第41話
『これはおいしいですね』
はじめて海産物料理を食べるタエさんも気にいってくれたようだ。
キショウとワタツミはすでにモグモグ食べている。
『特にこのアサリご飯と言うのがいいですね、これほど美味しいなら先日言ってたお店も食べてもらえれば受け入れてもらえると思います』
ふむ、アサリは魚と違って冷凍したほうがウマみが増すからな、大量に採って冷凍保存しておけば安定提供も出来るしメインにできるかもな?
俺はアサリの酒蒸しを楽しみつつそう考えるのだった。
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それから数日俺はワタツミとまったり過ごしていた。
少しゆったりしてたら良い潮とずれたため、ちょうど良い潮の日を待っていたのだ。
『明日ぐらいでいいかな?よしワタツミ、少しお出かけするよー』
『ヒャン』
俺とワタツミは門番のナギさんの元へ行く。
『ナギさんいるかな~?』
門へ近づいて行ってると詰め所?なような所からナギさんが出てきた。
おでかけですか?と聞いてきたので今日は伝言を頼みに来たと話す。
お任せくださいと言ってくれたので潮干狩りの日時と汚れてもいいような服装やバケツと長靴がいることを伝えてもらう。
ナギさんと別れた後に少しの買い物をしにいく。
マテ貝用の塩と足りるとはおもうが一応もう5個ほどクマデを買い足しにだ。
買い物も終え公園へマッタリしにいくとこちらに気づいた子供が駆けよってくる。
どうやら先日の子供たちみたいだ。
『わんちゃんと遊ぶ?』
一人の子が期待した目ではなしかけてきた。
が、今日はフリスビー持ってきてないんだよなー。
『今日は道具持ってきてないんだけど遊んでやってくれるか?』
と聞くと頷きワタズミと共に駆けていく。
俺はそれを元気だね~と眺めていると
『こんにちわ』
と挨拶をされそちらを向くと綺麗な女性5人組だった。
お、なんだなんだ?と思ってると
『子供たちの相手してもらって悪いね』
と一人が答えてきた。
えーとあの子達のお母さんなのかな?
そういえば街でみる鬼族さんてみな若々しく美人なんだよなー。
これは種族的なものなんかなー?
『あーこちらこそうちの子の相手してもらって助かってます』
そう挨拶を済ませた後は雑談に移って行く。
質問などに答えて打ち解けた時に、潮干がりを一緒にどうかなと思い誘ってみる。
『明日なんですが一緒にどうですか?姫様のビャクも来ますし子供も楽しめると思いますよ、ちょっと汚れるかもなのでそういった服装とバケツ、あとは長靴をはいてくるぐらいでいいですので』
姫様と一緒なんていいのかしら?と迷ってたが、一緒に賑やかな方が喜ぶと思いますしどうぞというと、それなら行こうかしらという事になった。
遊び疲れてワタツミと子供たちが戻って来たので、別れをすまし家へ帰る途中でもう一度クマデを買い足しに店へ行くとまたクマデ買うの?と店員さんに不思議がられてしまった。
家へもどり夕食時にキショウとタエさんも時間あれば行きましょうと誘っておいた。
あとは天気が良いことを祈るだけだなー。
『楽しみだなーワタツミ』
寝る前にワタツミをモシャモシャとモフってやり就寝するのだった。




