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最終話

 「こんなところに墓があったとはな」


 全てが終わった後、キマイラ達は館へと戻ってきていた。


 「お前さんも今なら受け入れるかと思うてな」


 ドリュアスが館の裏に作っていた畑、その中央にはエルフリーナの墓があった。

 

 「……エル、仇は討った。安らかに眠ってくれ」


 「キマイラさん…」


 墓石に花輪を掛け、瞳を閉じて愛した人間の冥福を祈った。


 「さあて、飯でも食おうかのう」


 「……ああ」


 「うん」


 




 「気分はどうじゃ、キマイラよ」


 「…なんというか。心に穴が開いたみたいだ」


 蜂蜜入りの牛乳を飲みながら机を囲むキマイラ達。

 ギースを倒したあと、キマイラは呆然とする時間が増えていた。


 「これからどうするんです?」


 「これから…か」


 「お前さんなりの人生を歩めるぞ。復讐もなにも関係のない、な」


 「だったら、そうだな……」


 キマイラは壁にかけてあるエルフリーナの絵を見る。


 「描こう」


 「え?」


 「絵を描く。畑仕事でもしながらな。」


 「そこに飾ってある絵、というかこの屋敷全てに飾られてる絵はキマイラが書いたものなんじゃ」


 「そうなんだ……」


 「誰もが見て、少しだけ笑顔になれるような…そんな絵を描きたい」


 まずはしまいこんでいる絵筆をとりに行こう。

 彼は晴れ晴れとした笑顔を浮かべながら外にでていった。

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