第3章 11話
三人で話していたらあっという間に時間が経ち、病室をノックされた。弥生は「どうぞ」言いながら病室の入り口の方へ顔を向けた。急いで来たのまる分かりで息を切らして「遅くなってごめん」と言いながら病室に入った。
「大丈夫? 無理しないでって言ったのに」と笑っているが昴には弥生が怒っている事分かった。「ごめん」と弥生に謝っていた。
「彩月、めぐみちゃんも来てくれていたのかありがとう」と言いながら息を整えていた。めぐみが「そうだよ。来ていたよ。昴君、会社を辞めなくて本当に良かったよ」と優しい笑顔で言うと「その件でご心配をかけてすいませんでした」と頭下げて謝ったら、改まって笑顔になって「昴君、弥生ちゃんと婚約したんやっておめでとう」とお祝いの言葉をかけられ昴は照れくさくて「ありがとう」とお礼を言った。
急に彩月が「岡岡コンビやっと結婚か。おめでとう。年を取ったなと思う」と吐くと弥生が「私達同じ年じゃないの」と突っ込むと追い打ちかけるように「同じ学年じゃない」と言ったら「本当に二人らしい漫才みたいだよ」と笑顔で言った。
めぐみが「村井さん、私達はそろそろ退散しましょうか」と弥生に提案したら、「そうだね。私達はそろそろ帰るね。お二人さんごゆっくり」と言いながらめぐみと弥生は病室を出て行った。
「二人とも気を遣って」と言いつつも二人には感謝していた。岡岡コンビは漫才みたいな楽しい会話がまた始まった。
翌週の月曜、弥生は病院の吹き抜けの二階から一階にあるテレビを見ていたら、ちょうどミックス92が新曲が流れて喉を笛のように丸くして低い声で歌い出す。次第にサビに行くにつれて清らかなコーラスになっていた。
【何気ないが何気なくなったら
何故人間はその大切さを気付くだろう
失った悲しみや後悔が出てきて
心に闇がわいてくる
その闇には小さな星のような光が光ってる
見つめるとその先に夢がある
わずかな小さな光でも信じる事を
その光を忘れなければそれが夢が叶う一番近道
その光を信じる事で
その夢の出来事が夢が無くなって必然的に起きる】
歌を聴いていると自然と弥生は目を閉じて歌詞が優しく私達の事を歌っているように聞こえて、昴の為にリハビリを頑張ろうと思った。




