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魔剣使いの転生者  作者: aaaa
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第12話「ドラゴン討伐の旅」

トーチとおでこが赤くなっているハクはドックさんから受けたクエストの準備をする為に、ノーム商会へ行った。ノーム商会では、冒険者の必需品が揃っている。保存食は、トーチの収納魔法の中に入れておけば入れた時に時間が止まるため、腐ったり冷めたりしないので、暖かい物がすぐに食べれるため、そこら辺の売店で買った物を入れておけばいい。問題は寝床。寝床については移動する馬車の荷台に寝ればいいのだが、床が固く、少し寒いらしいので、毛布位は買うことにする。

今度は歩いてお店に向かっている。すると、お店の入り口付近で馬車の荷台で荷物を見ているジーナを発見する。話しかけようとしたが、お仕事の邪魔になると思い、無視して行こうとしたら、


「あれ?ハクさん?という事は…トーチじゃん!」


「お、おっす」


ハクの白髪が目立ったのか、声をかけられた。ハクの事をハクさんと言う様になったのは、ハクが精霊で、とても年上だと発覚した時からだ。挨拶位はした方がいいよね。


「明日ちょっとしたクエストに出るから、装備をそろえようと思って来たんだ」


「ふむふむ…保存食は、収納魔法があるからいらないよね?じゃあ寝袋か」


「おお!流石商人の娘!」


「ふっふーん。それほどでもないわ。寝具等は2階にあるよ」


「ありがとう」


「頑張ってねー」


さっそく2階に上がると、ベットや、家具などのインテリアが売っている所だった。あ、ベットにハクが飛び込んだ。幸せそうな顔のハクは置いておいてさっさと毛布を買うか。少し奥に進むと寝具が売ってあるコーナーがあった。とりあえず、一番人気な物を探そうとすると、でかでかと、『冒険にお勧め!折り畳み可能即席ベット!』と書いてある商品がある。値段は小金貨2枚で2万円。2つで4枚…4万円かぁー…まぁ四千万の借金を負ってから金銭感覚というものが機能しなくなっている。2人用の一回り大きいサイズのものがあったが、ハクが見つけると必ず買おうとするので。見つける前にこの場をはなれ


「…呼んだ…?」


「わっふぉっい!」


突然現れたハクにびっくりして変な声が出てしまった。周りの目が…はっ!いけない!ハクに見られる前に隠さねば。


「あ、あぁハク?もう見つけたから、食べ物を買いに行くよ?」


次へ行こうとすると物凄い力で引っ張られた。


「折り畳み…小金貨4枚。トーチ。もう一つ上の二人用の奴が小金貨3枚で売ってる…お得」


「恥ずかしいいいいいい!」




結局2人用の物を買ったが、密かに一人用の物を買っておいた。次はハクの武器を買うために、シャルロット商会が経営する鍛冶屋に向かう。ハクの要望だと弓が良いと言っていたので、今後使う機会が増えるかもという事で良い弓を買うことにする。予算は金貨30枚。出来るだけ値切る!



「えぇ!?20枚!?」


「おう!お嬢を助けてもらった恩があるからな!本当はもっと安くしたいんだけどよ!大将が頑固でよ!すまんな!」


「良かったですねトーチ君!」


追尾、風魔法の効果が付いた弓があったので、これいいんじゃね?と、値段を見ると、想像以上の金貨120枚だったので、冷や汗を掻きながら戻そうとすると、偶然通りかかったのか、レインが話しかけてきた。事情を説明すると、「任せてください!」と、弓を持ってお店の奥に行くと、大男と一緒に笑顔で戻って来て、「金貨20枚で売ってくれるそうです!」と突然言ってきたので何が何だか分からずにいると、弓を差し出された時に合点がいって大きな声を出してしまった。まさかの白金貨1枚の値引きにびっくりしてしまった。


「い、いいんですか?」


「おうよ!男に二言はねぇ!」


「ありがとうございます!」


精霊が、効果を付与した道具類はとても高価なもので、白金貨以上の値は必ず付くらしい。いやぁ…太っ腹すぎでしょう…

ん?それでも200万…子供が金貨20枚の買い物する時点でおかしいな…気にしたら負けな気がする。

金貨20枚を渡して、レインと、鍛冶師の人にお礼を言って鍛冶屋を後にした。


「よし!あとは食べ物だ!」


「おー…」


「保存食でいいんじゃね?と思っているそこの美少女!」


「…思ってない」


「あ、はい。というわけで、食料は現地調達と少し出来上がっている物は…買ってあります!てか貰いました!。水はもう入っているので大丈夫です!」


調理器具等々はもう入っているし、水筒もある。準備は万端!いつでも出発出来ます!


