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赤の勇者 ~ちっちゃい聖女は伝説の勇者様?~  作者: エグP
第八章 不思議な夢

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第208話 もう一つの・・・

一周年記念のお話です。

 異世界むこうでの私のクラス(職業)は勇者でした。

勇者には守護精霊という精霊から力を貸して貰え、その力の源が守護精霊なの。

 

 私の場合は『光の精霊 カスミール』が守護精霊なのです。

光と言っても目に見えないものなので本当に良く分からない存在なのです。


カスミール:

新太郎様。いつも私のことを良く分からない存在だと言われますが、私は光と雷を司る勇者様の守護精霊ですよ。


新太郎:

それがおかしいって言ってるのです。

どうして光と雷が同じ扱いなのですか。おかしいんじゃないのかしら。


カスミール:

そう言われましても、光と雷は私たちの住む世界では同じ扱いです。

異世界むこうの事情ですから諦めて下さいと何度も言っているではありませんか。

私も新太郎様に呼ばれない限り元の世界(こっち)では自由に姿を現せないのです。

この辺もご理解下さい。


新太郎:

もう分かったわよ。

それと白刃しらはが見当たらないのだけど・・・何か知らない?


カスミール:

聖剣ですか? 勇者様専用の武器と防具は異空間バッグの中です。

元の世界(こっち)では聖剣は雫様が本当に必要と思った時にしか抜けませんからご注意下さい。

まぁ、新太郎様なら聖剣が無くても問題ないと思いますが・・・


 カスミールには、ネット上にお店を作って貰って、その運営・管理を任せようと考えていることを詳しく説明しましたとも。 

 事情などを説明しカスミールが理解出来るまでになんと二時間も使ってしまいました。


 カスミールの居場所は私の使えなくなったスマホの中となりました。

使えなくなったスマホが一時的に使えるようになったのは、カスミールが元の世界(こっち)でスマホの中に入ったからが理由だったのです。


 使えなくなったスマホからでもカスミールならどうにかネットの世界に入ると思いますの。

 そうすることでカスミールが元の世界(こっち)のあらゆる情報を手に入れてしまうでしょうね。


 ネット上のお店『何でも屋』を開設してしまうと思います。

さすがに、ネットや機械の中を自由に動き回れて、情報を自由に書き換えられると言っても私の意思に反した行動は取らないと思いますの。


 管理サーバーに進入して私の所持金を十億円に書き換えてしまうことだって可能だからです。

 異世界むこうではスマホの中にゲームのようなシステムを作り上げて『新太郎様が次のレベルになるには後二十万の経験値が必要になります。』とスマホの画面に表示された時には驚きましたけどね。


 異空間バッグとは中に無限に物が入るし中に入れた物は時間操作が出来るのです。いつもの使っている肩掛けのアイテムポーチの事なのです。


 私が所有する殆どの物は時間停止処理をしています。

口に入る物が腐ってても困りますからね。消費期限が過ぎた物を食べるなんて怖すぎます(><)


 勇者専用の武器と防具が入っています。

武器は聖剣のことです。防具は勇者である専用のライトプレートメイルです。

 

 胸当てと呼ばれるライトブレストプレート、ライトガントレット、ライトレガース、ライトガード、ライトメットが私の装備です。


 真っ青な鎧に赤色ラインが走っていて、まるでロ〇〇鎧のようで凄く格好良いと思いました。

 聖剣を使って戦う時はバトルモードがこの姿ですが、モードチェンジすると軽装であるローブ姿にも変化させることが出来ます。


 金属鎧のバトルモードとローブ姿の軽装モード。私のだけ変化させることが出来たのです。

 他のクラスメイトは武器で戦う人には金属鎧、魔法を使って戦う人は軽装の鎧なの。


 武器で戦ったり魔法で戦ったりするからモードチェンジ出来たのかも。 

元の世界(こっち)では勇者の正装をすることはない思いますが、きちんとした装備は準備はしてあります。


 私の能力値ステータスであれば一般人が着るような普通の服装で大丈夫ですからね。

勇者戦用装備を使う機会がないことを祈るばかりです。 


 異空間ゲートを何個かは消滅させればハンター用に売られている装備の類は直ぐに買えるだけのお金を稼げると思いますからね。

 ショップで見た装備類は高い防御力のある鎧はそんなに防御力があると思えないのに凄く高いなと思いましたの。


閑話休題(話変わって)


カスミール:

新太郎様。新太郎様。新太郎様。例のサイトが完成しましたよ。


新太郎:

もう出来たの?


カスミール:

はい。完成しました。ご覧になりますか?


新太郎:

うん。見せて。


カスミール:

では、スマホの画面をタッチして下さい。


 そう言われる通りにスマホの画面をタッチするとスアホから立体的にカスミールが作ったと思われるサイトが私にも見えるようになりました。


新太郎:

なんじゃこりゃ~~~。カスミール。

これは、どういうことなの?


カスミール:

新太郎様が言われた通りのお店の宣伝用サイトを作ったのですが何か問題でもあったのでしょうか?


新太郎:

問題だらけじゃないの。


カスミール:

新太郎様のお店ですから問題ないのではないでしょうか。

それに魔石を持っている手が写っているだけではありませんか。

それとも新太郎様の格好良いお姿の写真をアップした方が良かったですか?


新太郎:

どうして魔石なの?


カスミール:

新太郎様には、まだハンターとしての実績がありません。

高ランク魔石を手に出来るぐらい簡単に出来ますよという意味を込めてのことです。


 カスミールがサイト作成中に私が居空間ゲートでGETしたBランクの魔石をいつの間にかサイトにアップしているなんて思ってもいなかったのです。

 私の実績は少ないですが、Bランクの魔石が元の世界(こっち)の日本でどれだけの価値があると思っているのかしら。


 おそらく今後は大変な思いをするのでしょうね。

少しぐらいならカスミールのやらかしは気にしないようにしようと思いますの。

評価やブックマークをしていただけると励みになります。


ーリメイク情報ー

終焉の起源をリメイクしています。

こちらの作品も宜しくお願いしますmm

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