★紹介 暗黒聖女設定(イラスト有り)
最後なのでいつもよりネタバレ要素の大きい設定紹介
●前の世界
前作「日本男子、異世界に立つ」のこと。
日本の一般人が異世界転移して、チート能力を手にするという王道な内容。
とにかく文字量が多く、1話も長く、中弛みも激しい話。
●ソーフェミニ・クレージ
本来はとあるゲームのメインヒロインで聖女。
しかし暗黒聖女を名乗り、ゲーム世界を破壊した。
その正体は前作ラスボス「七生魔法少女ズィーベンレーベン」。
初恋を実らせるためなら、世界すら越えてみせる恋に生きる女。
章の合間の「センドウシャ」の語り部でもある。
●ローラ・ランドリラ
森の賢者という種族で一言で済ますと女ゴリラ。
その正体は前作主人公が作成した使い魔「疑似神格 長門」。
無敵鉱石でできたダブルハンドマチェットが本体。
ゴリラと呼ばれているが、本体は細身の長身で美人。
章の合間の「ギセイシャ」の、断定的な口調の方の語り部でもある。
●ズィーベン・ナームルス
本来は最初に戦うゴースト系ボスのサクリファイスアバターの名前。
通称おばけ。
その正体は前作主人公が作成した使い魔「疑似神格 神通」。
暗黒聖女に自分の正体をミスリードさせて、計算をずらした神様陣営の功労者。
しかし、多少ずらしても大した意味はなかった。
セクハラ大好き。
章の合間の「ギセイシャ」の、口調が軽い方の語り部でもある。
↓本来のビジュアルはこんな感じ
●デカ乳ロリ女
偽名を名乗らなかったせいで、こんな名前で紹介されるかわいそうな人。
その正体は前作主人公が作成した使い魔「疑似神格 雷」。
前作主人公の使い魔はセットでまとめて3人娘と呼ばれる。
暗黒聖女並みのミニマム身長と、バレーボールサイズのたわわな実りを備える。
●フュンフ
豆腐メンタルなキチガイ電波女。
その正体は前作主人公が自分で殺した、村娘「ミミカカ」をベースに作成した使い魔。
本来は「疑似神格 皐月」と呼ばれるべき存在。
百発百中の射撃で暗黒聖女を追い詰めたが、あまり意味はなかった。
キャラ紹介で悪口を書かれたり。
最後の場面で復活させてもらえなかったり。
前作から一貫して扱いがかわいそうな人。
●神様
暗黒聖女が独自に崇める存在。
天地創造したわけではいし、その思考・性格は完璧からほど遠い。
しかしその能力は暗黒聖女と渡り合えるほどのチート。
その正体は前作主人公である日本人「神誉 大和」。
暗黒聖女にとっては、唯一自分と向き合ってくれる存在。
暗黒聖女からはお兄ちゃんと呼ばれているが、別に血の繋がりはない。
今回ろくにセリフはないが、本来はくだらない話を好む低俗な性格。
1度は暗黒聖女を排除したが、今作の最後で受け入れたロリコンクソ野郎。
彼が暗黒聖女に抱く感情は、簡単には表せない。
●ナーナちゃん
暗黒聖女が前の世界で作り出した使い魔。
名前はそのままナーナ。
おばけは恣意的に自分をナーナと、暗黒聖女に誤認させようとして、その試みは成功した。
お話しするのが大好きな、3枚目的明るい性格のケモ耳のボクっ娘ロリータ。
プリンをよく食べていて、生クリームが載っているものを特に好む。
前作から今作の間にあった、暗黒聖女の世界間渡航の隙を突かれ、待ち構えていた神様陣営に捕まえられ、最終盤まで出番なし。
捕まってる間はお客様待遇でちやほやされていた模様。
●ドメス・ヴィオレン・モラハザード
本来はとあるゲームの主人公で勇者。
規定路線だと聖女と結婚することになる相手なため、暗黒聖女に全身の骨をバキ折りにされ殺された。
神様が自分を諦めさせるために用意した、逆ハニートラップ要員。
神様の監視の目を欺くため、最終盤までは生かされていた。
●クレージ
とあるゲームの主人公陣営の神。
設定的にグノーシス主義のデミウルゴスみたいな感じ。
その正体は前作主人公の分身の1人。
前作本編中に前作主人公の分身が大量生産されたことがある。
今作ではゲーム再現世界を構築・管理・運営する活躍をしていたが、暗黒聖女がその存在について言及するのみで、本編中は登場しない。
最終的にゲーム再現世界は、暗黒聖女の無差別エナジードレインで破壊されたので、神様に回収されている。
●悪役令嬢?
本作は悪役令嬢作品であるとタグで主張している。
一見するとなにが該当するのかわからないかもしれない。
悪役令嬢は自分の思い通りに、なりふり構わず振る舞う。
実は暗黒聖女はそんな本来の悪役令嬢そのものである。
王子様(神様)を射止めるため、あらゆる相手を押し退けた。
メタ的には悪役令嬢よりひどい極悪令嬢というフレーズを考えたが、他者作品で既にあったのでそれを避けて、更に暗黒聖女へ変化した名残。
元々独立した作品を予定していたが、前作で報われなかったキャラの救済を目的に、現在の形になった。
●ガールズラブ?
本作はガールズラブ作品であるとタグで主張している。
一見するとなにが該当するのかわからないかもしれない。
本編中でも少し言及されているが、神様が自分を諦めさせるために、同性ハニートラップを仕掛けさせたおばけの行動が該当する。
ただし神様自身に異性との経験がなかったために、ただのセクハラとなりほぼ空回りした。
●神様陣営は暗黒聖女の行動に気付いてなかったのか?
気付いてた。
逐一ではないものの、行動は監視されていたため、規定路線から外れた行動をとっているのは把握している。
神様は前の世界で暗黒聖女を捨てた負い目があったので、思惑から外れても放置するのが規定の方針だった。
ただし無条件で受け入れるつもりもなかったため、ハニートラップやフュンフたち使い魔で妨害も行ってる。
●前作の登場キャラってもう1人いなかった?
いた。
じつはこのキャラの中身が………ということもなく、今作未登場。
そもそもそのキャラは世界を移動してないので前作世界にいるまま。
ちなみに前作主人公が異世界転移する原因を作ったキャラでもある。
ただの日本人が魔法を使えるようになったのは、このキャラが異世界から地球に向けて魔法の元である、暗黒物質を垂れ流したため。
ただし本人も転位した側の前作主人公も無自覚で、しかも作中で一切説明されてない設定。
本人は前作世界で凄腕魔法使いとして幸せに暮らしている。
●最後に巨大ロボがプロレスしてた場所はどこ?
①異世界ではなく地球のとある場所
②プロレスが周囲に与える影響を考慮して場所は選ばれている
③この選択により神様のある目的が副次的に達成されている
④神様は最後までこの選択に葛藤していたが、暗黒聖女はそれを見越して後押しした
⑤世界はふさわしい者によって統治されるべきである
本作のみ読んだ読者にはわからないかもしれない。
前作の知識があれば③から予想できるかもしれない。
そういうボーナス要素。