「トーチ…お腹すいた…」


「じゃあ適当に食べて、明日の作戦を考えますか」


もうお昼はとっくに過ぎていた。少し歩くと、良さそうなお店があったのでそこで休憩する。

店員さんに案内してもらって、飲み物と食べ物を注文する。このお店はオムライスが有名らしいので、オムライスを注文する。

注文したオムライスが来た。ハクはそのまま食べようとしていたので、テーブルにあったケチャップをかけて食べると美味しいことを伝えた。


「明日はドラゴンを討伐しに行くということで、ハクさんはドラゴンを見た事がありますか?」


「…もぐもぐ…見た事ある…森に来たエルダーと喋った事もあった」


「ほほう…ちなみになぜエルダーと?」


「………森荒らしにきたレッサー殺した…」


「まじすかハクさんパネーっす」


「……?」


ちなみに森に来たレッサーは土に埋められ森の肥料になったらしい。

食事が終わり会計を済ませてたトーチ達は金狼に戻る。






朝起きて、何故か布団の中にいるハクを起こして部屋に投げる。着替えて一階に行き朝食を食べる。ハクの荷物はトーチが持つのでハクは何も準備する事がなくて暇らしい。


「それじぁあ行ってきます」


「「お客様、いってらっしゃいませ」」


旅館の人にお見送りしてもらい、討伐隊の待ち合わせ場所である西門前へ向かう。まだ完全に起きれていないが、借金があるので体に鞭を入れ西門前に行く。西門前に着くと、馬車が6台停まっていた。もう人は集まっているみたいだった。ギルド本部長のドックさんもいた。


「おはようございますドックさん…」


「むっ、トーチ君が、おはよう。元気がないみたいだね?」


「すいません…朝は苦手でして…」


「ふむ…期待しているよ、命は落とさないでくれ。」


これから始まるトーチ無双物語は終わらせる気は無いので、危なくなったらいのちだいじに作戦で全力で逃亡します。ドックさんと会話していると、


「おはよう。君がトーチ君だよね?」


「あ、はい。トーチ・ヴァフガーラです。よろしくお願いします」


「ギルド長。お言葉ですが、こんな子供が私達と肩を並べて戦えると思えません」


「ふむ…そういうと思ったよ。だがしかし!トーチ君と契約予定の精霊の子の力を感じてそれを言えるかな?」


なんで朝からこんなテンションでいけるのだろう…

会話に入ってきたのは、金髪の20歳前半くらいの男だった。

しかし、朝のハクは本当に食べる以外何もしたがらないので、力を出す事はしないだろう。


「あの…すいません今ハク寝ているので…」


「はっ、ダメダメじゃないか。俺は反対しますよドックさん」


「まぁまてまて、トーチ君の実力も中々だぞ?どうだろう、出発までまだ時間があるし、決闘をしてみるのは」


「えぇ…」


「分かりました。子供の遊びじゃない事を分からせてあげよう」


とても面倒くさいことになった…まぁこういう展開はなんとなく予想していたが、


「実力差がありすぎるな…」


「どうした?怖気付いたか?」


弱すぎる。周りにはギャラリーが出来ているが、こいつより強いのは一目見て分かる。しかし何故こいつは余裕そうな顔なんだ?


「それでは決闘を始める。両者前に」


ハクはぼーっとしながら観戦しているようだ。


「男爵家次期当主。リチャード・フィル・コカトル」


「英雄の弟子(強制)。トーチ・ヴァフガーラ」


速攻で背後を取って気絶させるか…朝だからやる気起きないし。ハクさんは見てすらいないな…


「何処を見ている!」


斬撃が飛んでくるが、軽くかわす。


「今のを避けれたのは褒めてやろう。だがこれからだ!ハッ!」


男が着ている鎧が黄金に光り始めた。なるほど、あの装備に何か効果が付与してあるのか、適当に下級の火球を飛ばしてみると、鎧に当たるが威力がとても下がっている。


「はははは!降参するなら今のうちだぞ!この鎧に魔法も斬撃も効かない!いくぞぅガハッ!」


「馬鹿か、鎧に効かないなら鎧の関節とか頭とか狙えば一発だろう?」


まさかの一発KOにギャラリーが静かになる。

そして、まるで分かっていたかのように、ドックさんが勝者を発表する。


「勝者。トーチ!」


ギャラリーはハッとしたようにトーチに声をあげる。


「おい小僧!見直したぞ!」「いやぁスッキリした!」「最後見えなかったぞ…」


照れるな…男は運ばれ、回復術士の所で治療を受けているようだった。すると、背中に重みが来る。


「…お疲れ様おやすみなさい……すぅ…」


「はいはいありがとおやすみなさい」


流れるように三度寝を始めるハクを背負い直すと、ドックさんが声をかけてくる。


「いやぁ流石だね。最後見えなかったが、どうやって背後を取ったんだい?」


「秘密です」


「ふむ…気になるな…まぁ道中あやつに絡まれても周りの大人に頼るといい。頑張るんだぞ」


流石にやり過ぎたかな?光を屈折させて姿を消して背後を取ろうとしたんだけど、まだ未完成だし転移魔法を使ったが…まぁ、バレていなければいいか。

すると、馬車の方から声を掛けられる。どうやら出発時刻らしい。トーチ達は安全な二番目の馬車に乗り込む。


「あー…朝から災難だな〜」


これから災難続きになるのだが、トーチは知る由もなくドラゴン討伐の旅が始まる。

うああああ!第11話のクエスト報酬の額を間違えていました。正しくは小金貨500枚でした。

編集しました。リチャードの爵位を男爵に変えました。


あけましておめでとうございます。

まだまだ素人ですが、よろしくお願いします。

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