大会終了後
(秀哉)ここは何処だ・・・
蒼い・・・
緩やかに揺れている・・・
居心地が良い・・・
・・・
誰だ・・・
俺を呼んでいるのは・・・
俺はこのままずっと・・・
このままでいたい・・・
呼ぶな・・・
それ以上・・・
秀哉「叫・・ぶ・・・な・・・・」
圭哉「兄さん、兄さん!!」
秀哉「・・・?!圭哉!?お、俺は・・?」
圭哉「よかった・ ・ ・。気がついたみたいで。」
秀哉「圭哉? 何があった?俺はどうしてここに?ここは何処だ?」
圭哉「順を追って説明するよ」
秀哉「ああ。わかりやすく頼む」
圭哉「 まず、第3回戦で意識を失った兄さんはこの治療室に運ばれてきたんだ。
で、約5時間、兄さんは意識を失ってたんだ。
おかげで大会が終わっちゃって・・・。
で、僕が呼びかけてたら兄さんが起きたって事。
分かった?兄さん」
秀哉「ああ。よーく分かった(所々嫌みが入ってるのは気のせいだろう)」
サウェル(以下サウ)「意識は戻ったか?少年の兄は」
圭哉「はい。すみません、わざわざこんなに待たせてしまって。
無理矢理にでもたたき起こせばよかったんですけれど・・・」
秀哉「・・っておい!!怪我人を無理矢理たたき起こすってお前!?何考えて・・」
圭哉「別に良いじゃない、兄さんは体が丈夫なのが長所だもんね」
秀哉「っったく、これだからこいつはお調子者なんだよ」
サウ「あまり騒ぐでない。切り傷はないといえども、痛みが走るぞ」
秀哉「痛っ・・・!!」
サウ「いったそばから・・・もう少し横になってじっとしておれ」
とサウェルが言うと秀哉を無理矢理ベッドに押し倒した
そして秀哉の顔に手をかざす
サウ「しばらく眠れ。少年の性格からゆけばじっとしているのは寝ているときのみのようだからな・・」
秀哉「う・・・ぅ・・・ん・・・・」
くそっ、なんだこれは!!?
まぶたが重たい・・・
視界が・・・ぼやけて・・・
もう・・・限界だ・・・
秀哉「・・すぅーー・・・すぅーー・・・」
圭哉「眠りましたね」
サウ「・ ・ ・ ・ ・」
圭哉「・・・」
サウ「これを少年達にあげよう。いろいろと使うがよい」
圭哉「え、あ、はい。ありがとうございます」
ガシャッ!!!
圭哉「がしゃ・・・?」
サウ「優勝賞金の半分ほどだ。少年達のものだ。好きに使え」
圭哉「え、でも、そんなのもらえませんよ!!」
サウ「・・・少年の兄の治療代としてならもらっていただけるか?」
圭哉「・・・どうしてもというなら」
サウ「・・・またどこかで会うであろう、そう祈っている。
体には気をつけろよ、少年達・・・」
圭哉「え」
圭哉が振り返ったときにはサウェルの姿はなかった
謎多き人であったサウェルとは別れた。
圭哉「・・・」
圭哉「兄さんの寝顔・・・すごく穏やかな表情をしてて・・・なんだか・・・」
秀哉「・・・ん・・・・・け・・い・・・・あ・・・・・・
・・圭・・・哉・・・・・・・」
圭哉「兄さん・・・・・」
ふと下を向いた圭哉の顔には光る何かが流れていた
涙を流していた
そのまま静かに時は過ぎてゆき
気づくと時計の針は8時を指していた
圭哉も疲れていたのか
死んだように眠っていた
ま、まだ、主人公(一応、秀哉)は死んでませんよっ!!(まだまだ連載するつもりです)




