡く光る不気味な鏡から

声が聞こえる。

「良くやったよMiyabi、君の望み通りに悪魔にしてあげるよ。」


「後は,月詠一希を捕らえてルシファー様の器にすればこの世は我々の物になる。」


「じゃあ僕は,準備があるからまた、何か合ったら教えてね。」


と言って不気味な鏡の光りが消える。


信長「こりゃ行かんぞ!早うあの馬鹿を探さねば。」と思いと

夢莉を連れてその場から離れた。


その時僕は,紫色に光る

小さな狐の集団に襲われていた。


子狐は「よくも我らの土地神様を汚したな!」と紫色の炎を僕に向かって吐き出す。

僕は,その炎を避けると次々と紫色の炎 が僕に降り注ぐ。

僕は,子狐達に

「僕は,何もしていない。そもそも土地神様て誰?」と聞くと子狐達は声を揃えて


「嘘をつくなお前から悪魔の匂いがする。」


「あの男と一緒で悪魔の手先だろう!」

と言って攻撃を続ける。


僕は,ここに悪魔に関係する者がいる事を

子狐達の言葉から聞き取ると手に持つ

星蘭の形が変わり赤黒い槍に変わる。


僕は,姿勢を低くしながら「我の身に宿る黒魘こくえんの炎よ我の盾となり、我に降り注ぐ火を相手に返せ」(炎鏡転火えんきょうてんび)と唱えると星蘭(槍)の穂先が黒い炎を纏う。

僕は,槍を振り回し飛んで来る炎を全て

子狐達に打ち返す。


自分達の吐き出した炎に巻かれた子狐達は,炎の熱さと星蘭の(槍)の技"炎鏡転火"の威力が合わさり地獄の業火となった炎により

悲鳴をあげながら焼け苦しむ。


僕は,燃えて苦しむ子狐達を見下し

笑っていた。


すると「このたわけが!」と信長が

僕に飛び蹴りをする。


その凄まじい威力と痛みにより僕は

,正気に戻る。


信長は,「一希、早う、その火を消せ!」


「その者達はこの場所に宿る精霊じゃ!」


「精霊がいなくなると霊力が、溢れてこの辺一帯が吹き飛ぶぞ!」


と鋭い眼差しを僕に向けて伝える。


正気に戻った僕は,火を消す為に星蘭に

意識を集中させる。


すると子狐達の身体を焼いていた黒魘の炎が星蘭の中に吸い込まれて行く。


傷付いた子狐の一体が「私達を消さないの?」と聞いてきた。


僕は何て答えれば良いかを悩んで,信長の方を見ると信長が僕の方に来て

頭を思い切り殴ると

子狐達に向かって「お主達を傷付けるつもりは、なかったすまぬ!」と言うと頭を

深々と下げていた。


僕も信長の後を追って子狐達に向かい

頭を下げる。


すると子狐達は「私達の方こそ、ごめんなさい、てっきり悪魔なのかと思ったの!」


と謝ってきた。


それを見ていた夢莉が「さっき子狐さん達が言っていた、土地神様が汚されたと怒っていたけど何が合ったの?」

と子狐達に優しい声で尋ねた。


紫色の子狐の中て一体だけ緑色に光る子狐が


「実は最近、悪魔に操られた人間がこの霊力ダムを襲ってきて、何度もダムの中心部にいる土地神様"タマヨノカミ"様に悪魔の血液で魂を汚そうとするので追い払ってきた。」


「今回は,いつもと違い"正邪反転せいじゃはんてんの儀"を使われてあっという間にタマヨノカミ様は闇に飲まれてしまったの!」と僕達に教えてくれた。


それを聞いていた夢莉が「正邪反転の儀て何?」と僕に聞いてきたので頭の中で森蘭丸を呼び出すと星蘭の知識が意識に流れ込む。


僕の意識が薄れ森蘭丸が変わりに説明をする。

「正邪反転の儀とは、その名の通り聖なる者を邪な者に変える。邪な者を聖なる者に変える儀式の事です。」


「この儀式は禁忌呪法の一つで,一度変えられた者は、元には戻せないという事です。」


「そして禁忌の最大の理由が儀式に用いられる道具です。それは、心清き女性の汚された子宮とその血液を使うという事です。」


「つまりこの儀式を行うという事は、必ず罪もない人が一人犠牲になるという正に邪道の呪法です。」


全てを話し終えると僕の意識が戻り、それと同時に僕の脳裏に、以前に見た女性が悪魔に殺害される悪夢を思い出していた。


僕は,「おそらく儀式を行う為の道具に、

されたのは賀茂綺羅々さんだよ。」と信長と夢莉に伝える。


それを聞いて信長が

「成る程な、これで話しが繋がったのう!」


「さっきMiyabiと名乗る若造が

メフィストに作戦が上手くいったと伝え喜んでおったわ!」


「次は月詠一希を捕らえてルシファーの器にするといっておった!」

と言うと悔しそうに歯ぎしりをしていた。


すると「見付けたよ、月詠一希、君を捕らえればメフィスト様が喜んで僕にもっと力を授けてくれる。」そう言うと

左目が赤く光り顔が整った

中性的な顔立ちとスラッと背の高いMiyabiが

僕を見て不気味な笑みを浮かべる。


僕は,自分の中に渦巻いている憎悪と怒りを抑えて「賀茂綺羅々さんを殺害したのは貴方ですか?」とMiyabiに尋ねる。


するとその男は笑いながら

「へぇ~あの娘綺羅々ちゃんて言うんだ。」


「僕のファンだって言うから家に遊びに

おいでと誘ったらすぐ来たよ!」


「尻の軽い頭の悪そうな娘だったな。」


「でも僕は,あの娘を殺してないよ僕のタイプでは無いからね!」

と道化の様にふざけて挑発しながら話す。


僕は,その言葉を聞いて理性が吹き飛ぶ音が頭の中で鳴ると気が付くとMiyabiの顔の形が変わり、僕の身体中にMiyabiの返り血が付いて全身が血だらけになっていた。


