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第92話

俺の髪をつかんだまま離さないビャク。


ビャク【ヘビなのだ・・・今度こそヘビなのだ・・・・】


王妃様も少し離れた場所でヘビと言っている。

そして困っているたも網係の護衛さん、どうすればいいの?と俺を見る。


まあ念のため鑑定してみよう。


【名:ウツボ 毒あり※血 食用可】


毒はあるがアナゴ同様血に毒があるタイプだがちゃんと処理すれば大丈夫だろう。


一【ビャク、大丈夫だよ】

 【王妃様~説明しますのでこちらへ~】


恐る恐るこちらへ戻ってくる王妃様。


一【こいつはマアナゴ同様にヘビではありません】

 【海のギャングと言われてて雑食でかなり狂暴ですが魚です】


と、説明するもとぐろを巻いて口をガパッと開き牙をぎらつかすウツボ。

うん、どうみてもヘビにみえるよね・・・・。

しかしマアナゴで少しなれてたビャクから良い援護射撃が飛んできた。


ビャク【はじめにーちゃんはウソつかないのだ・・・?これは魚なのだな?】


と俺をジーッとみていってくるので頷いてやる。


ビャク【それじゃあ・・・こいつも食べれるのだ?】


よしこれは釣れるぞ!


一【ああ、こいつももちろん食べれるぞ、ビャクがすきなフライとかの揚げ物系が有名な食べ方だな】


この言葉にビャクは喰いついた。

先ほどとは違い脳内でおいしい何かを描いてるのだろう、笑顔でワクワクしたような顔へと変わった。

よし、ここで王妃様をあの言葉で釣り上げよう


一【それとなビャク、この魚にはコラーゲンっていう肌に良いとされてる成分があってな】


この言葉に王妃がピクリとしこちらをジッっと見る


ビャク【コラーゲンなのだ?】


一【そう、そのコラーゲンを食べると美肌効果や関節の痛みを改善する効果があると言われててな】


ビャクはふんふんと頷き、王妃様はピクピクしてる


一【そしてこのウツボと言う魚にはそのコラーレン他いろんな良い成分がたっぷり入っているんだ】


ほーーと感心したような顔をしたビャクが

ビャク【つまり、こいつはおいしく食べれて美容に良い魚なのだ?】


一【そう、その通りだよビャク、よくわかったね】

と、拍手しながらほめてやるとニマニマして嬉しそうだ。


その話を聞き獲物が釣れた。

王妃【コホン、まあ私が釣り上げたのですし、食べれるというなら食してみましょう】

とすごく興味深そうにウツボを見ている王妃様。


よしこれでミッションコンプリートだ。

今回の釣果は王妃様がマアナゴ:9匹、ウツボ1匹。

ビャクがマアナゴ:13匹。

俺がマアナゴ8匹、護衛の方がマアナゴ5匹と全部でマアナゴ35匹、ウツボ1匹と大量で終えた。

ちなみにゲストで来たカサゴは逃がしてやった。


残っていた片づけは護衛さんに任しおれは大きな箱へ氷をぶち込み海水を入れる

そして釣ったマアナゴのうなじ部分を切り氷海水へ入れていく。

血抜きと氷締めで数分もすればお亡くなりになり動かなくなる。

マアナゴの粘膜と血には毒があるので綺麗な氷海水をあらたに作りそこへ移していく。


そしてウツボだがこいつは生きてる状態で氷漬けしておいた。

なぜならこうやってよわらせないと処理をするのも危険だからだ。

低温によって動きがのろくなったウツボもウナジ部分に包丁を入れ込み締めてエラを切って血抜き処理を行う。

こいつも血が抜けなくなってきたので新しい氷海水へ移し処理完了だ。

ビャクは目がさえてしまったのか興味津々と処理をやりたそうだったが、一応毒があるものなので今回は遠慮してもらった。


そうしてすべての処理を終えるとすでに片づけは終えており帰路へつくこととなった。

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