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聞いてみるよ  作者: 浅黄
1/3

01:じゃあ、歌おう

前書き、ですか…

そうですね


警告する点は



・文章が下手!orz


・作者が変だ

・作者はぬいぐるみを本気で口説き落とそうとした

・作者は変人だ



変人でスマソ…


以上が大丈夫な方はおkだと思います


暇つぶしなどにどうぞm(__)m







夏の暑さなんて吹っ飛ばすくらい、俺らは爽やかで、輝いていた。


なんてな。言ってみただけだ。


このクソ暑い部室で爽やかに過ごすなんて無理に決まっている。

部室は5畳半くらいの広さで、防音設備がそこそこに整った部屋である。

そこそこ、な。

言わなくても「防音設備」とかゆー単語で分かるかもしれないが、俺はこの学校の軽音楽部に所属している。

部員は4名。

この部は廃部寸前で、新入部員は募集していない。

というより、生徒会やら何やらが募集させてくれなかったんだ。それで、俺らが卒業したら軽音楽部は無くなってしまう。

部として、認められてないらしいな。

まあ、うるさいし、音楽は何かと金がかかるし…

学校側から見ればいいところとか無いよな。

うちの学校の生徒が、我らが軽音楽部の事を何て言ってるか知ってるか?

「騒音部」

そうおん!?

「軽音部」ならぬ「騒音部」ですか。

いやぁ~、全くもってそのとおり!分かってるじゃねぇか!

俺らが奏でる音は騒音以外の何でも無い。

いっその事、騒音部に改名しようか。

そう思ったりもする。


…嘘だ。

そんな事思ってない。

俺は真剣に音楽をやっている。

他の部員達もそうだ。

それを騒音と呼ばれるのがどれだけ悔しい事か…

その計り知れない悔しさを例えにするなら、そうだな…

悔しさのあまり、ハンガーで壁を開けられるほどだ!

いや、実際には開けて無いけどな。

でも、どれくらい悔しいかって事は伝わるだろ?

カツカツと、乾いた音が4回続けて聞こえた。

何の音だ?

俺は周りを見回した。5畳半というスペースにドラム、アンプ、ミキサーが詰め込まれている。

左利き用のギターを持った黒髪の男が俺に話しかけてきた。

「ヒロ、どうしたんだ?」

ヒロってゆーのは俺のニックネーム。宏孝(ひろたか)だからヒロ。

「え?何が?」

黒髪の男は俺の言葉に眉を寄せた。

この黒髪はこの部の部長だ。要はこのバンドのリーダーって事だな。

性格は、明るい真面目というところか。

晴彦(はるひこ)って名前だからあだ名はもちろん「ハルヒ」だ。

別にこいつは世界を大いに盛り上げるための団とかは作っていない。

でも、まあ変わってるんじゃないかなとは思う。天然ボケなのかな、こいつは。

芸術方面は変わったヤツばっかだし、それはしょうがないとする。

「何ボサッとしてるの?」

今度はドラムセットの前に座っている長髪の女が話しかけてきた。

彼女は呆れた様子で、ドラムのスティックをこちらに向けている。

この長髪のことは「ケイ」って呼んでる。本名、何だったかな?