僕の右手が赤く光り13という数字が手の甲に浮き出る。


Miyabiが口から血を吐き出して笑っていた。

「これで月詠一希お前は,終わりだ!」

そう言うとMiyabiの瞳から光が消える。


すると僕の右手の数字が12と変わり外から警察のパトカーのサイレンが聞こえ建物の中まで鳴り響く。


「動くな!動くと撃つぞ!」と僕の周りを、警察官が囲み拳銃を構えていた。


「一希!何でお前がここにいる!」と

僕の名前を叫ぶ。

僕は,声のする方を見ると藤堂未琴さんだった。


警察官が「今すぐ凶器を離して投降しなさいさもないと射殺する!」と拳銃で僕に威嚇射撃をする。

僕は,星蘭(槍)を離そうとするが、一人の警官が僕に拳銃を向けて引き金を引く。

弾丸が飛び出し僕の右目を貫く。

僕に、激しく焼けつく様な痛みが襲うと

貫かれた右目から生暖かい血液が流れ地面を赤く染める。

その姿を見て夢莉が悲鳴をあげる。

そして僕の意識が徐々に薄れていく…

拳銃を撃った警官を藤堂さんが

取り押さえるとその警官を

舌を噛みきり息を引き取る。


辺りから激しい地響きが聞こえ今までに

聞いたことがない警報音が鳴り響く


「防御システムダウン、結界を解除します。」

と警報システムがアナウンスで流れると

外から獣の様な雄叫びと人間達の

悲鳴が聞こえる。


近くに悪魔特有の腐敗臭が立ち込める。


獣の雄叫びがこちらに近づく僕を取り囲んでいた警察官が悪魔に発泡するが傷一つ付ける事が出来ず次々と喰われて殺されていく。


悪魔の一人が僕を見付け「ツクヨミカズキ、ヲミツケタ。」と言って僕に襲いかかる。

信長が風槍で応戦するが悪魔の数が多すぎて

防ぎ切れず傷付いていく。


藤堂さんも僕を庇って悪魔に発泡するがびくともしないので悪魔に体当たりをして

僕を抱えるがすぐに悪魔に捕まる。


悪魔は「メフィストサマ,ツクヨミカズキヲトラエマシタ。」と念を送ると黒い渦が

僕の目の前に起きるとそこから

白く透き通った肌とは見合わない、

顔に火傷をおった少年が現れる。

その少年は,

「やぁ久し振りだね。月詠一希約束通りまた君に合いに来たよ!」と

深い闇の瞳で僕を睨み付ける。


「じゃあ僕の城に行こうか!」と言って

僕の腕を掴むと凄まじい稲妻がメフィストに落ちる。

僕は,その稲妻の落ちる音で何も聞こえずにそのまま意識を失う。


「おやおや一希さん、寝るにはまだ早いですよ!」と狐目で白髪の男が僕に話しかける。


メフィストが稲妻のせいで顔が焼け焦げる。

怒りに震えながら「日高望!貴様まだ生きていたのか!」と

その狐目の男に向かって叫ぶと

狐目の男は精神を集中させて「自然の神々よ太陽の血を引く我に力を与えたまえ」(聖光雷断せいこうらいだん)と唱える。


周辺に聖なる光りが射し込み悪魔達が次々と消滅していく。


メフィストもその光りが辺り

翼から燃えていく。

メフィストは「今度は必ず月詠一希を捕まえに行くからね!」と言って黒い霧となり消えていった…

傷だらけになった藤堂さんが笑いながら

「日高さんお久しぶりです。」と言うと狐目の男は,「未琴さん良く頑張りましたね。」と優しく答えた。


生き残った警察官がその男が何者か藤堂さんに尋ねると藤堂さんが

「今この世界の最後の希望である日高望さんだよ。」と言って狐目の男を紹介する。


大伯父さん|《日高望》は,精神を集中させて激しく印を結び「月と太陽の神々よ邪より退ける壁を造り我等を護りたまえ」

(月聖陽壁つくようへき)と唱えると

水鏡町全体に虹色の聖なる光りが包み

闇の者を退ける結界を張った。


望大伯父さんは

「何とか間に合いましたね!」

と僕の頭を撫でながらため息をしていた。


そして望大伯父さんは,意識を失っている僕と傷付いた織田信長の方見て

「逢魔が刻が目の前に迫っています。」


「そしてそれを止められるのは一希さんと

信長さん貴方達だけです。」

と言い残すとそのまま何処かへ消えて行った

オマケ(裏設定)


ケンちゃんとメーちゃんの娘は

水鏡村を発展させたいと経済学を学び

政治家を志して見事に成功しました。


そして霊能力で有名で古来から存在する

仲が悪い日高家と月詠家の橋渡しをしています。


そのおかげで現在は日高家と月詠家の関係性は良好となったらしいです。


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