31/31
小話にすらならない短さ
『なぞなぞ』
「終わりが始まりになるもの、な~んだ?」
「人生ッ!」
ラツの転生希望ッ!
※答え、しりとり
『雨乞いマシーン』
「フル稼働しても、降るかどうか分からん」
「……」
これさえなければ……と、ソルムは思う。
『会うたびに』
ティズの本体である石から戻って来た時、デンは大きさこそ変わらないものの、半透明ではなくなっていた。
しかも、まるで肥沃な大地のような色合いをし、毛並みがとても良く、ふさふさとしている。
「でっかくなったな~」
「もう私1人なら、背に乗れますよ」
「いや~、でっかくなったもんだ」
「ですね。余裕で寝返りもうてます」
「ホント、でっかく……」
「……」
デンがどれくらいの大きさになったかは、ご想像にお任せする。
だが、ふさふさなのは譲れない。




