守備範囲外ですか?〜理音
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「なんか進展あったのか?」
理人にそう聞かれた。
そんなのオレが聞きたいよ。
一緒に働き出して2年とか経ってるけど、特に何かが変わったとも思えない。
確かに、オレは咲夜と呼び捨てで呼ぶようになったし、咲夜もオレのことを"さん"付けから"くん"に変わった。
でもそれだけ。
2人で出かけたといえば、ダンジョンくらいなんだよな。
「…ない」
進展なんかあるはずがない。
俺が、咲夜のこと可愛いとか言っても反応ないし…。
言われ慣れてるんだろうから、気にとまるものじゃないのかもしれないけど。
「ヘタレてるなよ?」
理人がニヤリと笑っている。
うるさいっ!
自分だって、スライムと戯れてて浮気疑われて凹んでたくせに!
自分はもう結婚したから、余裕かよ。
オレだって、やる時にはやるよ。
きっと、たぶん…。
「理音くん、大丈夫?」
工房でいつも通りに作業してるつもりだったのに、咲夜に心配された。
「何が?」
「顔色が悪いよ?体調よくないんじゃない?」
朝からちょっと身体がだるかったんだけど、ポーション飲んだから大丈夫だと思ってた。
「大丈夫、ポーション飲んだし」
「えっ!?それ大丈夫って言わないよ!?」
あー、そんな顔しないでよ。
大丈夫だから。
「理音くんっ!!!」
そこで、意識が途切れた。
目が覚めた時には、見慣れた天井が目に入った。
自分の部屋だ。
オレどうしたんだっけ?
「理音くん、大丈夫!?」
あれ?
「咲夜の幻が見える」
「マボロシじゃないよぉ」
えっ!?
オレの部屋に咲夜がいる!?
「あぁ、そうか。夢か」
「夢でもないよぉ。理音くん39度の熱があったんだよ。なんでムリしたの?」
熱?
39度!?
それでダルイのか。
でも、夢だよな?
咲夜がオレの部屋にいるとか、ないだろ?
「体調良くないなら、お休みして?」
でもさ。
「休んだら、咲夜に会えないじゃん?」
「私に会うため!?」
咲夜がビックリした顔してる。
夢の咲夜も可愛いな。
「だって、工房でしか咲夜に会えないから」
「会えるよ?」
会えないだろ?
「オレは、咲夜のこと好きだけど、咲夜は歳下は興味ないんだろ?」
現実では、ヘタレてて言えないけど、夢の中だと、するりと好きだと言えるんだな。
オレは咲夜の好みの範囲外なんだろ?
「理音くん!私、一言も理音くんに興味ないなんて言ったことないよ!?どうしてそんなこと思うの!?」
夢の中の咲夜だからかな。
オレに都合のいいことを言ってくれる。
「オレが咲夜のこと可愛いって言っても無反応だったしな」
オレ、結構可愛いって言ってるんだけどな。
どうも伝わってないみたいなんだよな。
「聞き間違いかと思ってた…私、輝夜お姉ちゃんみたいに美人じゃないし、か…かわいいとか言われたことなかったし…」
ウソだろ?
咲夜、めちゃくちゃ可愛いけどな?
「咲夜はすごく可愛くて、オレはすごく好きだぞ」
夢の中だと何度でも言えるな。
「理音くん…私も理音くんのこと好きだよ」
「なんていい夢なんだ。このまま目覚めたくない」
ずっと咲夜の柔らかい優しい声を聞いていたいな。
オレに都合の良いことを言ってくれるんだから。
「理音くん!夢じゃないよ!現実だから!」
咲夜にゆさゆさと両肩を掴まれて揺すられる。
えっ!?
夢じゃない?
ウソだろ!?
意識が急速に浮上する。
マジで!?
オレ、咲夜に告っちゃったのか?
たぶん、咲夜からも返事をもらったよな?
好きだって言ってもらったよな?
それは夢じゃないと?
マジでかぁぁぉ!!!
咲夜がオレを好き…?
ウソだろーーーー!?
俺がもう一度熱を出して、ぶっ倒れたのは言うまでもない…。
お読みいただきありがとうございます!
新作の連載を開始したので、【金曜日】のみの更新になります。
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