仲が悪いわけでは決してないが、皆が「ケイ」としか呼ばないから結局知らない。

今更聞けないしな。

今度こっそりハルヒに聞いとくか。

「ボサッとって…」

何の話だ、と続けようとして俺は言葉を飲んだ。

今、そういえば 合奏(セッション)中だったな。

俺はマイクを指でつつくと言った。

「俺の歌を聴けぇぇぇぇぇ!!」

「だったら早く歌えよ」

ケイは、苦笑を浮かべた。

今やっている曲はボーカルの短いセリフから始まる曲だ。

これ以上ふざけるとケイが本気で怒り出すので止めておこう。

ケイは怒ったらかなり怖い。

歌い始めようとしたけど、空気が悪かった。

ベースを持ったツンツン頭が一人で勝手にベースの練習を始めている。

ツンツン頭は無口で、俺とかハルヒとかとは違い、いつも冷静だ。

修也(しゅうや)って名前だから「シュウ」って呼んでいる。

皆の事「黒髪」とか「ツンツン頭」とか言ってるけど、そう言う俺は金髪なんだよな。

正確には金ではないけど、かなり色素が薄い。黄土色みたいな感じだけど、皆には金髪と言われる。

これは先天的なものであって、別に染めたわけではない。

でも、まあ、相手に与える第一印象は良く無いものなのかな、と思う。

俺が歌い出せないでいると、ハルヒがそれに気付いた。

「シュウ、セッションするぞ」

ハルヒが言うと、シュウはベースを弾く右手を止めた。

俺は目を瞑り、大きく呼吸をすると短いセリフを丁寧に吐き出した。

「回避不可能、生き残るために」

一見カッコ良さそうにも思えるが、よくよく考えるとクレイジーなセリフから始まるこの曲はリーダーの

オリジナルだ。

やっぱりアイツ、世界を大いに盛り上げるための怪しげな組織を結成したいとでも思っているのか?

