第287話 中央都市ジアルジュ
獣人領中心の都市
おはようございます。今日も元気なカスミールです。
今日からの予定は、事前に決めていた予定通りに獣人領へ飛竜に乗って向かいますの。
賢者の一族の方が飛竜を手配して貰えたので凄く楽ちんなのです。
エルフ領から中央自治区を経由して、更に先の獣人領へと進む行程で行くそうですの。
獣人領には中央自治区を経由してもエルフ領から約四時間ぐらいかかるんだそうですの。
私個人としては人領の感謝祭の方が気になっているので感謝祭の方へ行きたかったのです。
ただ、感謝祭の開催時期ではないので人領に行っても美味しそうな料理にありつけないのは残念に思いますの。
ダンジョン産の食材を使った料理ですよ。
どんな物でも食べたいに決まっているじゃないですか。
モンスターのドロップアイテムや宝箱から得たアイテムは一般に出回っている食材よりも美味しいので私としては逃したくない食事なのです。
高価な食材を使った高額な料理であったとしてもダンジョン産の食材を使ったものなら美味しいはずですからね。
獣人領にはエルフ領を出てから予定通りの約四時間で到着しましたの。
早くなることも遅くなることもなく定時に到着するのは良いことですの。
賢者の一族の方に飛竜の搭乗の手配して貰えなければ飛竜の順番待ちや利用する日程次第ではもっと遅くなるとかもあったのではないかと思われますの。
飛竜の手配や利用するタイミングも良かったので特にトラブルや問題もなく無事に到着出来たのです。
飛竜を利用する人が多ければ乗れない可能性もありますし、悪天候や飛竜の調子が悪いとかで当日になって航行が中止になることもあるのだそうです。
獣人領の中央都市ジアルジュという都市に到着しましたの。
獣人領の中で一番栄えている都市で行政府もここジアルジュにありますの。
ちなみに、エルフ領の賢者アレク様の屋敷がある街にもきちんとした名がありますの。
エルフルという名の街ですが由来はエルフル遺跡群が近いからという理由だそうです。
ここから獣王様に関係する人たちに面会を求める手続きが必要なのと何処かの鍛冶場にいるというルードさんにエルフィナさんから受取った魔力の水晶を手渡さなくてはなりませんからね。
獣人領に着いたと言っても直ぐに観光という訳にはいかないみたいですの。
獣人領の街の造りもエルフ領に似ている部分がありまして、元の世界の役所のような所があるのでそこへ行くと各種手続きが出来ると聞いていますの。
ただ、その役所のような建物が何処にあるのかまで聞いていないので現在は捜索中なのです。
さすがは獣人領と呼ばれるだけのことはありますの。
通行人の獣人さんの割合が多いですし、お店の店員さんも獣人さんが多いのです。
獣人さんばかりではなく人やエルフやドワーフの方も獣人さんと比べると少ないですが見かけないことはありませんの。
割合にしてみると十人に一人か二人ぐらいは獣人さんではない種族の方を見かけています。
ドワーフのルードさんを探さなければならないので、ドワーフの方を見かけるとその都度反応してしまっています。
ルードさんの身体的特徴がスリムなドワーフという情報なので、今の所はスリムなドワーフの方を見かけたことはありませんの。
だいたい、スリムなドワーフのルードさんってどれぐらいスリムなのでしょうか。
ドワーフの中でスリムなのか。それとも誰もが「あの人はスリムだ」と言えるぐらいのスリムなのでしょうか。
その判断が難しすぎると思ったのは私だけではないはずですの。
街の中を探索してても鍛冶場と思われる処も見つかりませんし、役所のような建物も見つかりませんの。
結局、役所のような建物は私が散策していたエリアとは全く違った方角にありましたの。
違う場所で探していたのですから何時間かかろうと見つかるはずありませんの。
休憩に立ち寄ったお店の人に聞くと全く違うエリアで探していたことに驚かれるぐらいでしたの。
飛竜から降りて街に入った所から右手方向に行くことが正解だったのですが、私が散策したのは左手方向でしたからね。
「あんた。こんな所で探してたんなら見つけられるはずがないよ。」と周囲の人にも大笑いされたぐらいですからね。
こんなことになるなら最初から場所を近くにいた人に聞いておけば良かったのです。
獣王様が勤務されているという建物の前までは行くことが出来ますが、簡単に獣王様に会えるはずがありませんの。
何せ、相手は獣人領の偉い立場の人なのでSランク冒険者が会いたいですと言ったぐらいでそう易々と会えるような人ではないはずですからね。
獣王様に会う目的も考えなければなりませんの。
会いたいから会えるというような立場でもありませんし、会ってどうするのか? って話にもなると思いますの。
「獣王様。初めまして。」と挨拶をして、それで終わるぐらいなら会わせて貰えるはずがありませんからね。もし、私なら会おうとも思わないです。
一度、手合わせを・・・というのも厳しそうですし、どういう理由であれば会って貰えそうか考えなければならなかったのかも。
事前に理由を考えておけば良かったと思いましたの。
獣王様に面会を求める理由は後で考えるとして、先にエルフィナさんに依頼されたルードさんに会う方を優先することにしたのです。
エルフィナさんの依頼を終えてから、獣王様に会う理由をゆっくり考えるとしましょう。
それで肝心なドワーフのルードさんを探す場所ですが、鍛冶場にいるというお話だったので鍛冶場を手手当たり次第探してみようと思いますの。
鍛冶場にいるという情報はエルフィナさんから貰った情報なので、その辺にいる人から聞き込みして得た情報と違って正確なのです。
ドワーフのルードさんに魔力の水晶を手渡すことは出来たのです。
ですが、事前に聞いていた鍛冶場にいるが私の勘違いだったのです。
ドワーフといっても鍛冶場に住んでいる訳ではありませんの。
食事をしたり自宅で生活もする訳で、ドワーフのルードさんも時には酒場でお酒を飲むなんてこともあるのでしょう。
そうです。ドワーフのルードさんは酒場でお酒を飲んでいたのです。
鍛冶場ばかり探していたので見つかるはずがありませんからね(;^_^A
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ーリメイク情報ー
終焉の起源をリメイクしています。
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