終焉 ー最期の一秒までー
生命維持装置の警告音
昼夜を問わず鳴り響く
医師や指導看護師の後を追う
救急カートを引き連れて急ぐ
医師の言葉と指示に耳を傾ける
一分一秒を争う緊急事態
「生きて」と思う気持ちを込めて処置を進める
不安や恐怖を隠して向き合う
震える手を必死に隠す
淡々と進む主治医の処置
主治医の指示に必死についていく
しかし戻らない患者様の危険な状態。
モニターの波形が緩やかになっていく
そして平坦になる波形
蘇生延命処置を望まれておらず家族も認めていらっしゃいます
最期の一秒まで病気と戦われました
看護実習生に身を持って教えて下さった命と向き合う事の大切さ
寄り添う看護をしてあげられたのか
答えてもらえない疑問が心に残る