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第87話

サバとイカをもらって帰宅した。

この釣りには匂いが肝心なのでサバとイカを短冊に切りはらわたなども一緒に混ぜて漬け込んでおく。

まあ普通は青イソメで釣るのが主流だが青イソメなんてどこにいるかわからんからな。


仕掛けもシンプルだ。

そのまま真下におとしたりちょい投げする程度なので5号ぐらいの重りに1~2本の針仕掛けのみだ。

これ専用の針は持ってないのでチヌ針で2本仕掛けを20セット作っておいた。

これだけあれば足りるだろうし最悪一本針でもいいしな。


さて夕方まで何しようか?

うーん夕方まで8時間くらいあるしなー・・・・

よし、釣り場探索でもしに行くか!


『ワタツミー』


呼ぶと遠くからタッタと走ってくる音が聞こえる。


『キャンキャン』


『おう、お出かけするよー』


ワタツミと一緒の魔道車へ乗り込み今までいった事ない方向へ出発する。


『良い場所が見つかるといいなー』

『キャンキャン』


変わりゆく景色を楽しそうに見て鳴いているワタツミ。

それから約2時間ほど走っただろうか、やっと海が見えてきた。


『ふう、無計画で最悪海に出会えないかとも思ったが良かったよ』


そしてたどり着いた海を見てみると、近場は砂と小石などの砂利っぽい。

こういう所はエサとなる小さな生物が多く生息できるしとても豊そうだ。


ちょっと試してみるかな。

『ワタツミー、ちょっと釣りしてみるから廻りで遊んでなー』

『キャウン』


魔道車から匠竿とメタルジグセットを取り出し30gのメタルジグを取り付ける。

そーいと軽めに投げこんで60~70mほど飛ばし海底に着底させる。

着底後は約一秒に一回リールを巻くスピードで10回巻いたらストップして浮いた分を着底させ、これを繰り返し移動しつつ投げ込み魚がいるか探って行く。


移動を繰り返し5投目の時だった。

巻いて着底させてるフォール中にガツンとしたアタリが来た。

合わせをいれると竿にズッシリと重く暴れる生命反応が伝わってきた。


『よし、なんかしらんがきたぞ!』


かなりの力強さだがちょっとずつ寄せていく。

5分ほどでその魚体を拝むこととなった。


【名:マゴチ 毒なし 食用可】


ふう、やっぱこういう所にいるよね。

しかし大きいな、計ってみると1mほどあった。

先日のコブダイは地球サイズなのだがこれはかなり大きい。

たしかマゴチって40cm~で最大でも70cmとかのはず・・・・。

よくわからん生態だな~。


あとこいつが釣れるって事はあの魚もいるはずだ。

メタルジグからジグワームに取り換える。


そしてメタルジグと同様投げ込み探って行く。

その後マゴチは釣れるものの目標の魚はこない。

時間的にそろそろ帰って一休憩しておかないとなと諦めかけたその時だった。

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