⭕ 冒険者登録しちゃいました。
──*──*──*── 翌日
──*──*──*── 村落
夕食後、アタシは馬車の中に戻された。
クレイスさん──ニィニは馭者として馬車を走らせた。
アタシが馬車の中で寝ちゃってる間もニィニは、一睡もせずに馬車を走らせてくれた。
そんなニィニの頑張りと努力の甲斐も有って、午前中に≪ 村落 ≫へ到着した。
≪ 村落 ≫の名前は “ カラベロ ” って言うらしい。
≪ 村落 ≫の中に《 冒険者ギルド・カラベロ 》が在るらしい。
馬車は≪ 村落 ≫の中に入る。
馬車は《 冒険者ギルド・カラベロ 》の前に停まった。
馬車の扉が開いて、ニィニが手を差し出してくれる。
ニィニの手を取って馬車から降りると、ニィニはアタシの手を握る。
手を握られたまま《 冒険者ギルド・カラベロ 》の中に入る。
──*──*──*── 冒険者ギルド・カラベロ
ニィニは《 冒険者ギルド 》に慣れているのか、お姉さんが立っている “ 受け付け ” らしきカウンターに向かって歩く。
[ 受付カウンター ]の前に立つと、お姉さん── 受付嬢かな? ──は、ニィニの容姿に見惚れているみたい。
まぁね、元は金髪碧眼のイケメンさんだからね。
背も高いし、体格も良いし、余分な筋肉が付いてない鍛えた抜かれて引き締まった身体をしてるんだもんね。
見惚れちゃうのは仕方無いって思っちゃうよ。
レムダン
「 冒険者登録をしたいのたが? 」
受付嬢
「 は…はい!(////)」
お姉さんがモジモジしている。
何か…………、可愛いっ (ノ≧▽≦)ノ
顔を赤らめながら、親切な対応してくれるお姉さん。
出された2枚の書類に記入してくれたのはニィニのクレイスさん。
ニィニの書く字は、男の人とは思えないような美文字だった。
お姉さんもニィニの美文字に釘付けだね!
騎士団団員長って、剣を振るだけじゃなくて、字を書く事も多かったのかな?
レムダン
「 レンダと俺の分だ。
レンダは俺の妹だ。
兄妹で冒険者として活動したいんだが……出来るか? 」
受付嬢
「 大丈夫です。
2人分の冒険者証を発行します。
暫く御待ちください。
発行手続きが済む迄、冒険者の説明をさせて頂きますね 」
そんな訳で、お姉さんが冒険者に関する説明を親切にしてくれる。
冒険者にはランクが有って、ランクに見合った依頼を受けて、依頼を達成すると冒険者ポイントが貯まるみたい。
冒険者ポイントが貯まると冒険者ランクが上がる仕組みになっていて、冒険者証の色もランクが上がるにつれて変わるみたい。
因みに冒険者ランクはBR,冒険者ポイントはBPって表記されている。
BRは、3S,2S,S,3A,2A,A,B,C,D,Eの10段階あるみたい。
冒険者証の色は、ゴールド,プラチナ,グリーン,ブルー,イエロー,レッドの6色と決められている。
ニィニとアタシは冒険者登録をしたばかりだから、Eランクからのスタートになるって事かな。
依頼書は、ランク別に分けられて、壁の掲示板に貼り出されているみたい。
ランクに見合った依頼じゃないと、[ 受付カウンター ]で受理してもらえない場合も有るみたい。
依頼を達成した後は、依頼を受理された《 冒険者ギルド 》の[ 受付カウンター ]に戻って、依頼書とブツを出すと、報酬がもらえて、冒険者証にBPが加点されるみたい。
素材や怪物,魔物の一部は、[ 受付カウンター ]に出せば買い取ってもらえるみたい。
受付嬢
「 お待たせ致しました。
冒険者証の発行が済みました。
此方です。
紐が付いていますので、無くさないように首から掛けてください。
肌に身に付けていれば無くしませんよ。
冒険者証を紛失されると再発行に時間が掛かりますし、発行料を支払って頂く事になります。
呉々も紛失しないように気を付けてください 」
レムダン
「 有り難う。
レンダ、俺が首に掛けよう 」
レンダ
「 有り難う、ニィニ♥️ 」
ニィニの親切を素直に受け入れる。
レムダン
「 今日は≪ 村落 ≫で1泊をして、≪ 町 ≫には明日向かおう 」
レンダ
「 うん 」
レムダン
「 参考程度に依頼書を見てみるか? 」
レンダ
「 うん、見たい! 」
ニィニに見惚れているお姉さんには、ニィニとアタシが兄妹だって事を疑ってないみたい。
ニィニの腕にくっついてるアタシの事は妹として認識してくれてるのか、視界に入ってないのか分からないけど、ガン無視されている。
──*──*──*── 掲示板
レンダ
「 わぁ~~!
これが《 冒険者ギルド 》の掲示板!
右側が高いランクの依頼書が貼られていて、左側に低いランクの依頼書が貼られてるんだね。
あれ?
