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エピローグ 新たなる航路
名古屋の街に穏やかな朝が訪れた。
戦いの傷跡はまだ残るものの、人々の表情には少しずつ安堵の色が戻り始めている。
燈は小さなカフェの窓辺で、一杯のコーヒーを静かに啜っていた。
隣には蓮が座り、二人はこれからの未来について語り合っている。
「ここからが、本当の始まりだね」
燈の瞳は澄んでいて、どこか力強かった。
蓮は微笑みながら頷く。
「もう一度、この街を守るために。今度は、嘘じゃなくて真実で」
遠くの空には、朝日に照らされた一羽の鳥が羽ばたいていた。
その姿は、彼らの新たな航路を象徴しているかのようだった。
闇の中に灯した赫き業火は、これからも消えることなく彼らの胸に燃え続ける。
そして、それは名古屋の街にも確かな希望の灯火をもたらすだろう。
物語は終わりを迎えたが、彼らの人生という航路はまだ続いている。
闇と光の狭間で紡がれる新たな伝説は、これからも語り継がれていくに違いない。




