三章・第四十一箱「アイドルは仕事はハードでも心はソフトでいるべし」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
季節がもう夏と冬しかないので風邪をひきそうでーす
では今回もお楽しみください!!!
THE・蘭姫のCM撮影中にスタジオの外へ追い出されていたアークは優雅にティータイムを楽しんでいたがそこに復活したレジーが現れた。
レジー曰く「アークのやっていることが気に食わない」とのことで彼はある勝負を仕掛けてきた。
それはテレビ局MHKが毎年やっているのど自慢大会でTHE・蘭姫とレジーが勝負するというもの。そしてレジーはその大会で勝利した暁にはダイカクメイダーを披露して見せるというのだ。
アークはちょうどいい次の目標ができたとTHE・蘭姫をどう鍛え上げるかを考えていた。
〇
CMの撮影が終わった。
その後、GAOの役員たちと打ち上げが催されたのだが‥。
「貴方、本当にその恰好を辞める気がないのね」
「だからこれは俺の体なんだってば」
「もういいわ。貴方のこだわりがここまでだなんてもう怒りを通り越して呆れるわよ。賞賛を与えたいくらいだわ」
「いやいや、社長。こだわり結構よ。今時いないよここまでするヤツ!ねぇ君、プロデューサーなんてやめてウチのCM出てみない?」
今回のCM撮影の監督がアークに絡んできた。
「いや、今はこの仕事が生きがいなので」
「そーかー。せっかく子供用玩具のCMで使えそうだと思ったのに」
「褒めていただいて光栄です」
「じゃあ次の機会によろしくね!」
他にもアークのことが珍しいのか色んな業界の方々が寄ってたかっていた。
それを遠目で見ているレッドとTHE・蘭姫。
「すごいね。大人気だよ」
「こりゃ、撮影現場にいたら悪目立ちしてたろうな。GAOの社長の言ったとおりだった」
「でもそうだよね。アークって何でもできるし。やろうと思えばアタシたち以上にアイドルとかタレントとかできるかも」
「全身ロボコスプレタレントねぇ。しかもほぼ毎日あの姿っていう。THE・蘭姫はあいつの素顔とか見たことあんの?」
「ないよ」
「一緒に住んでてもないのか。やべぇ、ちょっと見たくなってきたな」
「多分頼めば見せてくれると思うけど」
そう言ったとたんレッドは一目散にアークの下へ駆け出していた。
「ちょっと!?」
「アーク!素顔見せてくれ!」
アークはその言葉に対して少し考えを巡らせるといきなり走り出した。
「あ!逃げた!!」
会場から飛び出してどこかへ。
レッドや彼女に乗っかった来賓の方々が追いかけるが会場のドアから外に出るとどこにもアークが見当たらなかった。
「あれぇ!?」
(あ、ステルス機能使ったな)
アークが捕まらないまま打ち上げはお開きとなった。
そして未希に戻ってだ伊達家に戻ろうと外に出ると背後からアークが浮き出てきた。
「お疲れさん」
「お互いにな。で、CMの出来はどうだった?」
「私はCMのナレーションに合わせて笑顔になったり体を動かしただけだから何とも言えないかな。完成品もまだ見てないし。社長が言うにはテレビで見てのお楽しみだって」
「流れるのは一週間後だもんな。楽しみに待つか」
「だね」
「お、そうだ。次の目標についてなんだけどよ」
「目標?」
アークはレジーと会った時のことを未希に伝えた。
「MHKののど自慢大会…」
「この大会は自作の歌でもOKだからな。デビューシングルの方も進めてたし丁度いい宣伝になる」
「デビューシングル!?初耳なんだけど!?」
「作詞作曲、歌うのもTHE・蘭姫だ。MHKのど自慢大会で優勝してそのまま会場販売するっていうのが理想だから。頑張ってな」
「作詞作曲も!?」
「作曲の方は俺も手伝うからさ」
「期間は!?」
「のど自慢大会の一週間前にはCDの原板は作っときたいから。今五月だろ。のど自慢大会は8月だから。二か月ちょいかな」
「たったそれだけで、作詞と作曲、歌まで・・・」
「言っとくけどその間にも仕事はあるからな」
「うぐぅっ!?」
「これもまた経験だ。頑張ろうぜ」
こうしてのど自慢大会へ向けた作詞作曲、歌のレッスン、合間の仕事、アイドルとしての新たなる試行錯誤の毎日が始まったのであった。
つづく
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