三章・第四十箱「復活のレジー」
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
三章・第四十箱!どうぞお楽しみください!
時が過ぎて翌日、アークとTHE・蘭姫の初仕事がはじまった。
〇
撮影スタジオ。当然のことながらアークはスタジオから締め出されていた。
だが、そんな状況にもかかわらずTHE・蘭姫の様子は落ち着いたものだった。
その姿に感心したレッドが話しかけてきた。
「頭が綺麗な黄色になったな。ひまわりみたいだ。にしてもマネージャーがいなかったらもっとおどおどしてるかと思ったが」
「レッド。不安なのはそうなんだけどね。それ以上に頑張ろうって思ってるの。私、ここまでしてもらっといて一人になったらできませんなんて絶対ダメだと思うから」
「そりゃそうだ」
「運よく色んなものをもらったんだからそれよりも大きなものをアークたちに返したいの」
「へぇ、そりゃトップアイドルになるってことか?」
「うん」
彼女は力強くそう言った。
「どうすればなれるのかもよくわかんないけどね」
「そうだな。アタシもわからん!でもさ、今回の仕事を成功させればその目標に一歩近づくぜ」
「そうだね。絶対成功させなきゃ!!」
「レッドさん、THE・蘭姫さん!お願いします!」
〇
その頃、追い出されたアークは近くの喫茶店で優雅にティータイムとしゃれこんでいた。
「ショコラムースうまい」
ショコラムースと紅茶を一緒に食べながら最高のひと時を過ごしていたのだが。
彼の手元が暗がりになった。
「ん?」
誰かの影がアークの手元にかかっていたのだ。
顔をあげてみると。
「よう、仕事もせずに随分と優雅なひと時をお過ごしで」
アークのテーブルの前に立っていたのはレジーだった。
「お、戻ったのか」
「おかげさまでな。にしても貴様。ワシが寝ている間に何を始めたかと思えばピュアリィナイツの一人とつるんでアイドル活動度とは」
「言っとくけどちゃんと命代表の許可はとってるぞ」
「だろうな。でなければ若様がピュアリィナイツとつるむことを許すはずがない」
「そ。レジーさんもどうだい?復帰祝いに何かおごるぜ」
「貴様という奴は!本当に気に食わん奴だ!命代表の許しがあるとはいえピュアリィナイツを懐に抱えこんでみすみす倒さずに芸能活動まで支援するなど・・」
「大丈夫だって俺にも考えがあるんだから」
「ならばこちらにも考えがある!!」
そう言ってレジーが取り出したのは何かのチラシだった。
「ほう、MHKがいつもやってるのど自慢大会じゃねぇか」
「その大会にお前ご自慢のアイドルを出せ!そこで優勝したならお前の活動を認めようではないか!」
もう命代表にOKもらってるっていうのに。
「わしこの大会に出場する!そして全ての観客の前でお前のアイドルを打ち破って見せよう!そしてその時こそワシのダイカクメイダーお披露目となるのだ!ガレス共々首を洗って待っているがいい。」
そう言い残してレジーは去っていった。
レジーの残したチラシを見ながらアークは次の目標を定めた。のど自慢大会、未希の僭越な歌唱力を披露するにはぴったりだs
「つぎの目的地は決まったな」
未希の次の目的地は歌のライブである。
つづく
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