4 婚約
一週間二人は頻繁に接触した。一週間経って、大丈夫の確認をした。お互いの両親に言って話し合いしてもらう事になった。
4 婚約
一週間の間はマリエールはなるだけ頻繁にエリックに接触した。授業に念話したり昼休みや下校時には一緒に過ごした。休みの日は二日とも一緒に過ごした。
今日で一週間という日に、マリエールはエリックに言った。
「どうやら問題はなさそうですね。特別な感情を抱けるかどうか判りませんけど。」
「僕にも問題ないよ。特別な感情は婚約している間に抱けるかも知れない。婚約という事でいいね。」
「問題ありません。」
マリエールはエリックと婚約する事になった。後は両親同士で話し合ってもらうだけだ。
二人それぞれの両親に話しをした。先ずエリックの両親がその気になって、マリエール両親に手紙を出した。直ぐに返書が来た。両親同士の話し合いに二人も立ち会う事になった。
話し合いは穏やかに進んだ。エリックの父親は、
「マリエール令嬢は、とても美しくて気立てもいいお嬢さんだ。エリックも気に入っている。是非婚約させたい。」
マリエールの父親は、
「そう言ってもらえる助かります。この子は婚約破棄された子、人に特別な感情が持てないそうです。それでも構いませんか。」
「エリックもそんな子ですよ。二人で補い合って生きていけると思います。」
「それでお願いします。」
二人の婚約は決まった。婚約は結婚ではないのであまり大袈裟にはしない。親しい友達や親戚を集めパーティーをするだけだ。婚約記念パーティーだ。侯爵家の屋敷で開催される事になった。参加総勢20人、貴族同士のパティーなのに意外の少ないな、なんて思うのマリエールだけだろうか。思えば前婚約をしたのはまだ5歳になったばかりの頃だった。パーティーなんてしただろうか。
始めに侯爵が挨拶をした。
「今日は、我が息子エリックとマリエール伯爵令嬢の婚約記念パーティーにお集まりいただきまて大変ありがとうございます。若い二人はこれから人生を祝して乾杯の音頭を取りたいと思います。それでは、乾杯。」
大人達はワインだ。マリエール達はジュースだ。エリックはマリエールに、
「みんな、僕達の婚約を応援してくれてくれるんだね。」
「貴族でこんなに遅く婚約するの私達くらいなものでしょうからね。結婚式の予行演習みたいなものだと思われているのでしょうね。」
「本当に結婚できたらいいなと思うよ。」
お互いに特別な感情が抱けなかった場合どうすればいいのだろうかと不安がよぎる。
二人で挨拶巡りをした。侯爵家の人達ははホッと一安心したようだ。伯爵家の人達は再婚なので複雑な表情だ。
パーティーの締めくくりに伯爵が挨拶をした。
「これで我が娘マリエールのエリック侯爵令息の婚約がつづかなく整いました。両家の繁栄を心からお祈りします。」
エリックはマリエールの父親に、
「僕はマリエール令嬢を本当に愛しています。だから求婚しました。成人したら新ためて結婚を申し込みます。」
マリエールの父親は驚いてエリックの顔をを見た。婚約は結婚の約束だ。新ためて結婚の申し込みは必要ないはずだ。
「ご存じの通り僕とマリエールは人に特別の感情抱き難い加護の持ち主です。もし相手に特別な感情を抱けなかった場合どうするか判断する必要があります。」
愛せなかった場合それでも結婚するかの問題だ。
婚約する事になった。身内だけの婚約記念パーティーが開催される事になった。20人だけのパーティーだ。




