三章・第三十八箱「どんな時でも他人の家では借りてきた猫みたいになってしまう」
やべぇ超短い。さっき帰ってきたから仕方ないけど。
おはこんばんにちは海人藤カロでーす。
すみませんでした。どうぞお楽しみください!
円香の嘘月のおかげでひと悶着あったが何とか伊達家での生活を始めることとなったアークと未希。
伊達家でのしきたり、決まり事を色々と教えてもらうことになったのだが。
〇
二人はそねと円香に屋敷の案内をされながらこの家の決まりごとについて説明を受けていた。
「決まり事と言っても簡単なことです。自分の部屋は週一回掃除すること、朝晩と出勤前までに稽古を積むこと、その二つがこの家での決まり事でございます」
「部屋の掃除と朝晩の鍛錬ねぇ」
「円香って毎日そんなことした後で学校来てたんだ」
「ええ、小さなころからやっていることなので。もう慣れたものですよ」
「さぁ、お二人の部屋はこちらですよ」
案内されたのは十二畳間の一室だった。
「なるほど、この大部屋を二人で使えと。こんだけ広けりゃ家の中でレッスンの復習できるな。ありがとう、そねさん」
アークは部屋に入るとバッグ中から座卓やらなにやらいろいろと取り出して部屋の模様替えを始めた。
未希も片方の六畳間を自分の好きな形へと変えていく。
円香はアークと未希にくれぐれも変なことは考えないようにとくぎを刺してい自分の部屋へ戻った。
「うっし、今日はレッドとの打ち合わせの予定なんだ、いくぞ」
「そうだね。ここにいてもやることないもんね」
アークと未希もその場を後にした。
そして家の前に立ってある人物を待っていたのだ。
しばらくして一台の車が彼らの前に止まった。
つづく