そう思ったりもした。

しかし、オリジナルをやりたいと言い出したのは俺で、作詞・作曲をハルヒに押し付けたのも俺だ。

セリフの次にすぐドラムのハイハットのカウント。

そうしないと合わせにくいからか。

ギターの激しいリフと、身体の芯まで震わす様なベース。

それを支えるドラム。

全てが俺にとって心地良い。

「全てを抱えるような夜に 切り裂いてゆく 言葉と心が

 笑った声で泣いた君 何故一人きりでここに居るの?」

アップテンポな曲しか基本的に俺らはやらない。

この曲のテンポは今までやってきた曲の中でもかなり速い。

それなのに、3人とも安定してるな、と俺は感心した。

「広い世界で 変えられぬ意志を 誰に託したの、と

 問いかけたのは 君?夢、幻、現実…」

Bメロの終わり。いよいよサビに突入って時に、部室に誰か入ってきた。

一瞬で俺らの部室から音が消えた。

部室に突然入ってきた人物は腰に手を当て、何やらご立腹の様だ。

「あなたたち、うるさいわよ!もっと静かに出来ないの?」

この部に所属して1年半、一度もこうやって軽音楽部に「うるさい」と直接文句を言いに来た人間はいなかった。

「私たち書道部が集中できないでしょ!?文化祭に出品する作品を仕上げなきゃいけないの!」

気の強い書道部員女子1名に、軽音楽部員男子3名女子1名は唖然としていた。

気の強さならケイだって引けを取らないはずだ。

さあ、ケイ、何か言い返してやれ。

しかし、ケイも唖然としたまま動かない。

そこで、代わりに俺が口を開いた。

「えーっと…、うるさいって…」

「うるさいものにうるさいって言ったら悪いの!?」

書道部員は相当お怒りらしい。

目を吊り上げ、俺を睨み付ける。

「大体何なの?うるさくてよく分からない音楽ばかり演奏して!そんな事するのに何の意味があるの!?」

書道部員は更に声高に続けた。

「今やってる曲だって、意味分からないわ!!」

「何だと!!?」

俺は声を荒げた。

「もういっぺん言ってみろ!!」

俺の怒鳴り声に、書道部員は怯むことなく更に不快そうな顔をした。

「ヒロ」と、ハルヒが俺を呼ぶ声が聞こえたが、今の俺は返事をするどころでは無い。

「お前らみたいに自分じゃ何も創り出せないヤツには言われたくねぇ!!」

書道部員につっかかっていく俺を、ハルヒが必死に止める。

ハルヒの愛用ギターはいつのまにかスタンドに立てかけてあった。

「落ち着けよ、な?」

ハルヒに後ろから掴まれた腕を振りほどこうとこうとしたが、ハルヒは見た目によらず、結構力がある。

「あなたが部長なの?」

書道部員はハルヒに視線を合わせ、言った。

「そうだけど?」

ハルヒの声は落ち着いている。

「いい加減、皆迷惑してるんだから、早く軽音楽部を解散させてちょうだいね」

書道部員はそういい残すと、部室から出て行った。

「おい待て!」

俺が言葉を言い終わる前に部室のドアが閉まった。

俺は腕を掴んでいるハルヒを振り払った。すると、ハルヒは尻餅を着いた。

「痛って…」

そう言い、ハルヒは尻をさすった。そして、大きなため息を一つつき、乾いた笑い声を上げた。

別にハルヒは何かが可笑しくって笑ってるわけじゃない。

自分の感情や、そういったものを誤魔化している。

俺には分かる。多分、ここにいる皆も分かっているんじゃないかと思う。

ハルヒは笑うのを止めると俯いた。

笑うのを止めた瞬間の顔を、俺は見た。

悔しそうで、今にも泣き出しそうな表情。

こんな顔をしたハルヒを見たのは久しぶりだ。

前に見たのは本番が練習どおりには上手くいかなかった文化祭の時だった。

上手くいかなかった事に責任感じて泣いたんだっけな。

真面目だからな、ハルヒは。

「…悪いな、皆」

ハルヒはそう部屋から出る前に言った。

俺はその場にたたずんだまま動けなかった。

ケイも、いつもあまり表情を顔に出さないシュウも、悔しそうな面持ちでいた。

さっきから騒がしい俺に、シュウは落ち着いた声で言った。

「リーダーを、探さなくていいのか?」

ケイはドラムのスティックを置き、部室の出口に向かった。

「私は学校で探すから、シュウはリーダーの家に行ってみて。ヒロはハルヒの行きそうなとこ。今日はもう解散」

ケイはこの部の仕切り屋だ。

いつも的確な指示に感謝してる。

ハルヒの行きそうな所って…

俺の探す場所だけ範囲が広くないか?

実に抽象的だ。

それでも、ハルヒがちょっと心配だから探しに部室を出る。

あいつの行きそうなとこはだいたい見当がつく。

俺は走って学校を出た。

そのまま走り続け、息が上がって走れなくなる前にある場所に着いた。

何も無い、ただのベンチと大きな木が一つずつあるだけの公園。

この場所で、俺とハルヒは小学生の時に出会った。

ハルヒは確かその時、家出してたんだっけな。

それで公園でホームレス。なかなか笑わせてくれるじゃねぇか。

まあ、家出は一日も持たず、結局はすぐに家に帰っていったけどな。

芝生の上に、ハルヒは仰向けになって倒れていた。

「ハルヒ」

ハルヒは俺に返事をする様子を見せず、目に腕を乗せたまま動かない。

俺はハルヒの隣に座り込んだ。

芝生がチクチクと俺の尻を刺す。

しばらく無言が続いた後、ハルヒが口を開いた。

「俺さ、皆にこんな惨めな思いさせて、どうしたらいいんだろうな」

独り言のような小さな声だった。

「皆、一生懸命やってんのに、俺がしっかりしないから…」

ハルヒが悪いわけじゃない。そう伝えようと思ったが、何と言えばいい?

