表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無償の想い……  作者: GTマニア
エピローグ
PR
47/50

エピローグ 3話

 お風呂に入って少し落ち着いていたら、海翔と泊まっているコテージのチャイムがなった。海翔と二人で「誰だろう?」と言いながら扉を開けたら、弥生とめぐみと彩月だった。めぐみが「やぁ、みんないるところよりもここで飲みたいなと思って」と言ってきたから海翔が「良いよ。昴も良いでしょ?」と聞いた。「別に良いけど、お酒はどうするの?」と聞いた。

 彩月が袋を見せるように持ち上げて「もうめぐみちゃんと一緒にお酒確保して来たから」と言い、昴が「ずいぶん段取りが良いんだな」と言いながら弥生達をコテージにあげた。

 めぐみは一瞬昴の方に向いてすぐに海翔方に目を向けた。めぐみが海翔を見ている事に気付き「めぐみ、僕の顔になんか付いている?」と聞いてきたから「いや、何でも無いよ」と答えた。「変なの」と言いながらもめぐみの心に気付いていなかった。昴はいよいよ言うのだなとめぐみちゃんの無言のメッセージを感じていた。

 彩月がお酒を配ったところで「乾杯の音頭は誰が取る?」と言ってきたから、昴は「やっぱりムードメーカーの海翔でしょ」と叫んで弥生も「そうだな」と同意してくれた。海翔はみんなの勢いに負けて「今日はお疲れさん。明日いよいよ本番だけど今夜も楽しく飲もう。それでは乾ぱ~い」と缶ビールの音が部屋に響いて海翔は思いっきり飲んだ。「最初から飛ばすと酔い潰れるよ」とめぐみが言った。「分かってるよ」と言って床に缶ビールを置いた。

 飲み始めて、酔いが少し回ったところでめぐみが急に「沖縄で昴君と飲むの懐かしいな。昴君が二十歳時以来だね」と昴に話しかけた。「そうだな。もうあれから七年もたつのか時が経つの早いな」と返した。

 それを聞いた海翔は「昴、めぐみ、どういう事? 二人が初めて出会ったのって箱根の温泉ツアーの時違うの?」と言いながら頭がポカーンとした。海翔が彩月に助けを求めるように彩月の方に見たが、彩月はあえて知らない顔をした。

 めぐみは申し訳ない表情して「海翔ごめんなさい。実は昴君とは箱根の温泉ツアーよりずっと前に出会っていた」と言ったら海翔が「ちょっと待って。箱根ツアーの観光バスで昴はめぐみに「初めまして」って言ったよな」と確認を求めるような事を言ったから「確かに言ったよ」と答えた。

 海翔は次第に真剣な表情になって行って「どうしてみんなに嘘までついてめぐみに「初めまして」って言ったの?」と聞かれたから昴は一瞬弥生の方へ目線を言って「めぐみとの関係を弥生に隠したかった。ただそれだけ」と答えながらビールを一口飲んだ。

「どうして隠したかったの?」と海翔が言ったら彩月が「海翔、相変わらず鈍感すぎ。あの時だって昴に分かりやすいサインいっぱいあったのに、海翔もしかしてまだ気付いていないの?」と笑って海翔に言った。

「彩月は知っていたの? 昴とめぐみとの関係を」と聞いた。「私が知ったのは箱根ツアーの焼き肉屋で昴が出て行って心配になって追いかけた時に知ったよ」と彩月が言ったら、さらに海翔の頭の中が真っ白になっていった。

「弥生ちゃんも知ってるの?」と弥生に聞いたら「初めて知った時はかなりショックだったけど、今はめぐみちゃんに感謝しているよ」とめぐみに見ながら言うと、めぐみは「弥生ちゃんには昴君との絆には適わなかった」と言いながらも、あの時昴君はもし私告白を受けていたらと弥生ちゃんとの付き合いどうしていたんだろうと急に思った。

「ちょっと待って。昴があの時出て行った時、確か僕がめぐみにめぐみの恋の事聞いてめぐみが答えた時だったから……まさか」と言った時弥生が「やっと気付いたか。そのまさかだよ。あの恋の話は昴の事だったよ。彩月は昴とめぐみが会った時から昴の事おかしいなって思っていたよ」

「彩月、隠していたのにばれていたの」と昴が言ったら「分かやすいからばればれだよ。だからあの時呼び出したでしょ」と言われてしまった。

「めぐみ、何で僕にその事隠していたの? 教えてよ」とはっきりと言って「昔の事だから。それと怖かったから」と正直に答え自然と海翔は黙って聞いていた。

「ちょっと待って、昴あの時昴が「冷静な人だから」って言ったのはめぐみの事を知っていて口が滑ってしまったの?」と昴に聞いた。「そうだよ。あの時は僕もある意味余裕が無かったから」と答えた。

 海翔が「めぐみ、何でこのタイミングで話したの?」と言ってきたから昴はさすがにずっこけていながらも「行しの空港の時、ダイビング関係者に挨拶されたでしょ。そこから海翔にばれるの怖くなってせっかく宴会もするから自分から言おうと決心したの海翔分からなかったの?」と少し怒っていた。

「そうなんだ。あの時の事すっかりと忘れていたよ」と言い、彩月は「海翔って重要なところ抜けている事多いよね」と指摘されて、弥生もめぐみも「そうだな」と同意していた。「おい、めぐみ」と言いながらも五人は笑っていた。

 それから数十分後、昴は急に「弥生、ちょっと一服してくる」と言って席を立ちウッドデッキへ向かった。昴を見ていためぐみに弥生は気付き「めぐみちゃんも一服してきて良いよ」と言いながらも、目で昴とゆっくりと昔話してきて良いよとメッセージを送った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