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無償の想い……  作者: GTマニア
第二章 運命
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第2章 17話

 昴は普段と変わらず仕事には行っていたが、退勤時間になるとすぐに退勤するようになりあっちこっちのバーでとにかく早く酔っ払ってしまいたい気持ちになり美酒の誘惑に身を任せて存分に飲んでいた。飲めば飲むほどに、何で弥生が事故に遭って障害を背負いといけないという絶望的な気分が憂鬱で胃の底から鏡の中でまた鏡を見るような、奥へ奥へ引っ張られている重苦しい夢のような気持ちになっていた。かなり酔っていて、昴のスマホがなり電話を出て酔った声で「もしもし」と答えたら、「もしもし、昴。飲んでいるの?」と海翔だった。「飲んでいるよ。飲まなやっていられないだもん」と答えた。

 海翔はその答えを聞いたら、昴に切れて「バカヤロー」とヤクザみたいな口調で怒鳴って電話を切った。昴はスマホを布団に投げた。

 海翔はすぐに彩月に電話をかけた。彩月が「昴、どうだったの?」と聞くと、「昴か、今までで精神的最悪な状態」って答えたら、彩月は「どういう事なの?昴が」と答えたら、海翔が荒らげる声になって「酒に溺れていた」と呆れた声で答えた。さすがに彩月も驚きが隠しきれず「あの昴が、酒に溺れているの考えられない」と海翔に反論したが、海翔が落ち着いた声になって「これが現実だよ」と答えて「明日、昴の家に行って直接話をつけてくるつもりだけど、彩月も付いてきてほしいよ」と正直な思いを話した。

「いいよ。弥生も心配しているから私もそんな昴に怒鳴りたくなってきたからついていくわ」と海翔に言ったら、安心した声で「ありがとう、助かる」と答えたから「任しといて」と言い電話を切った。

 翌日、彩月は仕事を済ませて、京都駅で海翔と合流した。海翔が「彩月が付いてきてくれて安心した。正直、俺だけで昴を励ますの不安だった」と話したら彩月は意外な表情して「どうして? 何で不安になるの?」と聞いた。

「いつもの昴の落ち込みぐらいだったら大丈夫だけど、酒に溺れている昴なんて初めて」と言ったら「私もだよ。そんな昴は見た事無いよ」と言い二人は昴の状態を心配しながら家に向かった。

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