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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第四章 継承と覚醒

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第63話 力の継承 剣神ジョア

剣神の指導

剣神ジョア:

よう。あたしは剣神ジョアって言うんだ。

よろしくな。


 唐突に表れた着物と袴姿の女性がそんなことを言って来ました。

黒い髪でポニーテールの背の高い女性です。


 おそらく、身長は180ぐらいあるんじゃないかと思われます。

私の1.5倍ぐらい身長はありそうです(目測)


 白色の着物を着て、青色の袴を穿き、腰には黒っぽい帯をしています。

二本の刀も差していて、頭には白い鉢巻をしています。

 その姿は某漫画やアニメとかに出て来るような剣士の恰好そのままです。

着物と袴の色が違いますが、アニメの剣士や侍を想像させるのは容姿です。


 しかも、剣神ジョアを名乗った訳です。ここはグランドツール共和国です。

剣神ジョア様に会うにはグランドール帝国へ向かわなければならないと聞いていました。

 そんな剣神ジョア様がどうしてここにいるのか分からないです。


剣神ジョア:

そのおっぱいは大きさは、あいつを思い出す。

斬ってしまっても構わないだろうか?


聖女アンズ:

あら? 脳筋のジョアさん、お久しぶりですわね。

わたくしに何か御用でしょうか?


剣神ジョア:

無駄にデカいのは戦闘の邪魔になるだけっていうのが、まだ分からないのか。


聖女アンズ:

無駄にデカくて悪かったですわね。

あなたのまな板のようなお胸よりは女性らしい身体ですわ。


剣神ジョア:

なにをこの巨乳が・・・


 聖女アンズ様と剣神ジョア様はどうやら相性が悪いようです。

これは、犬猿の仲と言っても過言ではありません。お互いが互いの身体付きに文句を言っています。


 剣神ジョア様は魅惑のブラでAAAサイズの大きさに変えたそうです。

聖女アンズ様のおっぱいも天然の大きさではなく、こちらも魅惑のブラを使用して大きくした胸だとか。

 

 聖女アンズ様が使ったのは魅惑のブラはHサイズだそうで、このサイズより大きな魅惑のブラは誰も手に入れたことがないのだとか。


 元々Gサイズのおっぱいの聖女アンズ様が、魅惑のブラでHサイズにサイズアップって意味があるのかまでは謎ですが、Gサイズのおっぱいも結構な大きさだと思うんのですが・・・。


 アズアン精神国の聖女信仰は凄いもので、聖女アンズ様のおっぱいの大きさを超えないように魅惑のブラを使っているそうで、聖銀の矢の遺産祭りで魅惑のブラの落札先はアズアン聖神国が主だったようです。

 Hサイズのおっぱい以上の大きさを持つ女性はこの世界にいないのではないかと言われているそうです。


 ヘタに聖女アンズ様よりも大きなおっぱいを持っている女性の存在がアズアン聖神国を刺激してはいけないとの判断されているのかもしれませんね。

 政治や外交に関わることになる女性はおっぱいの大きさに注意しているそうです。


 それにしても、聖女アンズ様が何処から出現したのかも分かりませんでした。

あの時、私に力を与えて消えてしまったのだと思っていましたが、剣神ジョア様との・・・。


聖女アンズ:

カスミ。

わたくしが消えてしまう訳はありませんわよ。


剣神ジョア:

あたしたち五人の力をあんたがものにしたら、自然に消えていく運命にあるからな。

その前に、聖女アンズとの決着をつけるのが先だけどな。


賢者アレク:

剣神ジョアよ。そこまでにしておきなさい。

青の勇者様の使命を全うする方が先ですよ。


剣神ジョア:

そうだな。悪かった。

あたしの力は「必殺技」「奥義」と言った類のものだ。

剣士のクラスを極めたあたしの力を得ることが出来る。

ただし、刀剣類の武器に限られるがな。

剣や大剣や刀などを使っていれば問題ないからな。

おい。聖女。

この岩を結界で固めてくれ。


聖女アンズ:

久々に、あれをやるのですわね?

