表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/461

ニーナ、勇者に招待される

予告なく修正することがあります。

Sep-19-2020、一部変更。

 悪魔を討伐した翌日、ニーナ達のいる宿に勇者から使いが来た。


「本日、エルノワールの皆様をお招きしたいと、アーサー様からの伝言です。よろしければ、今から御越し頂けないでしょうか。」

「また、美味しい物が食べられるのか?」

「昼食と夕食をご用意しております。」

「行くのじゃ。」


 ニーナの即答で出かけることになった。宿を出ると二台の馬車が用意されていた。別れて馬車に乗り込み、ニーナ達は勇者の屋敷に到着した。今回は中庭に通され、用意されていたテーブルについた。


「僕と模擬戦をして欲しい。」


 アーサーはゼンを見るなり、切り出した。


「俺とか?」

「そうだ、ゼンさんとやってみたい。」

「断る。ギルス、相手をしてやれ。」

「えっ、俺が。勇者と。」


 突然、名前を呼ばれてギルスは慌てたように立ち上がった。


「彼はレベル三十二。確かに強いが、僕はレベル九十九。カンストだ。勝負にならないよ。」

「レベルね。貴方では勝てないと思うけど。」

「なら、彼に勝ったら僕と模擬戦をしてくれるか。」

「いいだろう。」


 ギルスはエレンを何か言いたげに見た。ニーナが立ち上がってギルスを見た。


「狼狽えるな、ギルス。妾は信じておるのじゃ。ギルスが強いのは皆、判っておるのじゃ。」


 ニーナの一言で覚悟が出来たのか、ギルスは静かに目を閉じた。そこへ、アシャが駆けつけた。


「彼と戦っては駄目。」

「安心して、ゼンじゃない。」

「彼は?」

「始めよう。」


 相手がゼンでないと判り、安心したのか黙って下がった。アーサーとギルスが対峙した。

 ギルスが先に動き、アーサーへと迫った。アーサーは余裕をもって、ギルスの突きを躱した。しかし、ギルスは躱された突きの姿勢から、更に一歩、踏み込んで袈裟掛けに斬り下した。飛び退いた着地点を狙われたアーサーは、成す術も無く肩に木剣を受けた。

 一瞬の出来事だった。アーサーは驚いた様に眼を剥いて、ギルスの木剣を見つめていた。


「くっ、何故?」

「アシャ、これも貴方達の弊害の一つよ。レベル・システム、相手の戦闘力が数値で見える。アーサーは戦う時、相手のレベルを確認する。自身のレベルを超えるものとは戦わず、低いものと戦ってレベルを上げではなくて?」

「そうだ、低レベルの頃はそうやってみんな、レベルを上げるじゃないか。だって、死んだら終わりだぞ。」

「ギルスは違うわ。騎士よ。のじゃ姫を守るためなら、死を覚悟して敵に挑むの。何時でも、何処でも、常にね。」


 アシャが目を伏せた。キキはアシャを見ながら、更に続けた。


「貴方は実戦で戦って来たのではないわ。自分より弱いものを虐殺をしてきただけ。ギルスは実戦を積み重ね、技を磨き、センスを磨いてきたの。技を身に着け常に死を覚悟をして臨むギルスは、貴方が勝てる相手ではなかったのよ。そう、強さとは死を覚悟して、乗り越えた先で手に入るの。」


 その後、エレンにも負けたアーサーは、年少組と模擬戦をしてニーナの一撃を受け敗北した。


「どうしてこうなった?」 

「うっはっはっは、ララとロロの援護とミリアンの攪乱が有れば妾でも勝てたのじゃ。」

「お嬢様、その笑い方はおやめください。」


 腰に手を当て踏ん反り返って笑うニーナは、ミリアンに叱られて大人しく席に戻った。

 アーサーはまだ、地面に手をついて項垂れていた。

 落ち込むアーサーを放置したまま、昼食の準備が整ってニーナ達は全員で席に着いた。


「本当は、焼き飯に餃子とくれば、ラーメンが欲しいところだけど。」


 料理が並べられ目を丸くしたニーナ達を見て、やっと立ち直ったアーサーが説明した。


「誰も作り方を知らなかったの?」

「うどんはアオイが知っていたけど、ラーメンは誰も知らなかった。」

「ラーメンの麺なら錬成陣を持っているわ。出汁はワイバーンを狩れれば、鰹節ぐらい美味い出汁が作れるし、錬成陣もあったわね。チャーシューとかも。」

「欲しい。」


 アーサーは魔王城で手に入れた武器や防具、アイテムと、麺、ワイバーン節、チャーシューに加えて、豆板醤にラー油の錬成陣を交換した。やり取りを見ていたギルス達は伝説級や神話級のアイテムが、食べ物を作る錬成陣のスクロールに変わって行くこと目を丸くして眺めていた。


「気持ちは判らんでもないのじゃ。」

空♂:忙しい。

キ♀:昨日は投稿できなかったのね。

空♂:残業も疲れたが、体が物理的に疲れた。

キ♀:リジェネレーターが良いわよ。

空♂:こっちの世界に来てくれませんかね。

キ♀:気が向いたらね。

空♂:(XoX)・・・頑張ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