⭕ 譲渡の話
ディアスにテイナとハインツの様子を頼み、《 宿泊室 》から出てもらった。
今はセフィとオレしか居ない。
レミィンダティナ
「 セフィ──、テイナへのLVの譲渡の件についてだが──、何故姉さんがテイナへLVの譲渡をしているんだ!
LVの譲渡は隷属であるオレの特権じゃなかったのか! 」
白狼神皇
〔 毎夜頭を抱えて苦悩していたのは誰でしょう?
今はLVを上げる事に専念してください 〕
レンディムダンテル
「 姉さんは女なんだが!
女ではアレは出来ないだろう!! 」
白狼神皇
〔 アレ?
あぁ……射精の事ですか。
………………そうでしたね 〕
レンディムダンテル
「 『 そうでしたね 』って何だ!! 」
白狼神皇
〔 射精は男性の場合です。
女性の場合は違うのです。
女性の肉体では射精は出来ませんからね。
安心してください、クレイス。
君が心配するような事は “ 何も ” 起きていません 〕←─ 大嘘
レンディムダンテル
「 それは本当だろうな? 」
白狼神皇
〔 勿論です。
エイミの中に射精が出来るのは、隷属のクレイスだけです。
安心してください 〕←─ 大嘘
レンディムダンテル
「 信じて良いんだな? 」
白狼神皇
〔 それはクレイスに任せます。
強制は出来ませんからね 〕
レンディムダンテル
「 くっ──。
其処は嘘でも『 信じてください 』と言う所だろう! 」
白狼神皇
〔 信じてください? 〕
レンディムダンテル
「 何故、疑問系なんだ!
もういい………………姉さんは、どんな方法でテイナにLVの譲渡をしているんだ?
テイナのLVは300近いんだろう。
姉さんは200近くのLVをテイナに譲渡してくれたんだろう!? 」
白狼神皇
〔 質問攻めですね。
残念ですけど、マルチェントティスナがエイミに行っている譲渡の方法は教えられません。
確かにマルチェントティスナのLVは600に減っています。
頑張って励んでくれています。
エイミのLVが300になれば、当分の間、譲渡の必要は有りません。
暫くはLVに専念する事が出来ます 〕
レンディムダンテル
「( 励んでいる……だと!? )
テイナが従魔召喚を出来るようになるからだな 」
白狼神皇
〔 そうです。
エイミは漸く最近、精霊魔法を使えるようになりました。
精霊魔法は未だ低級魔法ですから、戦力には程遠いです。
エイミが精霊召喚をするには条件を満たす必要が有ります。
条件を満たす迄は我がエイミを守護ります。
エイミを我に任せる事で、クレイス達はLV上げに専念が出来ます 〕
レンディムダンテル
「 ………………確かにLV上げは大事だが── 」
白狼神皇
〔 エイミは新しく “ 魔物生成師 ” という稀少な職業を得ました。
1種類では有りますが、エイミが生成した魔物が育てば新たな戦力となります。
テムモンも3体居ますし、戦闘にも多少の余裕は出るでしょう。
テムモンのカルザ,ルマダ,レックは育てなくてもエイミのLVが上がれば強くなります。
ルマダ,レックにはヒヒンの代わりに馬車を引いてもらいます 〕
レンディムダンテル
「 ルマダ,レックに馬車を引かせる?
ヒヒンはどうするんだ? 」
白狼神皇
〔 ヒヒンとは≪ 都 ≫で、お別れをします。
ギルド長に引き取ってもらいましょう 〕
レンディムダンテル
「 引き取ってくれるとおもうのか? 」
白狼神皇
〔 アイベルファイラの養子です。
養父から託されたヒヒンに酷い事はしないでしょう。
新しい馬車馬の購入を検討している事を精霊が掴んでいます 〕
レンディムダンテル
「 そうなのか?
それならヒヒンも大事にしてもらえるかも知れないな。
然し……問題はテイナが何と言うかだ。
テイナはヒヒンを可愛がっているし、ヒヒンもテイナに懐いているんだ。
説得するのは難しいのではないか? 」
白狼神皇
〔 理由を話せばエイミも承諾してくれます。
エイミは聡い子ですからね 〕
レンディムダンテル
〔 ヒヒンの件はセフィに任せて良いんだな? 〕
白狼神皇
〔 任されました♪
≪ 都 ≫を出た旅にヒヒンは耐えられません。
ヒヒンは此処が潮時です 〕
レンディムダンテル
「 ギルド長にヒヒンの事を伝えるのは、父さんに頼んでみるか 」
白狼神皇
〔 適任者ですね 〕
レンディムダンテル
「 テイナのLVの譲渡に父さん,ディアスは参加させたりしないよな? 」
白狼神皇
〔 それはないです。
安心してください。
アイベルファイラのLVが今より低くなっては困りますし、ディアスはLVが低いですから、逆に上げてほしいくらいです 〕
レンディムダンテル
「 そうか……。
それなら良いんだ 」
そんな訳で、セフィとの話は終わった。
1番気になる事は聞けなかったが、テイナが姉さんに夜な夜な抱かれている訳ではなさそうだから、良しとしておこうと思う。




