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第40話

魔道車の話で盛り上がるブラウンさんと俺、先日行った茶屋へ行きアイデアを出し合う。

燃料や電力の心配が無い為色んなものを搭載出来る。

それならキャンピングカー風釣り車にしようと思い色々提案してみる。

話し合った結果T社のHぐらいのサイズの魔道車を作ることとなった。


魔道車はまだ高級な為、大商人ぐらいしか大型魔道車を作成する事が無い為、そんなに魔道車を作る機会がないから久しぶりに新作を作るのが楽しみなんだそうだ。

ブラウンさんはやる気に満ちてマイクロカーに乗って帰って行った。


思ったよりかなり話し込んでいたようだ。

日も落ちてきてオレンジ色になってきている。


家へ帰るとタエさんはまだワタツミと戯れている・・・・。

よっぽど気に入ってるんだな・・・。


『タエさん、今日は海産物を使ったご飯を炊いてみたいんですが良いですか?』

冷静に考えると今の所タエさんて海産物食べてないんだとなと気づき聞いてみる。


『ええ、どうぞ、今日は私も頂けそうですね』

とニッコリ。


了承ももらったので台所へ行き貝の状態を見てみる。

バケツの底に砂や泥などが溜まっており良い感じに吐き出させたみたいだ。

貝を取り出し水で洗う、これで使う準備が出来た。


あまればおにぎりなどにすればいいと思い、電子ジャーならぬ魔道ジャーに三合ほどの米を軽く研いでいく。

丁寧にやるなら先に湯がき身を取り、その出汁がでた湯がいたお湯を炊き込む水として使えばいいがここは男飯なので省略だ。

メモリより少なめの水を入れ、貝のウマミを信じ少しだけいつもの醤油、味醂、酒を合わせた調味料を入れる。

そこへ綺麗に準備された巨大アサリをそのまま10匹いれる。

あとはスイッチをポンでOKだ。


お次はアサリの味噌汁だ。

沸騰したお湯に貝を10匹投入し、身が開きおゆに出汁が出て少し白くなってきたら火を止めて味噌をとく。

これで完了だ、後は食べる前に火を入れ温めればいいだけだ。


最後のアサリ料理はアサリのアサリの酒蒸しだが、炊き込みご飯がまだなのでこれは出来立てを食べたいので後回しだ。


もう一品はイカの切り身を使った野菜炒めにしよう。

キャベツ、タマネギ、ニンジン、ピーマンを切る。

フライパンへイカを入れ軽く焼く、そこへ野菜と少し水を入れあまり野菜がクタクタになるのは好きじゃないので短時間蓋をし蒸し焼きする。

水が飛んだら塩コショウをして、隠し味程度にすこし醤油をたらし混ぜたら完成だ。


急いでアサリの酒蒸しを作って行く。

フライパンへ酒とバターを入れあとは貝を蒸すだけだ。

拘りがあれば色々調味料をたすんだろうがシンプルなこれが好きなのだ。


ご飯も炊けたので蒸す間に料理を運んでいく。

ジャーを開け貝を取り出し身を取って行きそれをご飯へ戻し軽く混ぜる。

美味しそうな匂いが鼻孔へ広がってくる。

ああ、たまらない。


『タエさーん、ワタツミー、キショウー晩御飯が出来たよー、温かいうちに食べようー』

俺の呼びかけにみな食堂へ集まってくるのだった。








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