カスミに見せるためですからわたくしもお手伝いいたしますわ。

神よ。堅牢なる守りの壁を、そして私の願いを叶え給え! 【守護壁シールド】 


剣神ジョア:

この魔法で守られている間は物理攻撃が一切効果がなくなる。

それをこの刀で斬るから、良く見ておけよ。

【斬鉄】


 剣神ジョア様が刀を一振りすると大きな岩はスパッと斬られます。

物理攻撃無効とか言っていたのに、刀で斬ることが出来るなんてあり得ません。


 斬った岩を確認しましたが、不思議な魔力に覆われているので、間違いなく物理攻撃を防ぐ効果のある魔法が使われているのが分かります。

 そんな魔法ごと斬ってしまえる技量に驚きます。


剣神ジョア:

カスミと言ったか?

剣神のクラスに就いているのだろうけど、どうせなら剣神のクラスになってみろよ。

あたしが手解きしてやるよ。武器を構えな。


 剣神のクラスのクラスチェンジして、ポーチからミスリルの剣を取り出します。

剣を正眼の構えて、剣神ジョア様に指導の備えます。


剣神ジョア:

その剣じゃ駄目だ。

一合も打ち合えば駄目になるからさ。

これを使え。


 腰に差していた二本目の刀を私に投げて寄越します。

剣神のクラスなのに刀で良いの? なんて顔をしていると・・・


剣神ジョア:

侍大将の方が良かったか?

まぁ、あたしにはどっちでも良いが、武器に合わせたクラスにしたけりゃクラスチェンジしても良いぜ。

カスミは何処でもクラスチェンジで出来てレベルダウンも無いんだろ。


 侍大将のクラスチェンジして剣神ジョア様に稽古をつけて貰います。

数合打ち合っただけで、この人はバケモノの類だと感じるぐらい凄いです。


剣神ジョア:

良いぞ~その調子だ。

その状態に身体強化ブーストの上乗せしてみろ。

面白いように身体が動くようになるぞ。

まだ、根を上げるのは早いぞ。

身体強化ブーストを今の倍ぐらいにしてみろ。

カスミなら出来るはずだ。

おい。聖女。

身体強化ブーストの魔法の方も使ってやれ。


聖女アンズ:

もう無理でしょ。

それ以上、強化したらカスミの身体が壊れてしまうわ。

脳筋のあなたと同じ身体の作りじゃないのだから無理させないでよ。


剣神ジョア:

これぐらいしないと世界の脅威は倒せないはずだ。

だから、青のタイチさんがこの計画を考案したんだろ?


聖女アンズ:

何度言ったら、分かるのですか?

青のタイチさんって呼ぶのは失礼だって言っているではありませんか。

これだから脳筋は・・・。


剣神ジョア:

剣筋は良くなって来たな。

後は、武器次第だな。

そのミスリルの剣だと強敵に出会うと壊れちまうな。

どうにかして良い武器を手に入れるしかないぞ。

ランクSで必ず見つかるとは言えねぇんだからな。

あいつがいれば良い武器を打って貰うんだが・・・


賢者アレク:

そうじゃの。良い武器を打つ鍛冶師じゃったが、月日の経過には誰も勝てんよ。

もう、生きているはずがないだからの。

弟子は取らんとか、ほざいていたんだから弟子も子もおらんだろうな。


剣神ジョア:

今度こそ世界の脅威を滅ぼすために、あたしの力も使ってくれよな!


 聖女アンズ様、賢者アレク様、剣神ジョア様の三人の力を継承しました。

残すは魔王ガリア様、青の勇者タイチ様の力を継承です。五人全ての力を継承すると何かが起こるような気がします。


 それこそが青の勇者様の企みなのだから・・・。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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