俺が言葉に詰まっていると、ハルヒは続けた。

「俺、部長としてやっていく自信無ぇよ…。このままやって皆に辛い思いさせるくらいなら」

ハルヒが言葉を続ける前に俺が口をはさんだ。

廃部にするとか言いそうだったから、それだけは言って欲しくなかった。

「何バカな事言ってんだ?辛くなんか無ぇよ。皆好きでバンドやってんだ。」

何となく、空を見ながら言った。

どこに視線を持っていったらいいか分からなかった。

真っ青だな。雲がほとんど無い。空と雲の割合9:1。本日は快晴だ。

「お前が一人で責任感じる事は無いしさ。言わしとけばいいじゃん、騒音とか、何とでも」

さっきまで書道部員に一番腹を立てていた俺が言うセリフじゃないけど。

「そうおん!とか良いじゃん!so-on!何か始まりそう」

自虐的になってるな、俺。

「どっかに、俺らの事認めてくれるヤツがいるよ。絶対に」

この辺で、俺の必死さが良く伝わってくると思うが、この時は何も考えずに喋ってた。

こんな話の内容じゃ、軽音楽部トーク専門係の名が折れる。

俺が景気付けに即興した曲を歌うと、ハルヒが笑った。

「何だよ、その曲。お前、本当センス無いよな」

「うっせーな」

言われなくても分かってるよ、そんな事。

ハルヒは明るく笑い続ける。

「ヒロ、ありがとな」

ハルヒは顔から腕を退けると言った。

空が眩しくて、ハルヒは目を細めた。

俺はハルヒの眩しい笑顔をから、ハルヒが元気になった事を確認し、立ち上がった。

伸びをした後、俺は言った。

「俺、お前の作った曲、若干クレイジーだと思ったりしたけど、実は結構気に入ってる」

書道部員がハルヒの曲についてバカにしたのは正直一番許せなかった。

その事をハルヒが気にしてるんじゃないかと少し心配だった。

ハルヒは、何だよ突然、と笑った。

「そうか、良かった。気に入ってくれてるんだな」

ハルヒは明るい声で言った。

「書道部のヤツが言ってた事、気にすんなよ?」

「おお。気にしてなんかねぇよ」

ハルヒは目をゴシゴシと擦ると足を振り下ろした勢いで起き上がった。

「文化祭まで近いし、練習するか」

ハルヒはハツラツと立ち上がり、公園を出た。

俺の隣をを通り越すときに、ハルヒが小さな声でつぶやく様に

「今年のが、俺たちの出られる最後の文化祭だもんな」

と言ったのが、俺の耳に入った。

引退まで一年も無い。

そう実感させられる言葉だった。

今月もあと数日しか残っていない。

夕日がゆっくりと、でも確実に沈んでゆく。

既に、東の空の方は空が紫がかっていた。

俺は、オレンジ色の空がどんどんと暗くなっていくのを見つめていた。

どんなに楽しい毎日にも終わりが来るんだという事が、俺にとって何よりも胸を痛める原因となった。

でも、どうしようもないもんな。

俺はハルヒを追いかけると、背中を思い切り叩いてやった。

「痛」

「せっかく探しに来てやったのに、何で俺を置いてくんだよ?」

ハルヒは笑い、「それもそうだな」と言った。

俺は夕日が沈んでいくのを、眩しくて目を細めながら見た。

「次の演奏(ライヴ)、絶っっ対に成功させような」

「おう」

ハルヒは言うと、夕日に手をかざした。

「眩しいな。早く沈めばいいのに」

「何だとっ!?」

俺は沈んで欲しくないと思ってたのに、何を言うんだコイツは。

「沈むな!!夕日!!」

「何でだよ?」

今日が終わってしまうのが、何となく怖かった。

そう思ってるのは俺だけなのかな。


初投稿作品でした^^

どうも読んでくれた方、ありがとうございます。


さて、ここで作者として何が書きたかったのかというとですね、ズバリ

「終わってしまう事の切なさ」です。


分かりにくいですね

スミマセン。。。



本当はね、

「理解されなくても、進め!MY WAY!!」とか、

「持つべきものは自分が落ち込んでいる時に懸命に励ましてくれる友人なんだ!」とか、

いろいろ書きかけたんだ。


けど挫折(^_^;)

自分には課せられた荷が重すぎたようだ



因みに、ヒロが即興した曲↓




うるさいってゆー お前らがうるさいんだ

静かにしやがれ クールになれよ


理解されにくい音楽でも だいっじょぶっさ

ノープロブレム!!

他人なんて~さ 関係ない 無い ナイ 

勝手に ほざいてろって感じ


頭を冷やすんだ 耳をかっぽじれ

聞こえるか 俺の歌 


わっしょい わっしょい 元気出せ

わっしょい わっしょい 朗らかに


わっしょい わっしょい 元気出せ(大事な事なので二回言います)

わっしょい わっしょい 楽しいな


今日も皆で大☆合奏!!




いやぁ~ここまでセンスが無いとは困りますね

彼の美意識を疑う前に、彼の知的感覚を疑いたい

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