AランクとSランクの依頼書が貼られてない── 」
レムダン
「 AランクとSランクの依頼は特殊でな、依頼を受ける時は[ 受付カウンター ]に声を掛ける決まりだ 」
レンダ
「 そうなんだ?
じゃあ、Bランク ~ Eランク迄の依頼書が貼られてるんだね 」
レムダン
「 Eランクが受けれる依頼は、簡単なモノが多い。
薬草,野草,山菜,花,木の実,茸等の採集が多いんだ。
≪ 村落 ≫から近い場所で行う依頼が殆んどだ 」
レンダ
「 ニィニ、詳しいんだね。
物知りぃ~~♪ 」
レムダン
「 そ…そうか?(////)
分からない事が有れば何でも聞きなさい(////)」
レンダ
「 うん!
頼りになるニィニ、大好きぃ♥️ 」
レムダン
「 っ~~~~(////)
( 可愛いっ(////)
抱きしめたいっ(////))」
確かにEランクの依頼内容は、薬草,野草,山菜,花,木の実,茸なんかの採集が多いみたい。
Dランクの依頼になると、近場の怪物や魔物の討伐や素材集めの内容が多い。
Cランクの依頼になると怪物の住み処を探すとか、数の増えた怪物や魔物の討伐するそこそこ危ない内容が多いみたい。
Bランクの依頼になると、護衛の内容が殆んどかな。
≪ 村落 ≫ ←─ 往復 ─→ ≪ 王都 ≫迄の依頼や≪ 村落 ≫ ←─ 往復 ─→ ≪ 町 ≫迄の往復といった近場の護衛が多いみたい。
レンダ
「 ニィニ、≪ 村落 ≫で依頼は受けるの? 」
レムダン
「 いや、受ける必要は無い。
旅の為に備えた蓄えは十分に有るからな。
≪ 村落 ≫は≪ 王都 ≫に近い。
依頼を受けたいなら≪ 王都 ≫から遠い≪ 都 ≫で受けるのが良い。
≪ 迷宮都市 ≫へ行くのも良いな 」
レンダ
「 ≪ 都 ≫に行ってみたい!
≪ 迷宮都市 ≫も良いな~~ 」
レムダン
「 先ずは今夜宿泊する《 宿屋 》を決めよう 」
レンダ
「 うん 」
ニィニに手を握られた状態で《 冒険者ギルド・カラベロ 》を出る。
《 冒険者ギルド・カラベロ 》の前に停めていた馬車が無い。
レンダ
「 ニィニ、馬車が無いよ! 」
レムダン
「 《 馬車場 》に移動したんだろう。
俺達はセフィに触る事は出来ないがセフィからは触れるからな 」
レンダ
「 そうだったね!
じゃあ、セフィは馬車の番をしてくれてるのかな? 」
レムダン
「 気を利かせてくれているようだ(////)」
レンダ
「 ???
どうしてセフィが気を利かせる必要が有るの?? 」
レムダン
「 …………兄妹水入らずで観光を楽しんでほしいとか── 」
レンダ
「 そっか…… 」
兄妹水入らずって──、クレイスさんとは血の繋がった兄妹じゃないんだけどね!
初めての≪ 村落 ≫だし観光を楽しみたいけど──、セフィも一緒が良いなぁ……。
でも……セフィにも考えが有るかもだし……。
何も無ければ、セフィは来てくれる筈だし──。
レムダン
「 …………セフィが気になるなら、《 馬車場 》に行ってみるか? 」
レンダ
「 有り難う、ニィニ。
っていうか、ニィニにもセフィの姿が見えてるんだね 」
レムダン
「 あぁ……。
レンダの専属騎士になる契約をした影響だろう。
俺に見えるのは口を動かして話すセフィでは無いんだがな 」
レンダ
「 そうなの?
ニィニにセフィはどんな風に見えてるの? 」
レムダン
「 そうだな……念話だが、表情は豊かに見えるな。
全身が透けて見える 」
レンダ
「 透けて見えるのはアタシも同じだよ。
確かにセフィは表情が豊かだよね。
親しみを感じるもん♪
人前では念話だけど、2人きりの時は普通に会話してくれるよ 」
レムダン
「 そうなのか。
俺はセフィとは契約をしていないし、契約者はレンダだからな。
主人が違うのが理由かも知れないな。
( まぁ、名目は “ テイナの専属騎士契約 ” だが、実際は “ 隷属契約 ” だからな……。
セフィの見え方に差があるのは当然か── )」
レンダ
「 セフィにも用事が有るのかも?
何も無ければ、精霊さんに馬車の見張りを任せて此方に来てくれる筈だもん 」
もしかしたら≪ 王都 ≫の様子を見に戻ってるのかも知れない。
≪ 王都 ≫を襲わせる為に《 ダンジョン 》の最深部から転移させた怪物を《 ダンジョン 》の最深部へ帰してるのかも知れないし。
レムダン
「 なら、《 宿屋 》を探すか? 」
レンダ
「 うん 」
という訳で、アタシはニィニと一緒に宿泊する《 宿屋 》を探す事にした。
◎ 訂正しました。
[ 受け付け ]らしきカウンター ─→ “ 受け付け ” らしきカウンター
[ 受け付け ]─→[ 受付カウンター ]




