始まる狂気
「ん、ちょっと待ってて」
「えっ、幸春さん もう行くんですか?」
「いや、まぁ・・ 待っててよ」
・・・幸春さん、凄くアヤシイですね
これは・・ こっそり後を付けましょう
「えっと、B1・・・と。」
幸春さん。一体、どこへ行くんでしょう
「・・着いたぞ、」
「聞こえている」
「そうか、それで? 今度はなんだ?」
「また殺されたぞ、お前のせいでな」
こ、殺された・・・?
そ、それも 幸春さんが?
「俺、違うだろ・・・ "スピア" だ、」
「また、それか・・・ 」
「伊田さんだって、わかってるハズだ」
「フン、俺はな・・・・ お前が嫌いだ」
「分かってる。それは、知ってる」
「だが、そうだな・・・ お前じゃない」
「そうだろう。でだ、誰が殺された?」
「待て、いいぞ」
「何か問題か?」
「いや、ちょっとな── 」
「なんなら、日を改めて掛け直すが
ハハッ、まぁ・・ その頃には──」
「何だ?」
「お前は捕まってるだろうけどな、
ご丁寧に指名手配までされてるからな」
「どういう事だ? フ・・・ そうか、」
「分かったか? 疑えるのは一人だ」
「だから、俺か? 連続殺人犯に仕立て
俺を捕まえて、日本は平和か? 違うか」
「そうだなぁ・・・ 平和にはなるか」
「まぁいい、で、殺されたのは?」
「そうだったな、殺されたのは・・・」
コロン ───
「まずいな、警察だ」
「大丈夫か、お前。」
「なんとかするさ、続きを話せ」
「わかった」
「花木、香花 お前が帰った後・・
誰かに殺された、だから怪しまれてる」
「香花か、どうやって?」
「シンプルな殺しだったぞ・・・
銃で頭を撃たれてた、相当な腕だ」
「意味が解らないぞ、ちゃんと話せ」
「例えば、お前だったら・・
見られないように殺すとする」
「あぁ」
「どう殺す?」
「そうだな、あの部屋に限って言えば
向かいのビルから殺すだろうな、ん?」
「わかったか? それをやったんだよ」
「ハッ・・・ 嘘だろう?」
「嘘じゃないぞ、ビルの防犯カメラに
映ってた、言ってた二人組で間違いない」
「二人が映ったのか?」
「ああ、だが・・ 顔は駄目だった
あの二人、カメラの場所を知ってる」
「だからと言って、簡単にはいかない
カメラの視角に入るなんて 軍人か?」
「そうかもな。で、どうする?」
「今、そっちに行く 話し合おう」
「なに、どういう意味だ?」
「行け、行け、手を上げろ」
「おや、何かあったかな?」
「近藤、幸春か?」
「誰か解ってなくて来たのかな?」
「そうか、お前か・・・ 捕まえろ」
「・・・っ・・」
「尋問ではこんなもんじゃないぞ!」
「わかったよ、わかった」
「ジョンさん、ダメだって」
「アイツは許せない。俺の娘を」
「殺したんだ、絶対に! 」
「あの・・・馬鹿!! 」
「行くってこういう事かよ 」
続く




