閑話 緑の勇者と聖女アンズの呪縛
注意)おっぱい、おっぱいと連呼する部分があります。
不快に思う方は飛ばして貰っても本文には影響ありませんmm
緑の勇者の続編(緑の勇者 三話目)です。
ラン:
ねえ。アンズさん。
ここの聖女候補の方々って異様に巨乳が多くないですか?
おっぱいの大きさにランクがあるように思えるのですが何かあります?
アンズ:
ええ。その通りです。
聖女候補の方はおっぱいを大きくする【魅惑のブラ】というマジックアイテムを使用してまで大きくします。
聖女または聖女候補の付き人になる方はその方よりも大きなおっぱいを持つことは避けなければならないとされています。
この国の上層部の女性の方は、おっぱいの大きさが立場にも関係しています。
初代聖女アンズ様はHサイズと聞き及んでいます。
その初代様より大きなおっぱいを持つのは、このアズアン聖神国では禁じられています。
なので、次代の聖女を継ぐ者は魅惑のブラにてFサイズやGサイズのおっぱいを持つように、おっぱいの大きさまでも強制されてしまうのです。
そして、聖女アンズの名を継げなかった者もまた付き人のように強制的に小さなおっぱいになるよう魅惑のブラのA~Cサイズまでを使用しておっぱいを小さくしてしまいます。
聖女候補の方で小さなおっぱいにされた方は、もう聖女候補ではなくなりますから。
これは、ここアズアン聖神国が初代様である聖女アンズ様が故郷に作られた国であることが由来だそうです。
ただ、実際に聖女アンズ様がこのような仕組みを望んだかどうかは記録には残っていません。
おそらくは、聖女アンズ様がお隠れになってから、男性の権力者が女性の見栄えが良い大きなおっぱいを望んだのではないかと言われています。
または、その奥方が権力の象徴として聖女アンズ様=大きなおっぱいの持ち主として掲げたのかもしれません。
Hサイズ以上のサイズの魅惑のブラが見つかると処分されます。
大勢の前で鑑定した上で処分する様子を見守る中で処分される訳ですので、誰かが隠れて持ち去るなんてことは出来ませんし、もし隠れて持ち去った魅惑のブラが使用されたなら死刑が待っていますから、おいそれとはHサイズ以上の魅惑のブラは使えないでしょう。
小さなサイズの魅惑のブラも貴重な存在です。
オークションで取引されるとしても最低価格が1000万だそうです。
これが大きなサイズにもなれば、その価値は何億も価格になると言われています。
ラン:
ブラが小さいサイズで一千万や大きいサイズだと何億もするの?
それも誰かの使用済みのブラだよね?
アンズ:
おそらく、緑の勇者様は勘違いされています。
ただのブラは、ここまでの高値で取引されていません。
安い物だと銀貨三~五枚もあれば買えます。探せば、もっと安いブラもあると思います。
魅惑のブラというマジックアイテムだから高額なのです。
この魅惑のブラは、着けたブラのサイズにおっぱいの大きさが変化します。
仮に、Bサイズの女性がGサイズの魅惑のブラを着けて十年過ごされると魅惑のブラを着けていなくてもGサイズのおっぱいを持った女性となるのです。
Gサイズのおっぱいの持ち主がBサイズの魅惑のブラを着けて十年過ごされると元々GサイズのおっぱいがBサイズにまで小さくなってしまう訳です。
ブラを着け始めて十年経過するまではおっぱいを大きくするブラですが、それが十年を経過すれば魅惑のブラなしでもおっぱいの大きさを維持出来るという特殊なブラなのです。
女性の体型を変えてしまうのです。
国の最高権力者は初代の聖女アンズ様のHサイズを超えては駄目なのでGサイズまで。
そこから順に位が低くなるに連れておっぱいの大きさも小さくなって行きます。
側仕えなどはA~Cまでと自由に選べますが、国の貴族の女性は殆どがD~Fサイズまでとなります。
もちろん、天然の大きなおっぱいを持つ女性もいますが、貴族の奥方になると大きさを強制されるので泣く泣くおっぱいを小さくされる方もいます。
巨乳の国民の女性は出来るだけ巨乳を目立たせないように生活する。
大き過ぎるおっぱいを持つ女性は強制的に魅惑のブラ(A~Cサイズ)が支給されるそうです。
魅惑のブラの中でもA~Cサイズは比較的良く見つかるようです。
ただ、大きいサイズのブラを発見した者が隠しているなんてことは否定は出来ません。
今はあるオークションで大量に出回ったので国が抱える魅惑のブラに余裕がありますが、基本的には入手するのは困難なマジックアイテムです。
ランクAと呼ばれるダンジョンの宝箱から見つかるそうですが、男性ばかりの冒険者パーティーだとその価値が分からずに気軽に処分されると聞きます。
この国の者かその価値を知っている者以外は処分される方が多いと聞きます。
危険な目に遭ってまで探索したダンジョンの宝箱から、女性用の下着が出てくればどう思うでしょうか?
魅惑のブラの価値を知らない者から見れば、お分かりになりますよね?
女性冒険者が、その場に居ればブラを着けるなんてことはあるかもしれませんが男性冒険者ばかりだと捨てられる可能性は女性がいるパーティーよりも高くなります。
ラン:
まさか、それって男性にも効果あるの?
アンズ:
はい。当然です。
魅惑のブラを装備した者はマジックアイテムの効果を受けます。
男性でも魅惑のブラを使用すれば巨乳になることが可能です。
ラン:
犬などのペットや牛などの家畜には使えないの?
アンズ:
それは分かりません。
緑の勇者様のお国では家畜などに一千万もする物を使われるような裕福なお国ですか?
ラン:
いえ。違います。
アンズ:
そうなのです。
この国でもそんな高額な物を気軽に家畜などに使われることなんて無いのですよ。
私にはアズアン聖神国という国は狂っているとしか思えなかった。補助魔法を生まれながらに持つ少女を全世界から購入し未来の聖女候補へと育成をする。
筆頭聖女となって聖女アンズの名を継ぐと無理矢理に巨乳にさせられてしまうし、聖女になれなかった女性は無理矢理おっぱいを小さくされてしまう。
国民も巨乳すぎる女性が存在しないように取り締まってる?
おっぱいの大きな女性は小さくされてしまうし、聖神国という名から宗教国家かと思っていたけれど、おっぱい教とでも言えば良いのかしら?
でも、他国ではアズアン聖神国のようにおっぱいの大きさは自由に出来るそうです。おっぱいの大きさにルールがあるのは、ここアズアン聖神国とその国民に限られるそうです。
他国から来た冒険者さんが、Hサイズを超えるようなおっぱいの持ち主でも、多少おっぱいを目立たせないように注意や指導を受けるようですが、この国の国民のように無理矢理おっぱいを小さくさせられると言った暴挙には至らないのだとか。
この国のおっぱいへの拘りは恐ろしいと思いました。
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
こちらの作品も宜しくお願いしますmm




